ええ、そろそろ始めます。すいません。スタッフもいないもんですから、いきなり自分で本人が始めて、本人が1時間前に到着してセッティングから始めています。裏方の人かしら? と言われながら、最後にタスキをつけるっていう状態で始めました。改めまして、皆さん、こんにちは。れいわ新選組から立候補しております。大西つねきです。
(拍手)
今日はですね「希望とワクワクを配るつねきツアー名古屋」ということで、今日から私、名古屋、大阪、神戸、それから岡山、広島、それから福岡まで、周っていきます。そのあと一旦、首都圏でれいわ新選組の街宣が「れいわ祭」っていうのが7月12日に品川であります。それに出て、あと、13、14はまだ決まってないって言ってるんですけども、まあまた首都圏の方で何かあると、そういった話になっているので、13、14も基本的には首都圏にいると。で、15日東京で、こういった形の演説会をやって、その後、今度は北海道に飛んで、仙台行って、それから新潟、で、もう一回東京に戻ってっていう、本当にね、短い選挙戦なんですけど、その間、なるべく多くの人に会いに行こうと思ってます。
僕が皆さんに今日届けたいのは、ワクワクと希望です。皆さんね、ワクワクしてるんじゃないかと思うんです。本当に何かが変わり始める時って、そういうね、空気が蔓延し出すんです。蔓延ってあんまり良い言葉じゃないんですけどね。そういう空気が本当に今、大きくなり始めていて、すごい期待感が高まってるんで、それがね、どうしてかとかね、それが本物だということを、皆さんに伝えるために、なんで皆さんがそう感じているのか、そういったことも伝えるために。
それから、もちろんね、普段、僕、街頭演説で喋ってるとなかなかこれね、時間も短くて、その上、昨日なんか財源の話をしてて、いきなりね、昨日も新橋で街宣してたら、蓮池さんかな「消費税反対!廃止だ!財源はあとで話を」っていきなり僕に振られてね、「それ何分で説明しろって言うんだ?」って感じで振られてるんですけど、なかなかやっぱり街頭では難しいです。ある程度、ほんと時間をとって皆さんに聴いていただかないとダメな話なんで。なので、こういった会を催してそれからYouTube Liveで常に配信してます。今日、すいません。もしかしたら、音が悪くてネットの皆さんにはご迷惑をかけてると思うんですが、それは何とか明日には改善して、ひたすらこういうYouTube Liveで、誰でもとにかく聴いていただけるということをやろうと思ってます。
ということで、まず僕の原点というかね、政治をやろうと思ったきっかけ。そもそも僕2011年に政治団体を設立しました。その時にね、一番最初にやったのは何かっていうと、こういう「希望〜日本から世界を変えよう」って、こういう本を書きました。なんでこんな本を書いたかっていうと、2年間かけたんです。この本書くのに。結局ね、今の政界に一番不足しているのはこれなんです。何をするかっていうね、それがないまま、結局、バラバラになってくっついて政党でございます、みたいなことやってます。今、政党ってどのタイミングでできるかっていうと、たいていですね、選挙の直前か年末ですね。それは政党助成金があるからね。
今回のれいわ新選組は違いますよ。政党じゃないから。一般政治団体です。だから、国会議員がバラバラになってくっついたんじゃなくて、何かやろうという、それがあってくっついたっていう、人が集まったっていう、そういう形ですね。
で、何かやろう。何をやるんだ? それが一番肝心です。だから僕は政治団体、最初に設立した時に、2年間かけて、「何をするか、俺は何をしたいんだ?」政治家としてね。それを本にまとめました。結局、それがないと政治家とか政党とか仕事になりません。で、ここに書いてあるのは本当に根本的なところです。
僕は2011年に政治団体を設立してから、何をずっと言ってるかというと、今の金融システム、今のお金の仕組み、これがすべてを破壊していると。我々が直面しているたくさんの大きな問題「格差、貧困、戦争、病気」。そういったものは「環境破壊」もそうです。すべてお金の問題からきてるということを言っていて、それを変えるために政治団体を設立しました。なんで政治団体を設立したか? そんなこと言ってるような政治家も政党も他にどこにもないからです。ないものはつくる。だから、それをやってます。で、さすがに2年間かけてる間に、頭の中がごちゃごちゃになってきて、最後の方は何を書いてるんだかわからなくなってきちゃったんで、かなり、あまり整理されてないです。だから、それを、改めて整理して書いたのが「私が総理大臣ならこうする」という去年の年末に出した本です。ここには本当に私がやろうとしてることを、より整理した状態で書いてあります。今日も後ろに、今、アマゾンで売り切れで買えないらしいので、もし、よろしければ、消費税抜きで今日売ってますんで。お得なやつ。すぐ手に入る。消費税反対ですからね。消費税は撤廃が必要です。
何で消費税は撤廃しなきゃいけないのかって話を今日はします。これはね、もちろん苦しいっつうのもあるんですよ。っていうか、もっと本質的な理由があります。だからそれを皆さんに説明したいと思うんですね。
で、大西つねきが政治をやる理由。僕はですね、基本的にですね、政治家って普通ね、日本のためとか、国益のためって言いますよね? ちょっと僕違います。もっともっとでっかい事を考えてます。もっと世界中の子どもたちのためとか、地球のあらゆる命のためとか、そういう本当にでっかい事を考えています。今、まさにそういう時代だと思っているんですよ。
まぁもちろんね、日本の政治家としてやるからには、「皆さんのために」って言うのはあるんですけど、実は皆さんのためにだけじゃなくて、日本の皆さんのために働いて日本の皆さんをより良い状態にする事によって、僕は世界がもっとより良い状態になると思っているんですね。だから僕は日本から世界を変える、最初の本のタイトルのサブタイトル「日本から世界を変えよう」というこういうサブタイトルになっています。
何でかっていうと、僕がこの本の中で言っている事、お金が発行の仕組みを変えるなんて事を本当に日本でやってしまったら、日本だけで終わる話じゃないんです。「日本だけ良かったね」じゃなくて、これは世界中が変わっちゃう話なんです。何でかっていうと世界中の国がほぼ同じ様な金融システムで、同じようなお金の発行の仕組みをやっているから、もしそれを日本で変えてしまえば世界を変えてしまことになるんだ。だから最初から日本から世界を変えようって。で、この中に本当の希望がつまっている。僕は皆さんにその希望を配りにきました。
で、大西つねきが政治をやる理由、そもそもこの国っていうのは、世界一のお金持ち国なんですよ。ほとんどの人がその事を知らないんです。世界一のお金持ち国なのに7人に1人の子どもが貧困状態です。僕ね、近所の高校で、横浜市青葉区の近所の高校で、これは教育困難校って言われている、所謂まぁ勉強があまり得意じゃない子たちの集まっている高校です。そこで毎週木曜日、校内カフェでボランティアをしてます。そういう、何か、教育困難校って言われる、まぁ勉強が出来ない子たちっていうのは、もう、頭が悪いとかそういう話じゃなくて、そもそもそういう環境にいなかったんですよ。生まれた環境がとてもハンデを背負った環境で、だから根本的な自己肯定感が持てないような状態に育った子たち。だからこういう子たち、こういう学校に行くと3人に1人が生活保護です。世界一のお金持ち国ですよ。世界一のお金持ち国でこんな事が有り得て良いはずがないんですよ。実際そうなってしまっている。
でね、日本っていうのは今、とんでもなく酷い状態になってしまっていて、この子たちは、まぁ運が悪かった、生まれた場所が悪かった、でもね、子どもたちだけの問題じゃなくて、今ね、運が悪いと簡単に貧困状態に落ちるような事が起きる。そんな世の中になってしまっています。これはおそらく多分ね、日本だけじゃないんです。世界中の人たちです。
ま、例えば病気とか、怪我とか、失業とか、離婚とか、災害とかね。前回の2011年に僕は政治団体を設立したおっきなきっかけになったのは、昨日も街頭で話しましたけど、東日本大震災です。あの時に僕はよく石巻に通っていました。石巻には在宅被災者、いわゆる壊れた自宅に戻って住んでいらっしゃる方がいっぱいいたんですね。大体1万世帯くらいの方々が壊れた自宅に戻って住んでらっしゃいました。未だに同じです。あれから8年経って、つい2~3ヶ月前、NHKの特集で、未だに壊れた自宅に住んでる方々の特集をやってます。何で壊れた自宅に住んでるのか。お金がないから直せないんですよ。直すんだって1千万、2千万かかります。で、支援金、義援金合わせたって600万しか来ない。で、もちろん住宅ローンも抱えてます。で、そういう人たちの声を実際に聞いた時に、これは震災が問題じゃないと思いました。「震災」というたまたまそのきっかけで、そこにたくさんの人たちが貧困に突き落とされてしまっている。ただそれだけの事です。ただそれだけの事、ただ震災っていう事がそこに集中してその人たちを生んだっていうだけの問題です。これは同じ事は全国各地で津々浦々で必ず起きるだろうとその時思いました。
例えばこういう病気とか怪我とか、それから失業、これからそれから災害も多いですね。そういう事で貧困に突き落とされてしまう。それからこれから大きな問題になるだろう、確実になるだろうなって思っているのは、高齢者の方々の貧困問題です。もう既に運がないと大変だという事、言われてます。2千万なんて貯められるはずないっすよ。僕なども全然200万もないです。でね、そういう、もちろんご高齢になれば病気とかになりやすいし、怪我もしやすいです。で、ちょっとした事でね、まぁ、蓄えが尽きてしまったら、知らないうちに今、近所付き合いもないですね。だから知らないうちにお隣とかお向かいとかでお爺ちゃん、お爺ちゃんお婆ちゃんが孤独死してしまったりとか。それからまぁ、悲観してね、自殺をしてしまったりとかという事がね、おそらく凄くたくさん起きちゃうだろうなと。ご高齢者じゃなくても既に多くの人たちが自殺をしてしまったり、自殺未遂をしてしまったり、昨日も(山本)代表が言ってましたね、その事が起きてる。
それは本当にね、ちょっと間違っちゃうと、どんどん貧困に追い詰められてしまうというね、そういうね、実は仕組みになってんですね、今の金融形態。今、必ず一定割合の人たちが貧困に沈む仕組みになってます。だからそれを僕は、元々JPモルガンというそういうアメリカの銀行にいて、ずっと金融システムをみてきましたから、そういう仕組みである事はよく分かってる。だからそれが実際起きているという事を震災の現場で目の当たりにした時に、これは本当に根本的に根こそぎ根っこから、元から断たなきゃ駄目だと思いました。
だからその時に政治団体を設立したんです。何をやろうとしているかという、お金に支配される、社会を、経済を根本的に変えようとしています。僕の政治信条として最も大事にしているのは個人の心の自由です。それぞれが本当にね、心のままに生きて全く問題のない社会、経済。ところがね、そうじゃないんですよ。
心のままに生きるって事は何が重要か。何にコントロール持ってなきゃならないかというと、1番大きいのは皆さんひとりひとりの時間です。時間というのは皆さんひとりひとりが持って生まれてもう皆、平等です。長さは違いますけどね。死ぬまでという意味で平等なんです。それをどうやって使って、どのように生きるかという、皆さんの心のまま、皆さんの自由なんですね。ところが何が起きているかっていうと我々はどんどんどんどん時間を奪い続けられています。1日のうちに本当に長い時間をお金を貰う為に、言われたことをやり続けないと今の資本主義の中で。上司とか資本家の言うことを聞き続けなければ、生きられない状態に追い込まれてしまって、人生の大半を自分のコントロールの下に置くんじゃなくて、誰かのコントロールの下に置かれたまま、特にお金のコントロールに置かれたままずっと生き続ける。何か根本的に狂ってるんです。
我々これをね今までずっと当たり前として受け入れてきましたが、根本的におかしいんだということを皆さんにぜひお伝えしたいんですね。そうすれば必ず僕は変えられると思ってます。で、それを本当に変えたときには、そういう皆さんが奪われてきた時間を解放することが出来る。
それからもちろん、これは皆さんだけのためのことではなくて、未来の子どもたちとか、それから他の生物に対するケア。何でかというと、結局我々が今の金融経済の中で、ひたすらお金に結われ続けて、たくさん作って売って消費し続けてってこと続けてます。そうすれば当然、地球の環境はどんどんどんどん破壊されます。
今回のれいわ新選(組)の、候補者の中にも辻村(ちひろ)さん、環境のことをずっと言ってらっしゃる方がいます。今回のれいわ新選(組)、何が良いかっていうと、そういう本質的におかしいということを言い出す人たちがたくさんいるってとこですね。あんまり皆んな言わなかったとかね。僕はお金の発行の仕組み、辻村さんはそういう環境問題、それからまぁやすとみ(歩)さんだったら子どもの人権。当たり前なんだけど、実はあんまり言わなかったでしょ。それを本当に大きな声で言う、そういうメンバーが10人集まったんです。僕はお金の問題です。で、それをやっていかないと、他の生物に対しても、本当にこれはもう申し訳が立たないというか、もうどんどんどんどん種が絶滅してるわけですね。ものすごい勢いで。これ取り返しつかないでしょ? 我々責任取れますか? 経済とかお金、そんなことばっかり追っかけて我々は、本当に大事なものをね、忘れてしまっているんです。そろそろ我々が正気に戻るんです。皆さん正気に戻りたがっている、っていうか皆さんは判ってるんです、もちろん。わかってるんだけど、ちゃんとそういうまともなこと、当たり前のことを言い出すような政治家が出てこないから、なんとなく仕方がないなと思っているかも知れませんが。
今、今回のれいわ新選(組)のね、この政治の動きで、そういう当たり前のことを大きな声で言う人が、国会に行こうものなら、もう皆んな、「そうだ!」と、「それこそが自分たちがの思っていたことだ。言いたかったことなんだ!。」とそういう風に必ず動き出しますよ。そうしたらもうあっという間に世の中変わると思います。
で、何をやろうとしてるかといいうと、僕はもうザックリ言うと、今の金融資本主義は根こそぎ変えようと思ってます。もちろんね、財源論どうするんだっていう風に、はすいけ(透)さんに比べたら、何とか説明しようとしますよ。でもね、それだけをやるんじゃなくて、本当に何をオマエしたいんだ、と言われたとき、今の金融資本主義。ただ財源とかそれだけの話じゃないんです。我々の地球の問題です。我々の人としての生き方の問題です。本当に、世界中の子どもたちの未来の問題です。そうすると、辻村さんとかその辺も皆んな絡んできますね。で、本当にそういう大っきなことをやろうとしている。ある意味、僕はそういう大っきな構想を、作るための存在だと思っています。
