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「急激に軍事化が進む与那国島の現状調査視察報告集会~戦争の脅威と島の暮らし」

2024年10月21日午後8時からの第556回UIチャンネルは、沖縄取材班が製作した映像「急激に軍事化が進む与那国島の現状調査視察報告集会~戦争の脅威と島の暮らし」を放送します。

報告集会の概要
・与那国島の軍事拡大は沖縄全体に大きく影響
・日米合同訓練や自衛隊基地強化が強行されている
・人口増で経済活性化のはずが、今や島外避難計画
・ミサイル部隊配備予定地には貴重な文化財遺跡ある
・自衛隊駐屯地とミサイル予定地隣接の比川新港計画
・新港は海やカタブル浜、重要湿地「樽舞湿地」を破壊
・空港滑走路の延長と特定利用空港・港湾の指定要請
▶民間交通の物流拠点として祖納港の改修工事を急ぐ
▶姉妹都市の台灣花蓮市との交流交易と自立ビジョン
 
登壇者(報告者)
・主催者挨拶(瑞慶覧長敏、沖縄を再び戦場にさせない県民の会 共同代表)
・報告①国会議員団(髙良鉄美 参議院議員)、与党会派県議団(瑞慶覧長風 県議会議員)
・報告②比川新港の技術的問題点(北上田毅 平和市民連絡会・土木技術者))
・与那国島からの訴え(田里千代基 与那国町議員)
・石垣島からの現状報告(内原英聡 石垣市議会議員)
・宮古島からの現状報告(下地茜 宮古島市議会議員)
 

【与那国島視察及び地域住民との意見交換会】
趣旨
2022年12月閣議決定された安保三文書では、中国の台湾への武力侵攻を避けがたいかのように捉え、「中国の台湾侵攻」は「日本有事」に繋がるものとして、自衛隊の総力さらには民間インフラの全てを動員して対抗していくことを謳っている。そのため沖縄をはじめ奄美大島、馬毛島に至る南西諸島での自衛隊基地建設・既存基地強化が凄まじい勢いで進められている。また実戦さながらの米軍との共同軍事訓練が相次ぎ、島々に戦闘車両が住宅地域を走行するなど「本当に戦争が起きるのか」という恐怖を抱かせるようになった。

特に中国・台湾に近い沖縄における自衛隊基地の強化は、与那国島、石垣島、宮古島の先島地域をはじめ沖縄島の各地で自衛隊基地の開設・強化が進められている。このように急激に軍事強化が進められる県内情勢にあって、とりわけ与那国島における自衛隊基地の建設・増強は2016年の陸上自衛隊沿岸警備隊開設に賛成した島の有力者が「騙された」と述懐するほどの状況で、何より糸数健一町長が『一戦を交える覚悟を持つべし』と県外講演で述べるなど、政府・防衛省・自衛隊と一体となって軍事強化の先頭に立っていることが大きな懸念である。現に町が進める与那国空港の拡張、樽舞湿原の港湾開発計画は地域 活性化の名目で進められようとしているが、湾開発計画地に隣接するようにミサイル基地建設が計画され、島はそれこそ軍事の島と化してしまう。

『沖縄を再び戦場にさせない県民の会」では、与那国島の軍事化の現状を現地で直接学ぶため、何より不安のただ中にいる地域の皆さんと意見交換・懇談する機会を設けるため、視察団を設定した。「南西諸島軍事化」の全体像を肌で感じるには不十分であるが、今回の行動を通して今後の沖縄の平和を求める大衆運動ならびに国会、県議会活動に反映していく。
 
視察団
北上田毅(平和市民連絡会・土木技術者)、赤嶺政賢・高良鉄美(国会議員)、山内末子・照屋大河・米須清一郎・仲宗根悟・瀬長美佐雄・瑞慶覧長風(沖縄県議会議員)、·瑞慶覧長敏・具志堅隆松・山城博治・比嘉盛人(県民の会)

受入れ
田里千代基(与那国町議会議員)、猪股哲、狩野史江、地元有志の皆さん
 
主な訪問・視察先
·久部良港、樽舞湿原(新港建設予定地)、ミサイル基地建設予定案
・崎元俊男町議会議長との面談、寺村有美恵教育長との面談
・地域の皆さんとの意見交換 (与那国町複合型公共施設・会議室)
・視察のまとめ、与那国町「開発と平和」勉強会(岡田実拓殖大学教授)


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