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今年の政治のキーワードは「漂流」だ、と中野晃一さんは言います。何がしたいということもなく、ノーマル(標準)の軸もぐらつき、新元号であたかも新しい時代が始まったかのようなムードが作られる中、コアな支持者向けに「改憲」の旗がむなしくはためく。
中野さんによると、アメリカではトランプ政治を論じる時、「ガスライティング」という言葉が使われるそうです。映画「ガス燈」(1944年、主演イングリッド・バーグマン)に由来するこの言葉は、正常な感覚や判断力をだんだんと失わせていくことを意味します。政権があまりにもデタラメなことをあまりにも頻繁に繰り返すと、人々はそれはおかしいと思う自分の判断に自信を持てなくなり、また応対に疲れてしまい、思考停止に陥る。この現象がアメリカや日本だけでなく、世界的に広がっている、と中野さんは警鐘を鳴らします。
2020年はどうなる? お先真っ暗なようでいて光明は見えている、という中野さんの予測が当たりますように。