あともうひとつ、本来あるべき国家経営をやる。結局、この日本の、今の政治家たち今までやってきた政治家たちは、国家経営のイロハすらわかってないです。国家経営って何なの? って聞いて、全然まともな答えが出てこないです。今日、皆さんに本物の国家経営は何かってことをお伝えします。国家経営を間違ったから、世界一のお金持ち国なのに、こんな、世界一のお金持ち国の7人に1人の子どもたちが貧困状態って何ですか? おかしいでしょ。世界一のお金持ち国、って言われても、ん? 何? 世界一のお金持ち国なんて聞いたことないって人もたまにいます。結構いるかもしれないね、今日はね。僕の講演会聞いている人は、そんなにいないです。今日はけっこう、多いってことは、これは素晴らしいことですね。多くの人に伝えられるってことですね。日本っていうのは世界一のお金持ち国です。よくね、国の借金1人あたま850万みたいな大嘘を垂れ流します。これマスコミが、垂れ流すんですよ。だから僕、一番最初の、新宿の街頭演説で、マスコミに嘘つくのやめなさいって言ったんですよ、いい加減。平気で垂れ流します。1人850万の、借金ってのは、あれは政府の借金であって、国の借金ではないです。政府と国ってのは、同じじゃないですね。なんでかというと、国ってのは政府と民間あっての国でしょ。で、日本の政府の借金は確かに1人あたま850万なってるかもしれないけど、そのお金を貸しているのは日本の国民です。だからこの国内で見ると、貸し借りチャラの話ですね。国家としてみれば間違いなく日本は世界一のお金持ち国です。これは、ウソだと思ったら、Google先生に聞いてみてください。Google先生に。ん、ちょっとこれ出てこない。失礼。もういいや、手でやります。一番上に、主要国の対外純資産ってあります。ちょっと見えにくいですね。えーとですね。Google先生に、主要国の対外純資産って聞いてみてください。そうすると、おそらく1番上にこのページが出てきます。これ財務相が出してるデータなんです。財務相がですね、えー主要国の対外純資産、これちょっと見にくいんですけど、1番上。日本、ここね、341兆円って書いてあるんです。プラスの。要するに日本は、世界一、純資産が多い国なんです。2位がドイツ260兆円、3位が中国236兆円。で1番下ずらずらずらっと下を見ると、アメリカ合衆国なんと1076兆円マイナスと書いてあるんです。要するに、アメリカ合衆国というのは世界一の借金大国なんです。世界中からお金借りまくっててもう首が回らない状態です。だからトランプが世界中回って、何をやっているかというと、もう、ディール外交。
何とかして、この借金を何とかする為に、世界中に自分たちのアメリカ製品を売って、お金を貰うという、そういう、ま、脅しをかけながら、ね、セールスマン。笑う恐いセールスマン(笑)。首が回んないっていうのは、太いから回らないってあるかもしんなんですけど、そういうことをやってます。だから日本に対しても、ポンコツオスプレイとか、ポンコツF35とか、それから、バカ高い薬品だとか、GMO食品だとか、何でもとにかく日本に売りつけて、世界一の日本のこの資産を奪ってこうとするのが、トランプのディール外交です。
それから、中国に対しても関税25%掛けていますね。これも結局、中国が、この3位って、もういい加減中国の人たちに、もう俺たちに売り続けるのはもうやめろと。で、アメリカ製品を買えと、いう風にプレッシャー掛けているのが米中の貿易摩擦です。結局、何のことはない、トランプはそうやって、自分たちのアメリカ製品を、いかに売ろうかという、ね、それで自分たちの借金を消そうとしている。それだけに過ぎません。まあねえそうやって、まともに何かを売ってお金を貰おうとするだけ、まだマシかもしれません。他のやり方も、もしかしたらあるかもしれない。もっと恐いやり方ね。でも今のところ、トランプはそういうやり方をしてるんですよね。
で、日本がじゃあ何で341兆円分の、もうそんなお金持ちになっていて、で、それから、何で皆さん、そんな世界一のお金持ち国なのに、全然、その実感がないかって話ですね。これちゃんと理由あるんです。何でかっていうと、この341兆円、これどうやって膨れ上がったかっていうと、日本がずっと黒字を稼ぎ続けてきた結果です。
日本、戦後復興、ずっと輸出主導型でやって来ましたね。とにかく海外に売ると。それをやんなきゃいけないと、ずっとやって来ました。で、ただ、そうやって貯まった黒字っていうのが、何処へ貯まっていくかっていうと、これ実際ね、ドルで貯まっていくんです。殆ど外貨で貯まります。何でかっていうと、結局国際決済っていうのは、外貨になります。ほぼほぼドルでやるんですよ。昔から。要するに原油の代金、ドルで払います。で、輸入は、だから、代金を、あの、ドルで払うわけですね。で、何か車を売ったりする、輸出の代金もドルで受け取ります。って事は、差し引き黒字が貯まるって事はドルが貯まっていきます。外貨が貯まっていくんです。で、それが貯まりに貯まって、実際にはどの位になっているかっていうと、約3兆ドルです。
だから、この341兆円って書いてありますけど、実際は約3兆ドルの外貨です。何で、341兆円って書いてあるかっていうと、ここにあるように財務省資料なんです。財務省資料だから、日本の官僚だから、円で出さないといけないから、円換算しているだけの話です。
だから、例えば、アメリカ合衆国が1000兆円マイナス、1000兆円世界中から借りているんですけど、アメリカが1000兆円借りる筈がないじゃないですか。借りたってしょうがないですよ。ドルを使っている国が、これ結局10兆ドルを借りてるって事ですね。この10兆ドル誰が借りているかって、誰から借りているかっていうと、日本とかドイツとか、そういう黒字の国から借りているわけですね。で、日本は、だから、じゃあ3兆ドル稼ぎました。じゃあ、その3兆ドルどこいっちゃったか? 3兆ドルを、我々は稼いだところで、その3兆ドルの札束をここに置いといたって、ただの紙の山ですよ。意味ないです。物なんです。ただの。だから、それじゃしょうがないから、3兆ドルどうするかっていうと、誰かに貸すわけですね。まあ、アメリカに貸すわけですよね、例えばね。投資って形でね。貸すわけですよ。そうすると、その3兆ドルはアメリカ国内で使われて、その、アメリカの労働者の給料を払って、で、そこで何か使われたものはその国の人たちに提供されて、で、仮に投資なので3兆ドルが3.1兆ドル3.2兆ドルになったところで、ずっとその国で回り続けて返ってこないわけです。増えたところで。だから、皆さん全く受け取れてないんです。いくら増えたところで。
世界一、なに、お金持ち家庭があったとしますよ。家はねえ、世界一のお金持ちなの、もうねぇ、あの、お父さんお母さん子どもいるわけです。家は世界一のお金持ち。で、貯金もうたんまり、もの凄いある。でも、もしお父さんお母さんがずっと貯金しっぱなしで、全く何にも使わなかったら、その子どもは「嘘だね、家、絶対に貧乏だね。だって、何にも買ってきてくれないじゃん」って言うでしょ。分かんないだよ。何も知らない子どもにとってみれば、いくら貯金があるって言われても、それ使って何にも買って来なかったら、何の実感もないの。皆さんその状態です。
世界一のお金持ち国なのに、全く皆さんの為に、それは使われてないから、全く実感がないんですよ。それどころか、実は皆さんは、とんでもない働き方をさせられ続けている。それはですね、これをみると分かります。これはね、ドル円の為替のレートです。まさに、僕はこの仕事をJPモルガンでしていました。でね、一番左が1971年で、一番向こうが2016年です。で、これ、為替、1971年当初は360円の固定制、固定相場なんです。為替はね。それが、変動相場になってから、今、110円位になっていますね。じゃあ、何でそうなったかというと、そのきっかけになったのは、この赤い銭のところ。プラザ合意です。プラザ合意って何かっていうと、1985年にニューヨークのプラザホテルにG5が集まって、ドルを皆んなで下げよう、協調介入して、って決めた。そういった合意です。で、一気にドルが落ちた。当時、プラザ合意前夜は230円くらいだったドル円の為替レートが、一気に落っこって、2年以内に120円。要するに半値、ドルがなったんですね。
で、何でそんなことをやったか? これは結局、当時、アメリカ、レーガン政権なんです。レーガンっていうのは、あんな調子で、強いドルとか、それから、強いアメリカ。そんなイメージで、ずっとイメージっていうか、そういう政策をやっていたんですね。ただ、強いドルっていうのは、これは、その、アメリカの輸出業者にとってみれば、大変なんですよ。強いドルで、アメリカの労働者たちに払う給料ってのは高いですね。
それで作ったものっていうのは海外に持っていったら、世界に持っていったら高いですよね? だから海外の人はあまり買えません。逆にドルが高いと、海外から買ってきたものが安く買えますね。だから、輸入ばっかり増えて、輸出が減って、大赤字になっちゃったんですよ。さすがに、これ、アメリカはまずいと思った、レーガンはまずいと思ったから、逆にしよう。じゃあ、ドルを下げたら輸出しやすくなるね、というつもりで、ドルを下げて、逆に日本とか西ドイツは、ずっと戦後復興を輸出主導型でやってきたから、たんまり黒字を貯めてた。それを、ひっくり返そう。円高、西ドイツのマルク高にして、ドル安にすれば、それがひっくり返るだろう。って、いうことで、これをやったんですね。
で、実際に、さっき言ったみたいに、230円が120円になった。要するに、簡単に言うと、200円が100円になったようなものですよ。日本の輸出業者にとってみれば、これ大変な話です。だって、今までね、1ドル200円の時に、国内で200円のコストで作っていたもの、これは1ドル200円なので、1ドルで売れました、海外で。ところが、為替がストーンと100円まで下がっただけで、全く今までと同じ200円のコストで作っていたものっていうのは、1ドル100円になった瞬間に、あれ? 2ドルになっちゃった。海外の人にしてみれば、同じものを買わされているのに、2倍の値段を払わされる。買えないです、高くて。
逆に、1ドル100円だったら、今まで1ドルで買ってきたものは、国内で200円でしたね。1ドル200円だったので。それが、1ドル100円になると、同じ1ドルで買ってきても、100円、半額になりますね。「安いじゃん、買ってきた方が」「輸入した方が安いじゃん」って、ことで輸入が増えて、輸出しにくくなるので、輸出が減って、赤字になっちゃうかもしれないですね。でも、「赤字にしろ」って、アメリカからプレッシャーかけられたのが、このプラザ合意です。で、日本はね、ちょっとだけそれをやったんですけど、バブルの時期だけ、それをちょっとやりました。で、バブルが崩壊して、景気が悪化したときに何をしたか? 景気が悪化したときに、これは大変だ、皆が一生懸命に売ろうとしたわけですね。日本の産業構造というのは、輸出企業中心です。そういう社会の中で、皆が一生懸命売ろうとすると、何が起きるか?
要するに、じゃあ、そう、今まで200円のコストで作っていたから、1ドル100円になっちゃったら、2ドルになっちゃったんだね、と。じゃあ、同じ1ドルで売るためには、どうしたら良いか? 100円のコストで作ればいいんだ。要するに、コストカットですね。「コストカットすれば、また1ドルで売れるじゃん」っていう話になったかどうかはわからないですけど、輸出企業が中心の日本経済でね、そういう大手企業は頂点にいる中で、一生懸命コストカットしようとすると、何が起きるかっていうと、まあ、そうですよ。賃金下げる、売上下げる、仕入れ値を下げる。もう、とにかく、どんどん、どんどん絞っていったわけですね、日本中。ただ、もちろん、コストっていうのは必ず、誰かの売上、または、給料です。それをずっと30年間、削り続けた。で、稼いだ3兆ドルどこへいったか? 全部貸しっぱなしですよ。皆さん、受け取れていないわけ。もうね、とんでもない働き方なんですよ。いくらコストをじゃあ、200円で作っていたコストを100円で作れって言ったって、人間、2倍のスピードで動けます? 動けるはずないんですよ。何をやったか。結局、皆さん働いても、受け取ってない。サービス残業って何ですか? それ? 働いているのに、給料もらわないっていうのは、それ何かのプレイですか? もはや、労働じゃないですよね。他の国の労働者から見れば、「それ何なの?」って話です。でもそれを我々は、平然と普通に受け入れて、ずっとやり続けてきたんですね。で、自分たちの身を削って3兆ドルも稼いだ。
本来、もしこのプラザ合意の後、今まで、これ100円のコストにしちゃったんだけど、皆、無理やり。受け取るべき給料とか、売上を受け取らずに。もし、ちゃんと今まで通り、受け取るべき売上とか給料を受け取って、作っていたら、何が起きたか。売れなかったんですよ、海外で。だって、円高で倍になっちゃったでしょ? 輸出価格が倍になっちゃったでしょ? 海外、買えませんっていって、買わなくなって、我々が黒字を減らしたでしょう。でも、我々はそうじゃない、自分たちの身を削って、黒字を稼いじゃったんです。で、それで稼いだ金額がいくらかっていうと、さっき言ったみたいに3兆ドルです。3兆ドルは、要するに、皆さんのタダ働き分だと思います。本来、受け取るべき給料を受け取らずに、それを作っちゃった。3兆ドルって、すごい数字ですよ。3兆ドル。ドル円が今、110円だとすると、330兆円です。200円だったことを考えると、600兆円ですよ。300兆から600兆円分のタダ働きを、日本の労働者は、この30年間、ずーっと、強いられ続けてきたわけです。
証拠がありますよ。もうね、よくこういう話、アベノミクスの賃金偽装疑惑、細かい話をしてますよね。今の野党が。零点何%、実際低かったみたいな。そんなね、細かい話をしなくたって、もっと本当にね、でっかいデータをつかんでみると、良くわかります。これね、4本線がありますけど、この4本の線は後で全部説明しますけど。ここはね、1番上の青い線だけ、これだけ注目してください。これはね、一番左が1980年、一番右が2018年です。これは、何かというと、青い線、マネーストックM2といって、日本中の現金、預貯金がいくらあるかという、そういうデータです。日銀から取ってきたデータです、これ全部。で、日本中にお金がいくらあるの? 1980年、ここね。200兆だったんです、お金ね。これが、2018年になると1000兆超えているんですよ。お金が200兆から1000兆まで、この38年間で増えているんですね。
で、1986年、この年何があったか分かる人いらっしゃいます? 1986年。プラザ合意、85年なんですよ。その翌年なんですよ。その翌年、大西つねきが就職しました。歴史的な事実ではない。で、この年にね、マネーストック340兆円だったんです。日本中の現金、預貯金合わせたら、340兆円だったんです。で、僕が貰った初任給、20万でした。20万なんです。ちょっと高めだったかもしれない。外資系の金融機関だったんで、でも、そんなに極端ではない。じゃあ、2017年、この年、何があったか?
参加者:
息子さんじゃない?
大西つねき:
その通りです。うちの長男が就職しました。2週間で辞めましたよ。
参加者:
えー?
