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【UPLAN】
「あいつら日当目当てで運動している」という言説は私の父が電通時代の50年前からやっていた。父の当時の対象は水俣病で、チッソ本社に座り込んだりデモ隊の人々をみるたびに「あいつら共産党からもらう5000円の日当が目当てだ」と言っていた。SNSのない時代だが電通には溢れる資金があった。仕事が終わった社員に毎晩5000円渡して新橋の居酒屋に呑みにいかせ「今日のデモ隊共産党から日当もらってんだってさ」とばら撒いた。ベトナム反戦運動や原発反対運動にたいしても同じ手法を使った。当初運動に同情していた支援者は「結局カネ目当てかよ、だましやがって」と憎悪の塊となり、若者の正義感は「天に代わって退治してくれる」という復讐心に満たされた。
50年たった今も同じである。それが「島耕作の辺野古」なのである。