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アルジャジーラ放送局が世界で大ブレイク

アルジャジーラは、中東カタール・ドーハに本社を置く衛星テレビ局です。1996年11月1日にカタール政府からの出資金によって設立されて放送を開始しました。海外に多くの記者を派遣して取材した映像などを世界中のテレビ局に販売するなどして運営しています。現在、世界に80の支局をもつ大きなテレビ局になっています。

最初に1チャンネルで始まった放送は、現在は英語チャンネル、スポーツチャンネルなど多彩なチャンネルで放送が行われています。

目指したものは近代的メディア

アルジャジーラの特徴は、それまで政府がコントロールしていたテレビ局の報道を改めて、西洋の近代メディアを手本にして、自由に報道を行おうとしたところにあります。その前には、1994年からBBCとサウジアラビアの衛星企業Orbit社が10年間の提携関係を結んでいましたが、BBCが中東の反政府的な勢力にも取材を行って報道した事でサウジアラビアなどと亀裂が生まれて、契約完了を待たずに2年で終了となりました。そこで、アルジャジーラが生まれ、このBBCで訓練を受けた社員を受け入れたという流れです。

開局当初6時間放送でしたが、1997年に12時間の半日放送となり、1990年に24時間放送に拡大しました。アルジャジーラは、戦地などにも取材に行く優秀なジャーナリスト・記者を抱える事によって、2001年アメリカのアフガニスタン侵攻の報道などに成功して有名になりました。こうした戦地取材の過程において、記者・カメラマンが死傷するなどしています。

アメリカと異なる視点で報道

アメリカ軍を中心とした戦闘では、ほとんどの情報がアメリカ側に偏ったものになりがちでしたが、アルジャジーラが独自の視点で報道を行った事により、アルジャジーラの価値がますます高くなったとされています。

アメリカ軍兵士の遺体を放送するなどして、アメリカ政府から空爆ターゲットにされるなど、報道が政治問題に発展する事も見られました。

肥大化した放送事業のスリム化

2016年4月には、原油価格が大幅に下落した事で、政府が1兆円を超える財政赤字に陥るとされおり、アルジャジーラが全従業員5000人の10分の1にあたる500人を削減すると発表しています。フェイスブックなどのSNSが利用される事で、映像コストの削減が求められている事も一因ではないかとされています。

2013年1月には、ゴア元米副大統領が創設したテレビ局である『カレントTV』を5億ドルで買収して、『アルジャジーラ・アメリカ』として放送事業を開始しましたが、スポンサーが思うように付かずに閉鎖されて、従業員700人がリストラされました。