大西つねき:
もうね、大阪かなんかに研修行っていて、いきなり電話かけてきて、父さん、辞めていいかなって言うから、そんなの別に俺に聞くことじゃないしって言ったら、もう即、辞めました。だから、彼はあの貰い損ねているんですけど、彼の初任給をね。2017年、マネーストックいくらあったかというと、990兆円ありました。お金は、340兆円から990兆円と3倍に増えているんですよ。600兆ものお金が増えているんですよ。この間、31年間で。で、うちの息子が貰い損ねた初任給20万でした。全く一緒だったです、全く一緒。この数字聞いたとき、僕、びっくらこきましたちょっとね、なんか、衝撃的でした。31年間、色んな事がありました。もう僕の脳裏に、いろんなことが走馬灯のように一杯あります。あれもあって、これもあって、あんなこともやらかして。でも、息子の給料は、全然変わらなかった。
これね、660兆円、何処に行ったか? まあ、知っている人は、知っていますよ。日本の大手企業の内部留保は、400兆あるんですよ、いや、400兆以上か。それから皆さん、さっき言った300兆、いや600兆円分がタダ働き分ですよ。労働者が受け取っていないということですよ。労働者に給料を払うのを止めてしまったということですよ。この30年間で。それは結局、会社が誰のもの? っていう、そういった議論なのに、会社は、株主のもの、利益を上げるのが、良い経営者。ひたすら従業員、これは、もうコストでしかないと、コストカット。従業員の給料をコストだからカットして、利益を上げれば良い。で、結局、それで大儲けする一部の株主たちが、良い思いをするという、そういった社会になってしまったんですよ。ね。根本的におかしいです。
昔は、日本の企業なんかは、三方良しっていってね、もっと周りの事、従業員だけじゃなくて、それから株主だけじゃなくて、それから社会の事とかそういったこと、お客様の事とか、そういったこともちゃんと考えて経営していたのが、日本の企業です。ところが、いつの間にかアングロサクソン型の株主さえ儲かれば良いっていう、そういう会社に成り果ててしまった。そういう社会に、我々がしてしまったということですね。
根本的に何を間違ったか? 国家経営を間違ったんです。で、しかも、国家経営ってなんのこっちゃさっぱり分かってない人たちが、この国を動かし続けてきたわけです。国家経営って、今のね、政治家とかね、今のなんて言うかな、内閣にいる人たち、政権に、それから官僚もそうかもしれない。聞くと、どんな答えを返してくるか、返してくるかというと、おそらく、GDPを上げることとか、株価を上げることとか、こういうね、とんでもない間違った答えが返ってきます。もしかしたら、この中にもそういう答えを返してくださる方もいらっしゃるかもしれません。まあ、今までの常識で考えるとそうなのかもしれない。でもね、GDPを上げるだとか、株価を上げるってことは、国家経営の目的ではないんですよ。これ結果でしかありません。皆さんが幸せになった結果、GDP、それから株価が上がるんだったら良いのかもしれない。でもそうとは限らないんですね。
GDPってどうやって計算するかっていうと、GDPっていうのは、1年間の間にお金がいくら動いたかという、ただそれだけの指標です。お金をとにかく動かせば、GDPって上がる仕組みになっているんですよ。
例えばね、子育てを、まあ保育サービスですよ。で、それから、お母さんがその保育料を払うために外に出て働く。これ、GDP上がります。保育サービスにするとGDPは上がる。働きに出るとGDPは上がる。それが、そうすると、時間が無くなったから、自分で作っていたご飯を外から買ってくる。これは、GDP上がります。それから、まあ、介護も、今まで子どもが親、担っていたのを、介護サービスを利用するとGDP上がります。結局、お金の交換じゃなかったものをお金の交換に変えていくとGDPが上がる仕組みになっています。
でも、本当に皆さんがそれで幸せになるかどうかっていうのは、全く別の話です。もしかしたら、そのお母さんは、自分の時間を、保育料を払うお金を稼ぐために使いたいんじゃなくて、その自分の子どもと過ごす時間に使いたいかもしれません。でも、それをやったらGDPは上がらないんです。だから、GDPを目標にした瞬間、もしかしたら皆さんの幸せは置き去りになるかもしれないんです。実際、多分そうなっているんですね。
で、残念ながら、そういう本当のことが分かってない政権、今の時の首相は、就任した時に何を言ったかというと、GDP600兆とか言いました。よく活舌が悪くて聞き取れませんでしたけれど、確かそう言ったはずです。でね、それは、GDPを上げることこそが国民の幸せだって信じて疑わない、とても浅はかな人の言葉です。
なんで、そんなね、勘違いが生まれたかというと、これもね、戦後復興の成功体験の、まあ思い込みです。これ。そこから来ているんですよ。GDPの計算ってどうやるかというと、GDP=消費した金額+政府が使った金額、政府支出+投資した金額+純輸出です。で、純輸出ってなにかっていうと、輸出➖輸入です。つまり黒字だったらプラスなんです。純輸出っていうのはね。
で、日本の戦後復興というのは、まずあれをプラスにすること。純輸出を黒字にすることが一番の最優先課題だったんです。なんでかっていうと、戦後もう焼け野原で、なんもなかったんですね。資源もなくて、それを輸入するための外貨もなかった。だから最初にまずドルを借りて、資源を輸入してそれを加工して輸出して。で、それで黒字を稼げれば、その黒字を使ってさらに輸入を増やせると、さらに生産が増やせる。生産が増やせると、物がなかった時代なんで皆んな買いましたよね。だから黒字が、純輸出が黒字になって、で、生産が増やせると消費も増える。消費が増えると当然、政府支出も増える。税収が増えるから。で、もちろん投資、たくさん作るために投資も増えた。なんのことはない、全部プラスだったんですよ。全部プラスだから当然、GDPプラスなのは当たり前じゃないですか。これをね、30年間40年間ずっと戦後やり続けてきたんですよ。そうしたらね、考えなくなりました。「あ、GDPが上がってるならうまくやってんだ」。人間でも子どもが体重増え続けてれば、そこそこ健康だという時代があります。で、大人になったらそうじゃないですよね。体重が増え続けたらたぶん不健康だったりしますよね。国家も一緒なんですよ。国が若いうちはGDP上がってれば、まあそこそこいいんです。うまくいってる状態なんです。でもね、国家が成熟するとそうじゃなくなるんですね。
で、考え方を根本的に変えなきゃいけなくなる。なんだけど我々は何をしたかっていうと、もうね、その考え方を変えるきっかけは、1985年のプラザ合意であったんです。「いい加減にしろよ」と。「黒字ばっかり稼いでんじゃない」という風に、アメリカから強烈なメッセージが来たんですね。でも結局、我々が何をしたかっていうと何も変わんなかったんです。ひたすら自分たちが今まで通りやってきたことをやるために、黒字を稼ごうと。そのために何をしたかっていうと、皆さんの給料、売り上げを削ったわけですよね。まあ当然、消費がこれ伸び悩んじゃうんですね。皆さんの元にお金がいかないんで。
だけど、まあ皆さんの犠牲の元に黒字を稼いだわけですね。だから純輸出はプラスですよ。差し引きプラスだったらいいですよ、おそらく。政治家的に言うとね? GDPプラス、経済成長してる、政治家うまくやったという、そういうね、思い込みのもとに政治家がずっとそれをやり続けてたら何が起こるかっていうと、全く皆さんの幸せ置き去りになるんですよ。
で、なぜかGDP、経済成長してる。ちっとも、ちっとも嬉しくない経済成長ですね。全くなんの実感もない、実感なき経済成長。もうもの凄く長い間、それをやってきてます。それは皆さんの幸せが置き去りになってるんです。皆さんの幸せってのはおそらく、この消費ですよね。自分たちの時間とかお金、好きなように使える時間とかお金がある方が、はるかに幸せに決まってるじゃないですか。本来はそうしなきゃいけなかったのに、残念ながらそうじゃなかった。結局、国家経営がなんなのか、さっぱりわかってないんです。戦後復興期の官僚とか政治家は、国家経営がおそらくわかってました。なんでかっていうと、焼け野原の状態で資源もなくて何もなかったので、まず黒字を稼がないと輸入するお金がないわけですよね。国が立ち行かないわけです。だからまずは黒字を稼ぐという、それが最優先課題だったっていうのは、戦後復興期は正しい国家経営だったんですけど、それがとっくの昔に終わったのに同じことをやり続けてるんですよ。思考停止してるから。考えることを知らないから。残念ながらその状態です。黒字なんてね、貯めたって意味がないんです。さっき言ったみたいに3兆ドル貯めたって、ちっとも皆さん、いい思いしていないですよね。黒字は使わなきゃ意味がない。
どうやって使うか? お金作って配るんです。これ山本太郎も言ってますよね。「金作って配れ!」と。彼らはもしかしたら政府紙幣とは今、言ってないのかもしれないですけど。
基本的に僕は、それは政府が誰の借金でもないお金を作って配ればいいんだと思ってますけど。これはまだね、れいわ新選組の公約にはなってないんですよ。ここだけの話です。ここだけの話違う、大西つねきの考えです。ただこういう考えの人間がれいわ新選(組)に入って、もしそれが国政政党になれば実現するかもしれない、そっからね。こういう幅を持たせるって大事なことなんですよ。だから僕が今回あの中に入るっていうのは、多分、いい影響を全体的に与えるんじゃないかなと思ってます。
どうやってやるかっていうと、まあ一人100万です。これも公約じゃないですよ、まだ。れいわ新選組の公約じゃないですよ。大西つねきの考えですよ。だから大西つねきを放り込めば、もしかしたら暴れてそれが公約になるかもしれないわけですね。一人100万円配る。何が起きるかっていうと、皆さんに100万円配ります。それこそ家族4人、子ども2人、お父さんお母さんの4人家族だったら、400万行きます。使いますわ、それ。今すぐ必要なんだもん。特に現役世代は。子どもは毎日毎日大きくなっちゃうでしょ? もうね今すぐその子に、時間とかお金をかけてあげたいんですよ。だから必ず使います。
もし、そうね、週5日パートに出てるお母さんがいたとすると、お金がくるから働かなくていいわけですね。2日にするかもしれない、パート。もしかしたらゼロにするかもしれない。いいんです。この機会にお父さんもフリーランスになっちゃいましょう。それで週休3日になっちゃう。いいんですよ、それで。で、そうすると何が起きるかっていうと、皆んな働くのを減らしますね。お金があるんだから働かなくていい。そうすると何が起きるかっていうと、生産が減るんです。ね? 生産が減ります。で、今度、余計に皆さん時間を得た分何をするかっていうと、遊んだり休んだりとかね、ドライブしたりとか活動がね、そういうその消費が増えると何が起きるかって、輸入が増えるんですよ。日本は基本的に資源がない国なので、余暇の時間、例えば皆んながドライブをしたりとかすると、その分余計に原油を輸入する必要がありますね。だから消費が増えるということは、皆んなが遊んで消費が増えるってことは、結局輸入が増える。
何が起きるか? 輸出が減って、生産が減るから、輸出が減って輸入が増えるんですよ。赤字になっちゃうかもしれませんね。赤字にしなければいけないんです。当たり前なんです。なんでかっていうと、黒字を使う唯一の方法は赤字にする以外にないと思いません? それしかないんです。本当に皆さんのためにこの3兆ドルの黒字を使うためには、皆んなにお金を配って、働くのをやめさせて、遊ばせて、輸入を増やせばいいんです。そうすると、皆さん、それぞれ好きなように自分たちのお金とか時間を使えますよね。で、自動的に日本が皆さんを全体としてその黒字を使うことになる訳です。
これ僕は、黒字還付金と呼んでいます。なんでかってまあ、バラ撒きバラ撒きって必ず批判されますね。でも、バラまかないきゃいけないときには、バラまかなきゃいけないです。これねえ、いつもぼく噛むんですよ。バラ撒きの三段活用って言って噛むんですけど。やんなきゃいけない。黒字還付金っていうのはもう、何を意味するかっていうと、もう皆さんすでにその分、稼いでますよって話です。3兆ドルも働いてます、十分。ただ、もらってないだけですよ。だから、返しますって話をしてます。で、1人100万配ったって、たかだか130兆円ですね。で、皆さんのタダ働き分はいくらかっていうと、300兆から600兆円分です。まだ3分の1にもなんないです。
それで、たとえばやってみてね、どのくらいじゃあ赤字になるのか、どれだけ黒字が減るのか。ちょっと見て、あ、たいしたことないなと思ったら、それこそ、そのあとに2年くらいして、様子を見た後に、インフレも起きない、そんなに赤字にもならない。じゃあ、もっとやろう。1人8万円くらいのベーシックインカムをぼんと2年くらいやるんです。で、それで様子を見て、どうなるのか、黒字がどんだけ減るのかって見た後に、大丈夫だ、まだやれるっていうことが実際、黒字の使い道なんです。
