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ふなご やすひこ 難病ALS当事者

ふなご やすひこ 難病ALS当事者
ふなご やすひこ 難病ALS当事者
難病ALS当事者
全身麻痺ギタリスト
株式会社アース副社長
 
生年月日:1957年10月4日
岐阜県生まれ。千葉県立南高等学校から拓殖大学政治経済学部を卒業。1982年 酒田時計貿易㈱入社、商社マンとして活躍。1999年 41歳の夏に突如、箸、歯ブラシ、ペンが上手く握れなくなる。翌年5月ALSの告知を受ける。麻痺は全身に及び、2002年 人工呼吸器、胃ろうを装着。2008年 最後まで働いていた右手中指も麻痺。現在は歯で噛むセンサーでPCを操作しながら詩歌や童話などの創作活動、意思伝達装置「伝の心」を用いての講演活動に取り組む。松戸市常盤平在住。
 
私は今、看護・介護サービス事業の㈱アース(松戸市)取締役副社長、サービス付高齢者向け住宅「サボテン六高台」の名誉施設長として経営監視を担っております。健常者なら1秒ですむパソコン作業が私には1分かかる状況の中、「苦難は幸福の門」と信じ執筆・講演活動をしています。
 縁あって11年前に立正大学で講演し、文学部哲学科のゼミ生の卒業論文の指導を学生と対話しながら担当するようになりました。これまでに一番印象深い対話が「命の役割」についてでした。これがきっかけで「命の静から動への移行の中に感動がある」という講演をしました。また2015年3月発行の「立正大学人文学研究所年報(別冊)」には、人文学研究所客員研究員としての論文扱いの講演原稿三篇が掲載されました。
 2014年には時事通信社配信の連載コラム〈「ALSそろり社会参加」12回〉を執筆した他、2015年には日経新聞社の連載コラム〈「患者の目」4回〉を執筆しました。現在は、福祉業界新聞シルバー新報の連載コラム「フナgoスタイル ALS副社長の業務日誌」を執筆中です。
 
【著書】
『生きる力』(岩波書店 2006年)共著
『しあわせの王様』(小学館 2008年)共著
『三つ子になった雲』(日本地域社会研究所 2012年)
『死ぬ意味と生きる意味』(上智大学出版 2013年)共著
『しあわせの王様』増補新装版(ロクリン社 2016年)
『「終活」を考える―自分らしい生と死の探求』(上智大学出版 2017年)共著
他、論文扱い雑誌寄稿/4篇