これねえ、日本だからできるんですよ。日本だからやんなきゃいけないんです。なんでかっていうと、世界一の黒字国でしょ。世界一赤字にしなきゃいけない国です、皆さんは。やんなきゃ、他のね、国の労働者にしてみれば、日本人、いいか、ふざけんなと。働いてるのにサービス残業ってなんだそれ。働いてんのに給料おまえらがもらわないから、俺たち一生懸命働いてんだけど、ちゃんと給料もらってるから、俺たちが作ったものは高くて売れねえじゃねえか。だから赤字になってる、俺たちが。おまえら黒字で、貯め続けて、ずるいじゃないか。なんでそんな、苦しい思いしてずるいことすんだ。給料もらうのが普通なのになんで、そんな被虐的なことをするんだと、皆んな思ってます。だから世界のために、皆さんやんなきゃいけないのは働くのををやめることです。そのために、お金を配るんです。で、それこそが本当に今やんなきゃ、今まで、今じゃない、30年前からやんなきゃいけなかったことなんです。
残念ながらそういうまったく違う考え方をできないような人たちが、今までどおりの枠組みにとらわれて、ひたすら同じことをやり続けるのが日本の政治です。こうやって考えると、財政金融の考え方も実は根本的に変わってきます。財政金融の考え方、まあ、これ、まさにここから先が大西つねきの真骨頂と言われるとこなんですけど、そもそも税金なんか集める必要あんのって話ですよ。税金、本当に集めなきゃいけないの? じゃあ、税収の範囲内でやんなきゃいけないの? 皆んなね、囚われてるんです。家計と同じように考えてるから。家計だったら50万使うんだったら50万の収入がなきゃ困るよね。なんでかっていうと、足らなかったら借りるしかないよね。毎年借りてったそのうち破綻するよね。どうして? どうして? 国っていうのは破綻しないんです。そもそもはね。だって、日本というのは実はこの50年以上ほぼほぼ毎年赤字なんですよ。だけど、その、じゃあ赤字をどうしてるかっていうと、借金ずっとし続けてるんですよね。毎年借金なんですよ。毎年赤字なんですよ。つまり今までの借金1円も返してないということです。50年間1円も返してない人にお金貸す銀行あります? 貸す人います? 普通に考えたらないですよね。国家だったらできちゃうんです。え、じゃあ、なに、税金なんのために集めてんの。最初から税金0にして全部借金でお金を作っても、できますね、これね。できちゃうんです。実はね、なんでそうならざるを得ないのかというのは、これもちゃんと明確な理由があります。それは後で説明します。
で、なにを言ってるかというと、じゃあ、政府の借金は大変だから消費税上げなきゃいけない。財源がない。社会保障の財源がない。子どもの教育費とか子ども手当、民主党政権時代にやってましたけど、そんなことできない? 全部これ全然、嘘っぱちの話で、全然やろうと思えばできます。で、それから政府が税収の範囲内でやんなきゃいけないのか、政府の借金は税金で返さないといけないのか。そもそも政府の借金は本当の原因は、まあ、政府の税収が足りないせいだとか、それからまあ政府の無駄遣いのせいだとか。そんなように思い込まされ続けてますけど、全然違います。政府の借金の本当の原因っていうのは、実はお金の発行に仕組みです。そこにね、本当に実は原因があるんです。
で、お金の発行の仕組み。こっから実は本題に入るんです。これをね、知らない人があまりにも多すぎます。ほとんどの人がお金の発行の仕組みを知らないんですよ。お金って日銀が発行してるもんだと皆んな思ってるんですよ。違います。日銀はお金、発行しません。どうやって世の中にお金ができてるか、いや、ていうか、そもそもお金ってなんなんだって話ですね。お金。さっき僕は、日本中の現金や貯金、いま1千兆円になってますって話をしましたね。1980年には200兆だったものが5倍に増えてます。千兆になってる。どうやって5倍に増えたか。
その800兆円分を日銀が発行したのか? なんでかっていうとね、その証拠に、あれ「日銀券」て書いてあるんですよね、紙幣ね。日銀が発行したんだったら、日銀券が800兆あると思うでしょ。ねえ、思う? 思わない? もし日銀券、日銀があの日銀券を発行してお金を作ってるんだとすると、この38年間に800兆お金が増えたんだったら800兆あると思いますよね。ないです。ないんです。
日本中の現金、日本中の紙幣をかき集めたらいくらになるかっていうと、100兆もないです。日本中の紙幣全部かき集めても100兆もないです。千兆の皆さんのお金って何かというと、日本中の企業とか個人の持っている現金と預金、それを全部足した金額が千兆を超えているということです。皆んながそれぞれ、それなりにお金を持ってるという風に勘違いしてるんです。断言します、それ勘違いです。皆さんお金持ってると思うかもしれませんが、それは勘違いです。だから勘違いだから、確かめにいっちゃだめです、銀行に。自分のお金を全部下ろしに行ったらこのシステム崩壊するんです、そもそもないんです。勘違いだから。勘違いは勘違いのまま済ませておくのが幸せなんです。全然幸せじゃない、幸せじゃないけど、今そういう状態なんですね。
1千兆円のお金、ほとんど皆さんは、自分の財布の中に入れているものだけじゃなくて、預金しているのも自分のお金だと思うんですね。それを全部足した金額が千兆です。じゃ、なんでそんな紙幣が100兆しかないのに、千兆のお金が、皆さんが千兆のお金を持っていると、そういう風に至るまでになったのか。その仕組み、これね、仕組み説明した方が簡単なんですよ。だらだらしゃべるより。100万円をね、誰にしようかな、山本太郎がいます。A銀行に預けに行ったとしますね。太郎さんがね、そうすると銀行は100万円預かったら金庫に入れますね、窓口から。銀行は預かったお金をそのまま金庫に入れておくんじゃなくて、それを貸したり、運用という仕事をしてますね。でも全部運用していいわけじゃないんですね。銀行っていうのは預かったうちの一部、預金準備制度っていうのがあって、預金準備率は必ず日銀に預けなければいけません、というそういう決まりがあるんです。
仮に預金準備率が1%だったとします。そうすると100万円の預金を預かったA銀行は、その内の1%、1万円を日銀に預けて、残り99万円は貸していい。で、僕がA銀行に99万円借りに行きます。そうすると何をするかっていうと必ず僕に口座を持たせますね。A銀行は。何でかっていうと、絶対口座が必要なんです、お金を貸すのに。何でかっていうと、銀行はそこに99万円て書くだけなんです、実は。その瞬間に僕の預金口座99万円になってるんです。でも太郎さんの預金口座にも100万円入ったままです。動かしてないんで。さすがに僕は99万円持ってる感じはしないです。自分で借金してるの知ってるのに、あまり持ってる感はない。
それをもしね、B銀行の誰かに送金してしまったら、もうこの人は完全に、これ、はすいけさんだとしたら完全に、自分の99万円だと思いますね。大西が借金して作ったお金だとは夢にも思いませんよ。そうするとめでたくはすいけさんの預金口座に99万円と書かれたとして、はすいけさんは99万円持ってます。でも山本太郎代表が100万円持ってるんですね。199万円に増えてるんです、いつの間にか。で、新たに99万円預金を預かったB銀行は、そのうちの1%9,900円を日銀に預けて、また98万100円を誰かに貸すことができる。
これもやすとみさんに貸すかもしれませんね。やすとみさんは借りたら誰かに送金するわけです。C銀行の、まあ辻村さんが受け取ったとしますね。何やってんだ、れいわ新選組でね。お金払って何やってるんだ。で、もうこの瞬間に辻村さんは98万100円持ってます。僕が送金した相手も99万円持ってますね。はすいけさんでしたっけ。山本太郎代表も100万円持ってます。皆んなそれぞれの預金を合わせると300万円になってるわけですね。僕とやすとみさんが借金することによって300万のお金が生まれてるわけです。で、新たに98万100円預かったC銀行はその内の1%の9801円を日銀に預けて、残り97万299円誰かに貸すことができます。
これね、延々やってるとお金がぐるぐる回っているうちに、どんどんお金が増えていくんですね。最終的に元々の100万円の現預金から、100万円÷0.01(預金準備率の0.01)=1億円まで、100万円の現預金から作り出すことができる。これが信用創造っていう現代のお金の発行の仕組みです。今、これ学校でも教えているそうです。社会科とか。こういう仕組みでお金が増えた結果、皆が、全部で日本中で、1千兆円を自分のお金だという風に認識する、勘違いするに至ったというわけです。だからもともと全部ないとこからスタートしてるんですよ。そのお金、実はないんです。ないのを銀行が借金でつくってるだけ。その誰かの借りた借金が、数字が、ぐるぐる回っているうちに皆が1千兆円を持っているという風に勘違いしているということです。これは何を意味するかっていうと、借金でお金を作っているっていうことは、借金を今度消すとお金が消えるってことですね。借金を返すとお金が消えちゃうんです。僕が99万円最初に借りました。借りた時は99万円持ってますね。で、それを使う権利も持っています。誰かに送金することができますね。蓮池さんに送金も出来ます。だけど、これ、借りた瞬間に僕がね、や、ちょっとまずい返せないかもしれないと弱気になってすぐ返してしまったとしますね。返した時は僕のその99万円のお金と99万円の借金が相殺して消えます。
お金を借りた時には借金作りながらお金を作ったわけです。それを使うこともできます。使えばそれが世の中に流れて皆さんのお金になりますね。だけど、返した瞬間にお金が消える。つまり、お金を借金したらお金が生まれるし、借金を返したらお金が消えるっていうそういう仕組みです。何とかまあ借り切ったとしますね、頑張って。で、最初の99万円使っちゃった。そうすると、僕の手元に残っているのは99万円の借金だけです。大変ですね。1年ローンで借りたとすると1年後には、何とか世の中からお金をかき集めてきて返さなければならないで、1年後に返したとする。要するに世の中からお金をかき集めて返す。消しちゃうわけですね。99万円。世の中から99万円消すことになります。だからすぐに返しても、1年後に返しても、10年後に返しても一緒です。お金を借りた時にお金を作るんだけど、お金を返した時にお金が消えるってことですね。
つまり、こうやってほとんどのお金が出来ているっていうことは、皆んながお金を返しちゃったら何が起きるか? お金消えちゃうんですよ。今の金融システムは借金を返すことが許されない仕組みになってるんです。もちろんね、銀行は返せって言いますよ。うん。許されないし、俺返さないって言われても銀行は絶対容赦しません。毎月お前返せって言われますよね。しょうがないから返しますね。返していくたびにお金が減っていきます。お金減っていくんです。何でじゃあ減らないのか。他の人が借りてるからです。僕が返した分、また誰かが借りてるんです。借金ってのはこうやって返す度に誰か、他の誰かが借り続けるっていうね。ずっと自転車操業です。借金を増やし続ける、そういう仕組みになってます。
問題はただ、僕は99万円を借りたら、99万円だけ返せばいいんじゃないんです。当然、利息がつきます。もし5%の利息が付いたとすると、1年後にまあ、5万円余計にね、要するに99万円借りたから104万円くらい返さなきゃならないですね。で、104万円のお金を1年後に何とかかき集めて返しますね。皆んなが借りた以上のお金をかき集めようとすると、何が起きるか。お金足んなくなりますね。お金足んないんです、そんなないんです。
例えばね、ここに100人いたとしますね。1人100万円ずつ借りてください、銀行行って。そうすると100万円かける100人分、1億円のお金が生まれます。1人100万円ずつ借りると、それぞれの預金口座に100万円て書かれるわけです。皆さん100万円持ってますね。さあ、じゃあそっから経済を動かしましょう。皆んながね、肩たたきでも良いです、手揉みでも良いです、占いでも良いです。何でも良いです。サービスを交換し合ってお金を奪い合う。お金を奪い合うっていうかね、お金を儲け合う。やってみてください。1年後にね、まあ利息が付かなかったら、皆んな100万円返してハッピー。ハッピーってお金無くなっちゃうんですよ。その状態。だけどね、5%の利息が付いたとすると、皆んな1年後に105万円を集めようとするんですよ。100万円かける100人分の1億円しかお金が生まれてないのに、皆んなが105万円を集めようとすると何が起きるか? これは巨大な椅子取りゲームです。必ず誰かが破綻する仕組みになってます。必ず誰かが破綻する仕組みになってるんですよ。破綻しない為には、何が必要かっていうと、5%分の、新しいお金が必要なんです。その5%分の新しいお金、誰がどうやって作るかっていうと、また別に借金をする人たちが必要になるんですね。5%。それを返すのにもお金が必要です。皆さんのお金を返すのに、1億500万円必要なんですね。新たに借りた500万円、作った500万円も、皆さんが返しちゃったら、何にも無くなっちゃう。で、500万円だけ借りてる5人が借金だけ残ってるんですよ。ね。この人たちが返すためにまた新たなお金が必要で。
要するに何が言いたいかとっていうと、こういう100人の、借金を借りる人たち。この部屋がどんどんでっかくなって、1部屋1部屋ずっと増え続けていかないと、今の金融システムって回んないんです。これがね、ずっとそれが出来る時代なら良かったんです。人口はどんどん増えます、お金を借りてくれる人も増えます。それからその人たちが欲しい、財、サービスね、どんどん製品作って売り続けることが出来る時代は良かったんです。高度経済成長期みたいな時代ですよ。そん時はそれが上手くいってたんですよ。なんとか回ってた。でも、ずっと続くはずないですよね。ずっと続くはず、ないです。お金と借金を増やし続けなければ回らない金融システムなんて、1億3000万しかいないのに、どうやってお金、借金を増やし続けるんです?
誰がそれを借りたいの? あるいは、誰が借りてくれるの? ないんですよ、そんなことは。あり得ないんですね。必ず止まります。実際もう止まってるんです。どうなったか? これね、データを見ると一目瞭然なんですよ。さっきと全く同じグラフ見せますね。1980年から2018年のこれはグラフです。さっき、僕の初任給と、うちの息子の初任給を比べたグラフがこれです。これは、マネーストックM2ですね。1980年には200兆だったものが、1000兆を超えます。お金まっすぐ増え続けてますね。これはね、こうなる仕組みなんです。さっき言ったように、お金と借金が増え続けないと、この仕組み立ち行かないんです。何でかっていうと、このお金を作るために、作った借金が、利息で増え続けるから、それを返し続けるために、もっと多くのお金が必要なんですよ。ずーっと。だからまっすぐ右肩上がりに増える仕組みなんです。当たり前です。当然の帰結です。
じゃ、このお金をどうやって作ったか? もちろん、借金ですよ。お金は借金でしか作られないんですから。この緑の線は何かというと、日本の銀行の民間に対する貸出の残高です。ここを見ると、一目瞭然です。最初の十数年。緑の線が明らかに青い線を作ってますよね。並行して上がってんです。当たり前です。なぜかというと、この緑の線ですね、借金でお金を作っているから、並行して上がるのは、当たり前なんです。ところが、ある時から乖離を始めます。全然追いつかなくなってしまった。お金が全く増えなくなった。これは日本の銀行は、まあ、バブルが崩壊してから、不良債権処理をして、貸し渋りをして、貸し剝がしをして、借金を減らしたんです。だから実は、実際ここ100兆近く、いっぱい減ってるんです。ほとんど増えてない。なんだけど、お金が増え続けている。何で、そもそも、銀行が貸さなくなるかというと、当たり前ですね。人口が伸び悩んでるんですね。1億3千万の国民に、どうやって借金を増やし続ければいいのか。でも必死になって、今、やってますよ。皆んなを借金漬けしようとして。
たとえば、消費税8%になりますよね。そうすると、軽減税率、クレジットカードを使うと、軽減税率の話になってきます。クレジットカード、短期的な借金ですよ。誰かお金を借りてる。使う人がお金を借りてるんです。その利息、誰が払っているか。クレジットカードを使っている人は、払ってませんよね。店が払うのか。店が手数料っていう形で払ってます。しかもね、手数料は3%から5%。1か月後に、店は、お金を後から受け取る。店はお金を貸してるのに、3%から5%、手数料を支払わされるわけですね。年率にすると、まあ、36%から60%の利息ですよ。しかも、お金貸してるのにね。それを結局、店だってわかっているから、値段にのせていきますね。値段にのせると、当然それを、まあ消費者が払いますね。誰が一番払うか。クレジットカードを使えるような人たちだといいですよね。バンバン、バンバン使って、ポイントもらえちゃう。ね。だけど、使えない人たちが払うわけですよね。
とても、これ不公平、フェアじゃない仕組みですね。そうやって知らず知らずのうちに、要するに、受益者負担?じゃないわけです。お金を借りてる、実際、カードを使っている本人が、利息を払うんじゃなくて、誰かにそれを押し付けることによって、もう、使いたい人は、使いたい放題。軽減税率なんてやって、カードを使えば、もっと得だっていうと、結局、何が起きるかというと、借金がポンポンポンポン、増え続けるんです。そうやって一生懸命借金増やそうとしても、まあ残念ながら、増えないです。そもそもこれ、黄色、オレンジの線で、GDPが、これは複雑になってるんだから、GDPが、増えなくなってるんだから。これ、当たり前です。人間の数、増えないでしょ、そもそも。日本。全然、少子高齢化で、人口増えてない。GDP上がり続けるはずがないじゃないですか。そもそも。上がり続けなきゃいけないってことも、ないですよね。人数減るんだから、別に少なくていいわけです。本当はね。
で、じゃあ結局ね、民間がお金を貸せなくなった。全くお金を増やせなくなった。なのに、お金だけ増えてる。じゃ誰がこのお金どうやって作ったの? お金というのは、最初言った通り、誰かが借金をしないと生まれない仕組みなんです。誰かが、借金したんですよ。皆さん、答えは分かってますよね。この赤い線が、その答えです。これは、日本の政府の国債の残高です。まさに、この赤い線が、緑の線が支えきれなくなってから、急に上がってますね。今や、一番右側見てください。この赤い線が、明らかにこの青い線支えてるの、わかります? 赤い線が青い線、作ってるんです。つまり、日本の政府が、皆さんの現金、預貯金、皆さんの特に預金を作ってるんです。で、今や政府の借金が900兆円なのに対して、皆さんの現金、預貯金は、お金は、1000兆ちょっと。要するに、1000兆のお金、政府の借金900兆。政府の借金の900兆を税金で返すと何が起こるか。税金っていうのは、皆さんの現金、預貯金から集めますよね。900兆の借金を、皆さんの現金、預貯金から集める。何が起きるかというと、ほとんど、お金残ってないじゃないですか。900兆。1000兆しかないんだから。だから、あの赤い線が一番下まで下がるということは、道連れに、あの青い線まで下がるんですね。あり得ないんですよ。
だから、消費税を上げる、何を言ってんだか、さっぱり分からないくらい、ありえない話ですよね。政府の借金、税金で返さなきゃいけないなんて、大嘘です。どうやって、じゃあ、青い線が、赤い線で作られるのか。つまり、政府の借金でお金を発行してきたというのは、どういうことなのか。これは、もうちょっとわかりやすく、実際のね、予算を、簡単な予算を、例にとって、説明したいと思います。例えば、僕が政府だとします。
皆さんが国民です。で、税金、日本の今、一般会計の税収は年間50兆円です。50兆円、皆さんからいただいているわけです、僕がね。そうすると何が起きるかっていうと最初50兆円、税収、税金集めます。そうすると皆さんの現金、預貯金が50兆円減ります、最初。ね、取られちゃうから。それに対して僕が政府が、予算を50兆円にします。で、政府が組んだ予算っていうのはどうやって使うかというと、公務員の給料とか、それから政府事業の支出とか、民間に基本的に払われますね。だから50兆の税収があって50兆の予算を組むってことは、これ、いってこいなんですよ。集めて使うってことです。同じ人とは限りません。こっち側の人が取られてこっち側の人が受け取ってるかもしれない。ずるいと思うかもしれませんが、経済全体でいったらそれはお金がぐるぐるぐるって回ってるわけですね。だから全体で見たら差し引きゼロです。
もし、僕が70兆円の予算を組んだとします。20兆円足りませんね? 20兆円どうしなきゃいけないか、借りなきゃいけないです。で、だから僕は借用書を書きます、20兆円分の。それを銀行に買わせます。で、銀行は20兆円でそれで買ってくれるんで、50兆円分の税収と、銀行が政府の国債を買ってくれた20兆円がくるんで、70兆円になりますね。そのじゃあ20兆円分銀行はどこから持ってきてるかっていうと、これ皆さんの預金です。皆さんの預金なんですが、その20兆円分の政府の国債を買う時に、皆さんの預金は減りますか? 1円も減らないですよね。減ったら怒るでしょ、だって。政府の国債買うから、すいません、預金が半分になります。暴動起きますよね、さすがに。それでも起きないのかな? 日本は。起きないの? すごい国だね。そうですかって受け入れちゃうんだ。じゃ、1回やってみたほうが良いかもしれない。でもね、普通は減らないですね。要するに皆さんの預金ぜんぜん減らないまま、20兆円分銀行は政府に貸せるんです。なんでかっていうと20兆円分作ってるから、銀行は。
これ僕が最初の99万円をね、借りに行ったときに、山本太郎の100万円の預金が1円も減らないのと同じ仕組みです。結局、もともとの預金者の預金は減らないまんま、銀行は作ってお金を貸すことができるんです。20兆円分の国債を政府が買う時にも、あ、政府の国債を銀行が買う時にも、その20兆円分銀行は作っちゃうわけですよ。新たにつくった20兆円を手にした政府は、僕は、50兆円分の税収と20兆円あわせて70兆円分使いますね。そうするとそれは民間にいきます。そうすると差し引き20兆円分皆さんの現金、預貯金が増えるんですよ。だから僕の借金20兆と、皆さんの預金が増える20兆が同じなのは、これ偶然でも何でもなくて、政府が借金をして皆さんに渡してるんです。だから平行して上がるんです、政府の借金と皆さんのお金っていうのは。だから平行して上がってるでしょ? 真っすぐに。データは嘘つかないんですよ。見事にやってることはそのまんま数字が表してます。だから政府の借金でずっとお金を作ってきたってことですね。
で、逆に今度は政府の借金を返したら何が起こるか? 例えば税収を70兆円にしてみましょう。皆さんから税金、僕が70兆円を取っちゃう。それに対して50兆円分の予算しか組まないと何が起きるかっていうと、70兆、僕が取った時に、皆さんのお金が70兆減ります。で、50兆しか予算組まないってことは、50兆しか戻ってこないってことですね。差し引き20兆皆さんのお金が減っちゃうんです。で、その20兆円分どこいってるかっていうと、僕の黒字です。ここに黒字が20兆残ってますね、差し引いてね。そしてそれで自分の借金を返すと、黒字とその20兆のお金と借金を相殺して消すことが出来る。借金20兆減りますけど、皆さんのお金は20兆減るってことですね。そういう仕組みなんです。借金でお金を作ってるから、借金を消しちゃうと、その分のお金が消えちゃうって事です。これ、政府の借金も銀行の借金もおんなじです。借金を全部返してしまったらお金が消えてしまう仕組みなんです。そんなことが、もうこんな馬鹿な仕組みを続けられないんですよ、もうだから。
結局、だから借金を返す、政府の借金を返してしまったらお金が消えちゃうので、だから政府の借金が大変だから、税収を上げなきゃいけないとか消費税を上げなきゃいけないとかってのは、大ウソのこんこんちきなんですよ。財務省から大手新聞まで、大ウソばっかり垂れ流すんです。
で、もうね、皆んな気づき始めてます。なんでかっていうと、大西つねきが大きな声で言い出して、で、そういうこんな選挙に出ることによってもっと多くの人たちがそれを聞くようになったら、このウソ隠せなくなるんですよ。真実は隠せないんです。だからもうね、時間の問題なんです。
なるべく多くの皆さんがこれを知る事です。で、おかしい!って言い出したら、もうね、麻生が何ぼこぼこ言おうがね、止めらんないです。いくら口ひん曲げても、その口の横から真実が飛び出る日も、もう、もうまもなくです。だからもうすぐなんです。だから選挙に出る意義ってのはそれも本当にあるんですね。
じゃあどうしたらいいのか? これ、だからね、MMTって僕のことMMT論者みたいに勘違いする人いますけど、全然違いますからね。MMTはじゃあ、何で出てきたか? 要するに何かっていうと、政府が借金をしてお金を発行し続けなきゃいけないんだねって。現状追認なんですよ。だってそうせざるを得ない仕組みなんだもん。民間が借金を続けられない、これもう当たり前です。自明なんですよ。で、その時には最後には、政府が借金を続けてお金を発行し続けないと、今の金融システムが立ち行かない、それがMMTで言ってることです。僕が言ってるのは、それを続けるんじゃなくてそもそも何がおかしいのか。皆さん分かりますよね。借金でお金をつくること自体がおかしいんですよ。なんで借金でお金を作んなきゃいけないの? って話ですよ。
昔はそれで良かった時代があったんですよ。その昔は例えば高度経済成長の時代とか、それからまぁ、経済成長が、十分出来た時代。その時は借金でお金を発行することによって、借りた人は利息も付けて返さなきゃいけないから、一所懸命そのお金を使って生産活動をしますね。生産活動をしてそれを売らないと、返すお金を得られないんですよ。お金ってそもそも実は、何の意味もないんですよ。別にお金自体、何の意味もないでしょ。だって。ねぇ。ただの紙だし。ただの数字ですよ。それで何かを買えるから、実体価値がそれに対応する、実体価値があるから意味があるんですよ。だから政府が、あの、銀行が借金でお金を作った時点では、ただのそれは数字でしかないんですよ。裏付けがないってことなんですよ。で、それを借りた人が一生懸命生産活動をして、この上に、そのお金に見合うだけの匹敵するだけの実体価値を生み出すから、そのお金に意味があるんですね。だから、借金でお金を発行することによって、その分の実体価値を生み出してくださいね、と。そうしないと返せませんよって、そういうプレッシャーをね、かけてったようなそんな意味合いもあります。
ただね、それはね、それが上手くいっていた、それが回る間は良いんですけど、もう今度回らなくなって、そんなにそもそも作っても、皆んないらない、売れない、環境を破壊するだけだっていうそういう時代になってその仕組みをずっとやってると何が起きるかっていうと、もうこのシステムが世界を壊すんです。もう既にそれが起きてる状態なんですよ。だから今、本当にやらなきゃいけないのは、もうその時代は終わったと。誰かの借金でお金を発行する仕組みを止めて、誰の借金でもないお金を発行するのが解決策。
だから、こっからお話することはまだ、れいわ新選組の公約でも何でもないです。これ僕の考えです。ただ、この考えがれいわ新選組に入ることによって、もしかしたら将来的にはそれが政策になるかもしれませんし、本当にそれが世の中を変えていくことになるかもしれない。なんで、こっから先は僕の考え。
どうやればいいかっていうと、政府が誰の借金でもないお金を責任をもって発行すればいいんです。政府通貨を発行すればいいんです。どうやってやるかっていうと、これ簡単です。政府が、例えばねさっき100万円配るって言いましたね。これは、れいわ新選組がじゃないですよ、まだね。これ繰り返し言うと笑えるけど、れいわ新選組100万円配る公約とか言い出して、報道されたりすると困るんで。何だったらそれバズってくれても良いんですけどね。
そうするとね、130兆必要になります。1人ね、100万円だと。そうするとね、1兆円紙幣130枚作れば良いんです。で、それを日銀に預けますね、130兆。日銀はそれ銀行なんでそれを金庫に回す。で、預かったら当然それ通帳に書きますね。政府の通帳に書くんですよ、口座に。政府預金口座に130兆数字で書くだけです。ゼロ多いですね。一応これ僕数えてるんで多分、大丈夫だと思います。そしたらそれをね、皆さんに送金するわけですよ、普通に。そうするとね皆さん、預金口座が今まで50万円だったものが150万円になります。ね、いいねぇ。そしたらね、あとは実は今までと全く一緒です。使う時には今まで通り送金してください。それから引き出す時には今まで通りの一万円で引き出してください。そうすると、何の変化も感じない、わかんないんですよ。だからその、新しい政府通貨が発行されたっていうの、政府紙幣、皆さん目にすることはないです。なんでかっていうと日銀の金庫に入ったまま出てこないから。だから一兆円紙幣で良いんですよ。そのほうが場所取らないでしょ。一万円で作ったら大変な場所んなる。それから万が一流出しても使えないんですよ。「使った損」じゃん。お釣りもらえないんだから。だから一兆円紙幣で良いんです。
で、政府の借金を返す時も全く同じですね。政府の借金返す時も、政府がじゃあ900兆の借金を返しましょうっていう時には、1兆円紙幣を900枚作れば良いんですね。でそれを日銀に預けたら、日銀はそれを金庫に入れて政府預金口座に900兆書くだけです。で、あとはこれをお金を貸してくれる人に返せば良いんですけど、ほとんど銀行です、これ、今まではね。ほとんど銀行です。銀行が国債をたくさん持ってます。もうたくさん持ってます。で、これを銀行にじゃあ返せば良い、国債をね。あのー、返してもらえばいいんですね、お金を。数字を。送金するだけ。
で、今、これで終わりなんですけど、今アベノミクスの異次元の金融緩和で面白い事が起きていて、ご存じの人も多いかもしれませんが、日銀が大量に国債を買ってるんですよ、銀行から。めっちゃくちゃ買ってます。これ多分、半分以上になってるんです。買っちゃいました。何も起きてないですね。400兆とか500兆買ってるんですよ。でもインフレなりました? 金融的に何の変化も起きてないですね。だったら全部買っちゃう。900兆全部買っちゃうんです。多分、何も起きないです、即座には。銀行は潰れちゃうかもしれませんけどね。
なんでかっていうと、銀行は今まで、膨大な国債を持って利息を得てるんです。国債っていうのはもちろん利息は付きます。銀行がそれで儲けてたんですね。それでそのうち半分くらい買われちゃったから、買われちゃうとそれが現金に変わっちゃいますね。現金に変わっちゃうとこれもう、今まで利息を得ていたお金が、利息を貰えなくなっちゃう。しかもマイナス金利って皆さん聞いたことあるでしょ? マイナス金利なんて、皆さん、見たことないですね。誰もマイナス金利でお金貸してくれるなんて言いませんね。市中では見ないんですよ。マイナス金利ってのはここだけの話なんです。政府預金口座。だから日銀が銀行から国債を買うと、それを日銀の中にある銀行の当座預金にお金を積みます。つか数字を書くだけですけどね、日銀が。そうすると、銀行の当座預金が増えるわけですね。銀行の当座預金というのは一定割合までちょっと金利が付いて、そのほとんどの部分は金利が付きません。あんまり積むとマイナス金利を掛けるようにしたんです。何でかというと、そこにあるお金を日銀が銀行に貸せってプレッシャーをかけるんです。銀行がお金を貸すと何が起きるか? お金が発行されるんです。お金が増えるんです。
だから、金融緩和って何かっていうと、銀行が誰かにお金を貸して初めてお金っていうのは増える。それが本当の意味の金融緩和ですよ。金融緩和が効いてるってのはそういうことなんですよ。だから、一生懸命銀行に貸せっていうプレッシャーを日銀がかけるために、そこに初めてマイナス金利を掛けるんであって、要するに日銀にある銀行当座預金だけの話です、マイナス金利ってのは。でも、銀行貸さないんですよ。
話戻すと、900兆全部買っちゃうと何が起きるかと言うと、日銀の金庫の中に政府の借用書が900兆円分あります。それは政府に貸してるものですよ。900兆の政府預金口座っていうのは政府から預かってるんです。日銀の中に左右に、バランスシートが左右に両方900兆あるんですよ。そしたらね、相殺して消しちゃうんです。それで政府の借金チャラです。
それが起きたところで、やったところで、皆さん、何にも感じないと思います。税金を払う税金も一緒、政府支出も一緒だったら、多分、生活的に何にも変わらないでしょう。ただ、おそらく、しばらくすると劇的に変わってくると思います。何でかって言うと、900兆の政府の借金に対して、今だいたいほら1%くらいの利息が付いていて、年間9兆円分くらいの利息が発生してるんです。
その9兆円の利息、どこに行くかって言うと、だいたい日本の政府の国債を持っているのは、さっき言ったように、銀行とかね、生命保険とか損害保険とか年金運用金とか、そういう機関投資家です。そういう所が年間9兆円の利息を得て、まあ、そういう所に資産を持っている人たちが間接的に貰ってます。おおむね、要するに利息がどこに行くかって言うと、お金を持ってる人の所へ行くんですよ。年間9兆円。ね、ない人の所へは行かないです。お金持ってないんだから。
年間9兆円分の所得がおおむね持ってない人から持っている人たちに移転されているということですね。この30年間で実に、300兆円以上の利息の移転がありました。国債の利息が300兆発生してるんです。30年間300兆、おおむねお金を持っていない人から持ってる人の所に移転されてるんです。
なんで銀行があんな一等地にあんな支店いっぱい持ってると思います? なんで銀行員の給料が高いんだと思います? 我々からくすねてるからです。皆さんの犠牲の上に成り立っているんです。そういう仕組みなんですよ。
その仕組み、どうやって、どっから来てるのか? その仕組みを作ってるのは何なのか? 今の金融システム全部ですよ。日本の財政が全部そうなんですよ。要するに巨大な格差拡大マシーンを国を挙げて動かしているんです。この金融システムやってる所は。とてもとてもねえ、これねえ、もうね、看過できないんですよ。皆んなそろそろ真実に気づかなきゃいけない時がきてます。
で、こういうねえ、本当にその仕組みがわかってしまうと、本物の国家経営ができるんです。国家経営ていうのは何か。そもそも例えば税金の概念、根本的に変わります。今まで税金というのは、まあ、使うために集めてると思ってますね。必要だからね、お金集めないとないと思ってるでしょ。でもそれは年貢米の発想ですよ。年貢米は集めないとないです。物だから。
お金なんて別に集めなくてもありますよね。実際に日本の政府、さっき言ったみたいに50年以上、ほぼほぼ毎年、税収の範囲内でやってないです。要するに、足りない分政府の借金でお金を作ってる。だったら最初から税金なんか集めないで全部借金で作ったお金を使っても使えちゃう、できちゃう、そういう仕組なんだから。もっと言うと、政府がさっき言ったみたいに、政府通貨でお金を作れるようになったら、税金なんかゼロにできますよ。
日本っていうのは実は、その気になれば、日本一、あ、世界一無税国家に近い国です。どうやるか? じゃあ、ゼロ、税金全部政府支出は政府通貨でお金を作って、それで使います。税金ゼロにします。そうすると何が起きるかというと、税金、皆さん払わなくなる分、ま、ちょっと余裕が出るじゃないですか。その分働くのちょっと減らします、例えばね。余計に遊ぶかもしれない。
さっきの お金100万円を配ったときと同じことが起きるんです。皆さんが働くのを減らすと、生産が減ります。余計に遊ぶと消費が増えるので輸入が増えます。赤字になっちゃうかもしれないですね。でも世界一赤字にしていい国なんです。日本というのは。さっき最初に見た通り、世界一の黒字国なんだから。だから世界一、無税国家に近い国なんですね。やろうと思えばできます。で、それでもし本当に無税国家にして、2年くらい様子みて、たいして経常収支が赤字にならないなとしたら、まだ黒字のまんまだとしたら、そしたらそのまま税金ゼロにできます。ただし、だといっても、僕、大西つねき、それかられいわ新選組も「無税国家にする」とは言ってませんね。
特に僕、大西つねきは無税国家にすべきだとは思っていないです。税金には本当に大事な意味があって、何かというと使うために集めるのではなくて、税金とは「思想の反映」、「国家のかたちをつくる」という、本当に大事な意義があります。
どういうことか? というと、例えば、累進課税。要するにたくさんもらっている人から余計にいただいて、そうじゃない人たちにまわしていく。これは「富の再配分」と言うんです。そういう思想、考えのもとにやるという話です。これ、どこまでやればいいかというと、皆さんの考え次第ですよ。ただ、それは我々の「思想の反映」だということです。
それからたとえば、相続税。相続税を0%にするか100%にするかによって、これ大きく思想が異なりますね。世代を超えて、富の格差を継続させるのかが。それかバッチリ切るのか。100%にすると「富の格差は世代を超えさせない」と、そういう意志表示です。0%にするということは「金持ちの子どもは金持ち、その孫もさらに金持ち」というね、そういう「格差を継続させる」ということですね。
「どっちがいい?」という話じゃないです。「どっちにしたいですか?」という話なんです。皆さん自身が。「どんな国に住みたいですか? どんな社会に住みたいですか?」という、そういう「思想の反映」が、税制なんです。だから税金ってとても大事なんですね。ところが残念ながらそういう思想を失ってしまって、いつのまにか「ツギハギ税制」になった結果、もうおかしな税制になってしまっている。
たとえば僕は、この間もこの話をしましたけれども、分離課税。分離課税というのは、株式の売買とか、株の配当に対する課税をね、所得税とは分離して、一律20%になっています。要するに、お金をただ、右から左に動かして、株式を売買して、その株を持つことによって配当を得る、何も作り出していない人たちの税率が、一律20%。一時は平成25年までは、10%まで減税されていました。
ところが、それに対して所得税の最高税率は、45%です。地方税も入れると、55%、半分以上とられちゃうんです。自分で何かを作り出して働く人たちの所得税が、最高税率55%。逆に何にも作り出さずにお金を右から左、他人のふんどしで相撲をとっている連中の課税が20%です。と、いうことは「そうしなさい。それでいいですよ」と、いうメッセージを、国が皆さんに発している、ということですね。「じゃあわかった、それでいいんだね、その方が得なんだ、皆んなが株で売買して儲けよう」てなったら、どうなるか? もちろん、国は滅びます。なんでかというと誰も何にも作り出さない世の中になっちゃいますからね。
結局、株式の売買なんて、何にも作り出しません。要するにお金とそれから所有権が右から左に流れるだけで、常にどんな価格で売買したって、株っていうのは必ず同じ価格で売り手と買い手が、お金を払ってお金をもらっているわけでしょ。もう全体から見たら、何も起きてないのと一緒ですね。それは所有権が移転しているだけなので。それでいいですよと、そういうメッセージを発している。
その結果、どんなことが起きているかというと、これもよく多分みるデータだと思いますですけど、国税庁が出しているデータがあるのですね。一番左が年収250万円までの人、一番右がなんと100億円プレーヤーですね。100億円以上稼いでいる人。
一番、誰が所得を、税金を払っているか、というと、中央です。山のてっぺんのところ。これは一億円プレーヤーですね。一億円というのはだいたい所得を稼いで、所得税を払っている人たちの、まぁ最高給料くらいなものですね、おそらくね。一番払っている人たちです、この人たちは。
ところが100億円以上稼いでいる人たちは、一万人を見ると、点線と実線があるんですけど、点線っていうのは、平成25年まで10%に減税されていた時代です。その頃は、なんと11%しかこの人たち払っていません。
それから20%に戻されたあとも、結局17%しか払っていないんですよ。要するにこの人たち所得税なんて払っていないんですね。なぜかというと、それは「損」だから。分離課税で、分離税を払っていた方がはるかに得なんで、皆んなそうします、と。そういうメッセージを我々が発している、ということなんです。そもそもこれ、おかしいんですよ。
よくね、分離課税と所得税とを一緒にしてね、「分離課税にするんじゃなくてそれを所得の中にいれて一緒にして、累進課税にかけろ」という人もいるんですけど、僕なんかは全く違う考えを持っています。もう、それこそ分離課税のまんまにして、思いっきり課税すればいいんですよ。1年未満の株式の保有に対して、それで儲かった利益に対しては、99%取ればいいんです。だっていらないんだから。そんな、1年以内に株を持って儲ける人なんて、この世に必要ですか。別に要らないです。いてくれなくていい、いなくなっても全然構わないんです。それから、1年から3年の株式の保有に対してはまあ、85%とか90%とか、それから、3年から5年でまあ80%とか、で、5年以上持って初めて75%。どこまで低くなっても所得税の最高税率よりは低くならないんです。で、こんなことをすると何が起きるかっていうと、外国人投資家が裸足で逃げ出します。なんでかっていうと、金を儲けたいだけの人たちだからね。でも、そんな人たちはいなくなってもらって全然構わないんです。日本は世界一のお金持ち国だから、世界から借りる必要は全然ないってことです。
まあもちろんこんなことを言い出すと、本気の、ガチの喧嘩になりますよ。それこそね、山本代表言ってるように。これは、日本国内だけじゃなくて、世界の金融資本家たちとの、ガチの喧嘩になります。それはもちろんね、俺たちは本気でそれ喧嘩するんだよって、皆さん自身の覚悟も問われますよ。だから、そういう考えのもとに政権を取って、本気で日本を守るとか、本気でその、子どもたちのための政治をするっていう風になったらガチの喧嘩を始める必要があって、それをやりましょうということですね。
あとね、予算の考え方がね、根本的に変わってきます。予算っていうのはね、またこれ集めたお金の使い道だっていう風に思ってるんですけど、そもそもお金集める必要ないんだっつってんの、だから。これもね、皆んな税金集めるもんだって勘違いしてる。年貢米の発想のずっとその延長線です。まだもしかして頭ん中、江戸時代。集めなきゃ、だって、集めなくったって、足りない分作ってるでしょ? お金って。数字として。で、それやってきたんでしょ? だったら別に集める必要ない。なんで集めてたか。これね、多分これもね、思い込みです。過去の思い込みなんです。
過去、昔、あとは20世紀、日本がもうちょっと戦後復興まもない頃とかっていうのは、需要が圧倒的に多くて、供給、生産能力が低かったんです。わかるでしょ? 要するに、戦後、焼け野原の時には、皆んな物が欲しくて、需要がいっぱいあったんだけど、生産能力がなかったわけですよ。ね? だから、お金を最初に集める。税金を集める。お金を貯金して貯めて。そうすると、需要を絞ることができるでしょ? お金がないから。ね? それを投資する。政府が投資するとか、たとえばその、貯金したものを大手企業が投資するとか、銀行が投資することによって、供給能力、生産力、うんと上げられた時代があったんです。昔はそういう時代だったんですよ。お金を集めて、最初に集めて、皆さんの需要を絞ってからガーンとそれを投資することによって、供給、生産能力を上げて、そうすると、皆さんの需要に応えられるわけです。そういうサイクル。いわゆるこれ昔ね。ええとね、サプライサイドエコノミー。サプライっていうのは供給ですね。要するに、生産を増やせれば、売れる時代の考え方なんです。昔はそうだったんですよね。皆さん覚えてるんです。作ったら売れるんです、とにかく。要するに、いかにたくさん効率的に作るかが大事だったんです、昔は。でもそれ、いつまでも続かないんです。皆んな物持って充足したら、そんないらないんです。需要がそんなにない。で、こっち(供給と生産能力)ばっかり高めてもしょうがない。で、同じ発想でずっと最初にお金を集めて貯金させる。「年金が足りないから2千万貯めろ」ってなる。大変ですよ。これが、どんどんどんどん需要が絞られちゃう。こっち(供給と生産能力)が有り余っているのに。今、だから、こうなってるんです。圧倒的に供給の方が過多になってます。供給能力、生産能力が過多になってて、需要がない。この時はお金を集めちゃダメなんです。お金、配んなきゃダメ。デマンドサイドなんです、今度は。ということも、多分、全くわかってない人たちが動かしてるんですね。
でね、国家経営って何かというと、要するに、価値を作ることなんです。この世に大事なものを作る。価値を作るんだったらお金つくればいいんです。だってお金っていうのは価値と対応するものでしょ?だから価値を造るんだったら、お金をつくっちゃうんですね。例えばね、これから介護分野で大量に人が必要だと。働く人たちが。でもお金がないから、働きたい人たちいっぱいいるのにね。あの、そういう、その、使命感に燃えた、若い人たちがいっぱいいるのに、お金がないから給料が安くて、働けない。暮らせない。だからそこに人が行かない。じゃお金つくって、そこにバラ撒けばいいさ。思いっきり。そこに、ガアーっと突っ込めばいい。数字なんだからただの。それによって何が起きるかっていうと、価値が生まれるわけ。そこに、そこで働く人たちがダーっといけば、新しい価値が生まれるんでしょ。価値が生まれるんだったらお金つくって最初に配れば良いじゃない。
そういうね、発想の転換、そろそろする必要がある。でね、我々は本当にお金で考えるから本質を失ったりする。お金お金お金って。もうね、今、我々が考えなきゃいけないのは、あの、価値です。どうやって価値を作り出すか。何でかっていうと、価値がないと、お金の意味がないから。特に中長期的、中長期的な価値を、特に政府が考えなきゃいけないんですよ。何でかっていうと、短期的なその、投資っていうのは民間に任せておけば、すぐお金が回収できるものってのは民間が勝手に投資します。だけど、政府が今、本当に考えなきゃいけないのは、こういうすぐにお金にならない中長期的な価値です。それは例えば、子どもたちの教育とかね。子どもたちの教育には、今、お金をかけたところで、まあお金って言い方、僕嫌いなんですけどね。お金をかけたところで、それがお金として返ってくるまでにどれだけかかるなんて、わかったもんじゃないですよ。もう20年30年50年の大計ですよ。国家50年、100年の大計です。だけど、それを見越して今中長期的な価値を作っていかないと、結局、そのお金の裏付けになる価値が生まれないわけですよ。子どもたちを育てていかないと、教育していかないと。それから例えば環境保全みたいなもの。これも、中長期的な価値で、お金で測れるものじゃないんですよ。投資リターンなんて、お金で返ってくるようなもんじゃないですよ、環境保全なんてのは。
これはやっぱり我々の、何が大事かっていう価値観とか、そういう真偽の目で見て、で、そこに投じるべきことで、それは結局お金で考えたらどうにもなんないってことですよ。何を今すべきかってことを考えなきゃならない。で、本当にね、大事なのは、国家経営っていうのは結局何なのかというと、人の時間と労力と資源をいかに大事に使って、それを本当に意味ある事の為に役立てるかっていうのが、国家経営の本質です。国家にあるのはそれしかないです。国家にあるのは皆さんのひとりひとりの大事な時間、それから、まあ労働力、それから能力とかね。あと、それからその国にある資源、自然資源。それしかないんですよ。あとは外貨ってのもありますけどね。それをいかに大事に使って、本当に意味あることの為、それに役立てるか。本当に意味あることっていうのは、決してお金で考えるもんじゃなくて、何が大事なのか。
今、本当にやるべき、例えば、来年オリンピックやるって言ってます。オリンピック、それでいくらでお金が動くかとか、儲かるとかお金の話じゃなくて、そこでたくさんの人たちの時間と労力が使われますよね。それが本当に皆さんの為になるのか、または子どもたちの未来の為になるのかっていう、そういう発想なんです。
皆さんのやることが、皆さんの時間と労力の使い道として、それは本当にやるべきことなのか、どうなのかということなんです。リニアモーターカー、今、掘ってますけど、それが本当に我々の未来を明るくするのか、子どもたちの為になるのかってことなんですよ。
よく、僕はこの話をする時に、1億円の穴掘り事業の話をします。1億円で穴を掘って埋めるだけの事業が無駄なのか、無駄じゃないのか。もちろん無駄です。でも、それは1億円だからじゃないんですよ。1億円だろうが、10億円だろうが、大して変わりません。穴の大きさが変わらなければ。本当にそれで失われてしまうのはお金じゃないです。お金っていうのは1億円だろうが、10億円だろうが経済の中でぐるぐるぐるぐる回ってるわけで、何にも失われないです。それで失われていくのは、人の時間と労力です。ただ、穴を掘って埋めるだけの全く意味のない事業に使われてしまった、皆さんの時間と労力は永遠に返って来ないです。二度と返って来ないです。
それこそが我々が本当に考えなければいけないことで、1番大事にしなきゃいけないのは国家経営で、皆さんの時間と労力。だから、何をするかっていうのがとても大事なんですよ。皆さんの貴重な時間と労力を使って今、何をすべきなのか。巨大な穴掘り事業のリニアモーターカーなんて今、作るのが、今、本当に皆さんの為になるのだろうか。なるはずないと思ったら、もっと他にやるべき事。例えば、まだ震災の復興なっていません。それから関西の方でも災害で、もうずっと仮設から出られない人たちがまだ、本当にたくさんいます。もっと本当に我々自身の時間と労力の使い道として、意味のあること、やるべきことがあるんじゃないかっていう、それが本当は国家の考えなければいけない事ですね。
で、何をするかっていうのはもちろん大事なんですけど、もうひとつ、何をしないかっていうね、事もとても大事なんですね。皆さんの時間と労力が大事なんであれば、それを無駄にしてしまう事は最大限除去しなければいけません。その障害がこの国にはとても多すぎるんですね。例えば、高速道路が有料です。高速道路なんて無料で当たり前なんですよ。課金するの頭おかしいんです。
高速道路っていうのは作った時点でコスト確定ですよね。つまり、そこで使われた人の時間と労力と地球の資源は二度と返ってこないんです。もう二度と返ってこないんです。それが返ってくると考えるのはお金で考えるからです。課金したらお金が返ってくる。ただそれのみですね。でもお金、課金しようもんなら何が起きるかっていうと、高いから、使えない。何なら下道走るとか言い出しますね。そうすると本来は皆さんの時間と労力をセーブするために作ったものが、課金することによって、さらに皆さんの時間と労力をその先無駄にするんですね。こんな愚かなことはあったもんじゃないです。
それを考えると、国内のあらゆる公共交通機関とかね、JRとかもう一回、国鉄、国営にすりゃいいんですよ。それかインフラ、あらゆる水道、ガス、電気、郵便事業、通信、そういったものをもう一回全部、国営化して、全部無料にしろとまでは言わないですけど、例えば一定割合まで、一定区間、一定金額まで、例えば公共交通機関はね、無料にする。で、若者なんかは完全に無料にしちゃう。22歳とか大学院生くらいまでは、全部公共交通機関の運賃は無料にして、おまえら時間いくらでもあるんだから、好きな所に行って、好きな人に会って、好きなことをやって、好きなものを見て、もうどんどん自分たちの時間を使えと。それが後で大きな価値を生むんですね。
それを、結局、皆んなの生活に必要なインフラに課金することによって、そういう活動を低下させてる。それはとてもね、実は無駄、間違った国家経営なんです。だから消費税なんて最悪の税制なんですよ。消費税をかけることによって何が起こるかっていうと皆んな、活動しにくくなりますね。余計にお金を払うことになるから。そうすると何が起きるかっていうと皆さんの活動が低下します。で、皆さんの活動が低下しても人生の長さは変わりません。伸びないですね、寿命は。むしろ短くなるかもしれない。そうすると、本当に皆さんの貴重な時間というのが、無為に過ごされてしまうんですね。国家にとってこれ以上の大きな損失はないです。だから消費税なんて0%にして当たり前なんです。
これはね、税金がどうのこうのとか財政がどうのこうのとか、そういう話ではないです。それは全部金の話です。本当に大事にしなきゃいけないのは皆さんひとりひとりの時間と労力。それしかこの世にはないんです。お金なんてね、もう存在しないんです。本当は。ただの概念でしかない。なのに我々はそれに振り回され続けているんですね。
あともうひとつ、大事なのはもっと明確な方向性。これとっても大事だと思っていて。特に日本の場合は。本来は皆さんの時間と労力は皆さんのものです。ですから国家として、ある程度をそれを借りてやらなければいけないことはあります。例えばそれは、国家経営としてやんなきゃいけないのは、食料の自給と、それからエネルギーの自給、それから国内にないものを海外から買ってくるだけの外貨を稼がなきゃいけない、この三つはやんないと、国としてやっていけません。だからそれをやるために、ある程度、皆さんの時間と労力を借りる必要があるんですけど、日本は、まあもちろん食料の自給とエネルギーの自給はもう全然なってないですね。ただこれ本当に何とかしなきゃいけないんですが、それでも、国にないものを買ってくるだけの十分な外貨は、世界一黒字は稼いでますね、最初に見た通り。もう十分やり過ぎてるんですよ。
だったら本来は、皆さんの時間を余計に貰いすぎてるんで本来返さなきゃいけないはずなんですね。だからそのやり方としてお金を作って配る。そうすると皆さんの時間と労力を解放することができる。っていうのが本来の国家経営のあり方なんですけど、ただ、皆さんじゃあお金配るから遊んでくださいって言っても、どうも日本の人たちは働きたがりなんじゃないかと。いや、私そんなこと言われても困るわ、もうちょっと世の中のためになりたいとか、なんかそういう風に思っちゃうような、ちょっと被虐的な人たちかもしれない。被虐的というかそういう、なんていうかな、使命感溢れる人たちなんだろうなという風に想像します。だったらわかりました。新しい使命を帯びてもらいましょう。
それは結局ね、今まで、我々はそういう大きな使命があったんですね。戦後復興の時までは、戦後復興という明確な目標があってそのために先輩方が一生懸命身を粉にして働きました。だけどそれはもうやり遂げてしまいました。それ以上やっても仕方がないのに、アメリカからもういい加減にしろって言われたのに、ひたすら作って売ってということを繰り返して、もう何のために働いてるのか生きてるのかわかんなくなっちゃったんですよ。大人たちが。三十数年前に。
だからそれを見た若者たちはもっとわかんないわけですね。その中に、社会の中に入っていって、自分たちは何をすればいいのか、目先の利益とか売り上げのために働けばいいのか、ちっともなんかワクワクしないし、意義も見い出す せない。だから若者たちの死因のトップが、10代20代30代、皆んな自殺になっちゃったりしてるんですよ。我々大人が、生きる意義とか働く意味を示せてないから。
もう一度それを取り戻しましょう。これだけの世界一の黒字を稼ぐだけの大きな生産性があって、それから、皆さん、他の人たちのことを、他の国の人たちのことも含めて、思いやれる気持ちがあるんであれば、日本はこれから日本人のためだけじゃなくて、世界中の人たちの幸せのために、例えば世界の最貧国のためにとか、それから持続可能な地球を作るために、世界最先端型の循環型社会を作るとかね、そういうモデル社会を作るのか、根本的に働き方の考え方から変えていくのか、そういうほんとに新しい社会を作るという、そういう方向性のもとに日本を作り変える。もうこれは大作業になります。あらゆることを多分、変えていく必要があるんですよ。
我々は、例えば、ペットボトルからいろんなものを作って捨てています。もう捨てるために作っているようなものです。そうじゃなくて、もうパッケージのあり方から、商品の作り方から、完全に自然に還るものでしか作っちゃいけないというガチガチの法律かまして、「もうそれだったらもう国全部作り直すしかねえな」くらいのことをやって、一生懸命に皆んな働く。そうしたら、そういう大事業のなかで、今度、無駄な事業、無駄な仕事をしている暇はなくなります、おそらく。そんな大事業で、しかも、これから少子高齢化で、働く人口が減っていくんであれば、もう余計なことをやっている時間はないわけです。
そうすると、大きな方向性が明らかになったときに、その中で初めて、各人が自分の仕事が本当に意味があるのかどうか、自分が働いているこの会社っていうのは、本当に世の中のためになっているのかどうか、世界のためになっているのかどうか、子どもたちのためになっているのかどうかということを考え始めます。そうしたときに、「これ、俺の仕事あんまり意味ねえな」と思ったら、そこから離れるようになるかもしれませんし、そういった事業とか会社は衰退するようになるかもしれない。そうしたら、たぶん要らない事業、今さらカジノを作ってそれでお金を動かそうみたいな発想もなくなります。カジノ産業なんていくら動いたところで、結局、人の時間を使っているばっかりで、たいして世の中のためになりません。そんなものはなくなる。パチンコ産業だっておそらくなくなるでしょう。
そうやって大きな方向性がはっきりした時に、その中で各人が、大きな方向性の中で、自分の目の前にある事業だったり仕事が意味あるのかどうかと考え始めた時に、いろんな無駄というものが多分消えていくだろうと思います。無駄な事業とか無駄な仕事というのがね。今さらね、なんか決済するのに一個一個、判子を押してる暇はないんですよ、おそらく。そういうの要らないね、これ、なんでこんな馬鹿なことやってんだって、誰かが言い出して、要らないねって切っていく必要がありますね。そういう大きな方向性を出すことによって、それがおそらく皆さんの時間と労力の使い道をより意味のあることに、僕は変えていくんだと思います。
だから大事なのはそういう方向性、それから皆さんの時間と労力を無駄にしないこと。
何でかっていうと、結局一番大事なのは、皆さん一人一人の時間と労力。それからこの地球の資源だっていうことですね。それが実体であって、その実体の方から物事を見なきゃいけない。残念ながら、世界的にですね、もうね、これ、日本の話、ここまでしましたけど、今のお金のわけのわかんない仕組みに世界中が冒されてしまって、経済自体が、世界経済自体が、日本だけじゃなくて、もう完全に狂気の世界になってます。今の経済、はっきり言いますけど、狂気です、これは。
経済ってだってそもそも考えてみれば何かっていうとね、もともとね、価値の生産と交換なんですよ。世の中に必要な価値があるから作るんです。売るのも、相手が必要とするから売るんです。それを交換するためだけのものですね。必要ないものは作る必要ないんです。欲しくないものを無理矢理売りつける必要はないんです。ところがいつの間にか、お金をやり取りするための言いわけになってます。どうやってお金をもらうか、経済ってそのためのものになっちゃってますね。結局どこの企業に入っても、どの仕事をしても、今、言われることってたったひとつです。「売れ」です。売れ、売れ、売れ、売れ。要するに、お金をもらえって言われてるんです。お金をもらうのが「経済」だと思ってるんですよ。お金をもらうのが経済じゃないです。何を提供するかです。何を作り出すかです。それが経済です。
なんでこんなおかしなことになってるかっていうと、結局、すべてのお金が借金で生まれて、そのすべてに金利がつくからです。最初に説明した通り、100人に100万円ずつ貸して1億円のお金を作って、そこに5%の利息が付くと、皆んなが105万円を集めようとします。巨大な椅子取りゲームになってます。その瞬間に皆んながお金を集め始めますよ。なんとかしてお金を集めようとする。本来は、肩たたきとか手もみとか、そっちが大事なんですよ。それを誰かが欲してるから提供する。それが経済なのに、お金をもらうためにどうやろうかと皆んなが考え出します。今の経済ってそうなってますね。どうやって売るのか、どうやってお金を得るのか。
すべてのお金に利息がつく経済って、どんな風になっちゃうかっていうと例えば僕が100万円借金、1年間で借りてね、10%で借りて利息10万円払わなきゃいけない状態で商売したとしますね。だから元手100万円なんで、1万円で100個作って、まあこれで1万1,500円で100個売ろうとします。そうすると15%、15万円儲かる。これなんでかって言うと、全てのお金に10%の利息が付いてるんで、皆んながそれ「以上」を集めようとしますね。15%分、皆んなお金を集めようとするんです、余計に。でもお金そんなにないんですよ。生まれてないんです、元本分しか。要するに、15%分、お金がどんどん生まれていく世界、要するに借金が増え続けている世界じゃないと、これ、成り立たないんですね。
で、それと対応するように、物(ぶつ)、サービス、財、それも増え続けている、それが売れ続けている状態じゃないと、これ回らないんですよ。それこそ高度経済成長みたいな、成長期にしか、これ成り立たない仕組みなんですね。もちろん、これね、成り立たないです。なんでかっていうと、誰かが借金をし続けて、お金を発行し続けるなんてことは続くはずがない。
人口が頭打ちになったら、お金を借りてくれる人がそんなに増えなくなるんですね。増やそうにも増やせないんです。そうするとお金が足りなくなる。お金が集められなくなりますね。お金を集めようとすると何するかっていると、縮こまっていくしかないんです。お金がないんだったら、少なくもらおうという話になりますよね。コストカットして、売値を減らして、一万円で100個売って、10万円、10%。金利が下がっていくメカニズムってこうなんです、結局。お金なんてね、増えたってしょうがないんです。お金だけ。それに対応する実態価値が増え続けないとお金だけ増えたって、意味がないでしょ。でも実態価値が増え続けるはずがないんですよ。経済成長が続くはずがないじゃないですか。地球一個しかないんですよ。どうやって売り続けて、買い続けて、それで、消費し続けて、捨て続けることができるの? お金の仕組みだけ矛盾してるんです。どんどんどんどん下がっていって、8000円で120個、8500円で120個売って、6万円、6%。
世界的な低金利になっているのは、それが続かないことが実証されているから、実証されつつあるからです。お金なんて増えても意味がないんです。地球一個しかないから。増えちゃいけないんです。だからお金が増える、金利という概念が今、絶滅を迎えようとしています、世界的に。もっというと、日本人も高いんです。海外で5000円で200個作って、5400円で200個売って、利幅しっかりとって、8万円の8%儲ける。これね、何で5000円で200個作るかっていうと、5000円で作ったものは、1万円で作ったものの、多分、半分も持たないんですよ。頭いいでしょ? 安かろう悪かろう。だから同じ期間の間に、2回買ってもらえるんです。そうすると、1万円のもの売るより、何となく売りやすい、5000円を2回買う方が、壊れちゃうし。じゃあなんのためにこんなとこやってるんだって話ですよ、そもそも。どう見てもお金のためにやっていますね。
本来、経済というのは、5000円のものを作るのか、1万円のものを作るのか、どんなものを作って、それをどれだけ提供するか、誰がどれだけ欲しいか、それで決まっていくものです。本来はね。欲しくないものは作らなくていいし、売らなくていいし。要するに作らなくていいんだったら、仕事減るでしょ。例えば、30年で壊れる住宅なんかじゃなく、300年もつ住宅を作れば、仕事が10分の1になるんです。そうすると仕事がなくなっちゃって、住宅業界の人が困るみたいな、馬鹿なこと言い出すのね。働かなくなったら、皆さん、働かなくていいってことでしょ? 皆んなの仕事を減らしていけばいいのに、そうなってないんです。
なんでかっていうと、そうやって儲けた利益をごく一部の人たちが持っていってしまってるからね。こんな狂った経済を続けていくと何が起きるかというと、当然こうなります。作って売ったら、捨ててもらわなければ困るんです。もうね、何をやってんのか? って話ですよね。
もう我々の経済っていったら、本当に狂気になっていて、偉そうに、経営学とか経済学とかということを専門家の人たちが言ってますけど、今の経済って、とても欠陥があるというか、不完全なもので、我々が考えるコストというのは、人間が動くコストしか基本的に入ってないんです。魚をがさっと関係ないものも含めて、皆んな一気に取っちゃうのは、で、関係ないものをどんどん捨てるっていうのは、その方がコストが安いからなんですけど、コストっていうのは人間の労力が少なく済むからなんですね。人間の動くコストしか入ってない。
ただ魚が多様性を持って存在するに至った、そこまでにかかった長い時間とか、多種多様な魚が元に戻るまでの時間というのは一切その計算には入っていません。例えば鉱物とか原油とか石炭とかそういうものを掘り出すのも、結局、人間の動くコストしか入ってないんです。鉱物とか石炭とかそういうものがそういう状態になるまでにかかった何十万年の時間は全く入ってないし、それが元に戻るまでの時間も何の計算に入っていない。
要するに、結局、我々が考えて、当たり前だと思っている経済とか経営というのは、いかに不完全で、いかに狂気になっているかということ。そうやって我々の命をもはや脅かしているということですね。そういうことにそろそろ気づく時期に来ていて、これは日本だけじゃなくて、世界中でそう。世界中がそうです。そういう大きな今ムーブメントが来ているんです。そうやって考えていくと、今まで当たり前としてきたこういう資本主義みたいな考え方も今、大きく変わる時期に来ています。
で、今回のね、その政治の動き、れいわ新選組の動きがそこまでいくかどうかわかりませんが、僕みたいな人間がもし今回、国会に行くようなことがあれば、こういう声を多くの人が聞くようになれば、それが新しい時代の幕開けになります。僕はそういう範疇で今回のことを見てます。そういう範疇で、今回のことをやろうとしてるんですね。僕のことを知らなかった人、れいわ新選組から出てきた財政金融の何とか、とかみたいなね。そういう風に思っている人たちはちょっと違うんだということをわかってもらいたい。僕がやろうとしていることは、もっとでかい、世界変革、地球変革です。そのための第一歩として、れいわ新選組から出馬するとそういった形で見ています。
で、資本主義も我々は根本的に問い直す必要があって、資本主義っていうのは、資本家が労働者を、安く使ってそれから、高く売りつける。そういう仕組みですね。利益って、これでしか、上がらないです。基本的にね。世界中の企業が、これをやってます。世界中の企業が、皆さんを安く使って、高く売りつける、ということをやった結果、何が起きてるかっていうと、グルグルグルグル回っている間に、お金がほとんど、資本家のとこに集まっちゃいましたね。世界で最も裕福な8人とか、26人とか、60人とか、そこらへんの人たちが、世界の最も貧しい36億人の人たちと同じだけの資産を持っている。そんな世界が出来上がってしまいました。それは、我々がつくったんです。我々が、その金融資本主義をいいとして、放置してきたから、そうなるんです。かたや、常に世界の10億人くらいの人たちが、餓死寸前の状態におかれている。これ、狂ってるんです。完全に狂ってるんです。そろそろ、こういった馬鹿げたことをやめようという、そういった話になる必要がある。このままとても、子どもたちには渡せません。
今日の話を聞いて、皆さん、いくつか、気がついたことがあるんです。まずひとつは、お金ってのは、そもそも意味がないですね。お金が意味を持つのは、それで交換できる実体価値、実体価値があるから、始めて意味がある。こういった実体価値というのは、基本的には時間とともに、腐ったり壊れたりして、減っていくのが自然です。普通にもっていけば、減ってくんです、実体価値というのは。だから、お金だけ、金利で増えていく。これ、矛盾なんですよ、そもそも。バランスが取れなくなるに決まってます。それを無理やりバランス取ろうとして、ひたすらたくさん作って売って、消費して、壊して、捨てて、ということをやっていると、当然、さっきみたいなことになりますね。だから、これはもう無理がある。当然、子どもたちの未来を、どんどん壊していく。
あともうひとつ、皆さんに注目してほしいというか、意識してほしいのは、こっちの方です。こっちのこと、ほとんど意識していないんですよ。なぜか。知らないからね。借金でお金を作っているということ自体ほとんどの人が知らないです。今日、説明しました。借金は、お金は借金で作っている。つまり皆さんが、あると思っているお金と、ほぼ同額の借金が存在するんですね。さっきのデータでも見ましたね。皆さんが、1000兆円くらい、お金持っていると思っているかもしれませんが、それ全部、借金で、政府の借金が存在してるし、銀行の借金も存在している。誰かが借りてるんですよ。
で、その借金を全部返したら、何が起きるかというと、全部消えちゃうという話です。借金でお金作ってるから。つまりこの左側は無だったんです。ゼロサムゲームなんですよ。今の金融システムは。皆で平等に分けちゃったら何が起きるかというと、ゼロになっちゃうんです。終わりますよね、それじゃ。何が起きるかというと、皆、お金を奪い合って、借金を押し付けられて、し烈な競争社会になっちゃう。
だから、生産性みたいなことが言われるんですよ。その、今で言うところの、すぐにお金になるような価値を作り出せないような人たちは、生産性がない、って言って、だから、弱者とか障がい者たちが、攻撃の対象になるんですね。なんでかというと、この社会に生きていたら、そういう人たちが生きるために、お金をたとえば、社会保障がもらえるようになりますね。誰かがお金を手にするということは、誰かがその分の借金、自分のところに回ってくるかもしれないじゃないですか。だから結局、そういうのは、他者に対する攻撃性にも、ものすごく関係してくるんですよ。
この社会のシステム。これは日本だけじゃなく、世界中がこういうし烈な競争社会にならざるを得ない金融システムになっていて、しかも、必ず、一定割合の人たちが、貧困に陥いる仕組みになってしまっているんです。何でかというと、皆で平等に仲良くはなれないんです。なぜかって、皆が平等に分けあったら、ゼロになっちゃうでしょ。だから、必ず、誰かを蹴落として、自分が上に上がる、ということに、ならざるを得なくて、結局、ちょっとした不運とか、ちょっとしたきっかけで、下に落ちてしまうと、上がるのがとても難しい。
何がおかしいかというと、この仕組みそのものが、とてもおかしいんです。だから、僕は、これを変えなきゃいけないっていうことをずっと言い続けて、2011年から政治活動してます。ようやく、今回だから、今度の参議院選挙で、こういう声を、より多くの人たちに聴いてもらうことによって、僕が起こそうとしているのは、世界変革です。地球規模ですよ。そういうムーブメントを、この日本から、れいわ新選組から作れる、チャンスを得た。それを本当に、実は、皆さんの力が、後押しすることができる。
今、本当にすべきなのは、こういうどうしようもない、今の金融資本主義の仕組みを、根本から変えることです。これは地球規模の大転換も、そこまで来ている。なんでかって、地球がもたないんですよ。世界中の何十億の人たちが、これに苦しんでいる。もう、このまま続くことは、あり得ません。いかに、その人たちの力が、まとまって、大きな力を動かすか。この日本だったら、日本っていう国が、世界一のお金持ち国なのにもかかわらず、すごい苦しい思いをしている人たちが、まず自分たちのために声をあげて、今度それが何とかなってから、今度は、世界の人たちのために声をあげる。そういう順番で、僕は、日本から世界を変えようとしています。
で、そのための、それを促進するための政治、日本経営だと思ってます。そういうまったく違う次元の新しい政党を作る。どっかで作る必要があると思ってきました。だから、それはね、僕はもともと、2011年から、政治団体を設立してから、自分で作るつもりで、やってきたんです。ただ、今回、れいわ新選組。ああいうね、ひとつのきっかけが出来たときに、僕は、乗ることにしました。乗ることによって、その動きを大きく出くる、というように考えたから、それをやるつもりで、今回、やったんですね。だから、その意味で、今回、新しい次元の、新しい政党を「れいわ新選組」ていう形で作ろうと思ってます。僕が入ることによって、そういう新しい要素が、そこに加わると思ってるんですね。
今、僕が、一番変えなきゃと思っているのは、まあ、もちろんね、政治。今回だから、れいわ新選組が、国政選挙になることによって、何が大きく変わりますね。政治シーンが。政治の、なんていうのかな、枠組みが、たぶん大きく変わります。でも、僕はね、それだけでは、絶対無理だと思っているんですね。本当に、大きな数をとって、日本が世界を変えるくらいの、大きなムーブメントにするためには、僕一番変えなきゃいけないのは、何かというと、皆さんの頭の中だと思います。皆さんの頭の中です。結局ね、すべて、皆さんの頭の中のものが作ってるんです。
なんでかっていうとお金って存在しないものだということです。そのことをほとんどの人は気づいていないんですよ。皆んなお金あるあるあると思ってますよ。今日見た通り、何にもない無からのお金っていうのはまぁ、借金とお金、契約によって作り出してるだけです。人間だけですよ、お金があると思っているのは。お札を見てお金だと思うのは人間だけです。ヤギからみればたぶんエサでしかない。
(会場笑)
かなり美味しくないエサです。
(会場笑)
それから例えば「所有」とか、それから「支配」それも結局、我々が頭の中で作ってる概念です。「これは自分の物だ」って、人間しか思いません。他の動物は自分の物だなんて思いやしません。生きて死ぬだけです。すべてこの世の物は借り物です。我々自身も本当はそういう動物だったんですよ。だけど自分たちの頭の中でそういう「所有」という概念を作ってそして所有者の言うことを聞かなきゃいけない、支配の概念を作って、それにずっと従って生きてきたんですよ。もういい加減、皆さんやめたいと思いません?
なんで本当に、本当に貴重な時間をね、誰かの言うことを聞いて、たぶん資本家とか株主の言うことを聞いて、やらされる、やりたいことをやるんじゃなくて、やらされることをやる、のに人生の大半を過ごさなきゃいけないのか。今、我々が迎えている変化ってどういうことかっていうとそういう大きな本質的な変化なんです。我々の生き方とか死に方の問題です。だから僕はそういう話をずっとしてます。で、もしね、本当に我々が頭の中を変えられるか、実際存在しないものを存在しないっていう風に気が付けば、僕は大きく変わると思っています。なんでかっていうと、人間っていうのは本当に凄い力を持っていて、こういう人間の我々の頭の中にしかない「お金」とか「所有」とか「支配」っていう概念のもとに世界を本当に一変させるくらいの凄い変化を地球上に起こしてしまったということですね。
ものすごい数の種が絶滅するくらいのそんな強大なパワーを我々は持ってしまった。もし、我々が自分たちの頭の中を変えてお金なんて実は存在しないということに気づいた時に、そうした時に、ハッと周りを見回したら、なんとおかしな世界を作ってしまったんだって気が付く時が来ます。そしたらその気づきに従って、よし本当に美しい世界に作り替えようと思った時に、あっという間にそれを一変させるくらいのおそらく大きな力を我々自身が持ってるんですよ。
だから僕はそういう皆さんの力を信じてるからこそ頭の中から変えていけばそういった大きな変化を起こせると思っています。これはただ単に政権を取ったとかそれだけでは出来ません。選挙に勝ったとか自分が国会議員になっただとかそれだけでは出来ません。こうやってひとりひとりにしっかりと語りかけて皆さんの、皆さん自身の生き方とかね、考え方、価値観にそこに訴えかけて、どうなのかというのを問うて、そして皆さん自身がね、そうだと思って、その通りに生きようと思って、行動し始めて初めて変わっていきます。
だからこれはとてもとても長いプロセスになります。だからちょっと、あの、選挙で勝ったくらいじゃ、多分ダメだと思います。多分、しかしこれは本当に大きなきっかけになります。何故ならそれによって多くの人がこういう言葉を聞くようになるから、それは大きなきっかけになるでしょう。
で、一緒にそろそろ世界を変えにいきましょう。それで、これ、出来る出来ないじゃないです。もうね、やるか、やらないかです。もうそもそも我々生きている間に何をするか、ただそれだけの話ですよね。だったら、もう出来る出来ないじゃない。なくて、生きてる間にやりたいこと、やるべきだと思ったことをやりましょうということですね。絶対に変えられます。絶対に変えられます。もうね、時が来たんです。今なんです。もうね、今来た、これはもう今回の選挙でこういう動きになってるっていうのは、もう今そういう大きな変化がそこまで来てるっていうことです。もうだから絶対に妥協するな、欲しいものを取れと。皆さん多分ね、心の奥底に持ってるんですよ、どんな世界を求めてるか、どんな社会を求めてるか。それはね、おそらく消費税がどうとか、お金がどうとかそういう話じゃないです。もっと本質的な生き方、死に方の話です。もっと自分たちの生きたいように生きて、本当に自分たちの使いたいように時間を使って本当に満足した人生だなと思うように生きたいと思っているはずなんですよ。それを邪魔してる大きな仕組みがあるんです。僕が壊しにいってるのはそこです。そういうどうしようもない仕組みを壊しにいってる。だからそれは、もう、僕は日本人だから出来ること、やるべきことだと思ってますし、そういう大きな変化を起こすための、まぁこれ政治活動、何やっているかというと、もう右でも左でも、与党でも野党でもなくて、もう地球を救う日本チームを作るつもりでやってます。
では、最後に皆さんにお願いしたいこと、もう今、選挙ですからね、これ最後に言っとかなきゃだめだなと思って。当然、比例区で「大西つねき」と書く。
(会場笑)(拍手)
これはもう、当然やってもらわないと困る。あの別に「れいわ新選組」でも「山本太郎」でもいいですよ。でも山本太郎は一杯数取るでしょ?
(会場笑)
れいわ新選組で書くんだったら「大西つねき」で書いて。あのれいわ新選(組)で、別にね、やっぱり比例候補は自分の名前書いてもらうと比例順位が上がっていくんで、書いてください。でね、僕は誰に大西つねきって書いてもらいたいかっていうと大きな変化を求めている人たちです。ただ単にちょっと日本の政治が変わるとかなんというんじゃなくて、もうね、本当に何か新しい未来が世界的にもう新しい未来が来そうだなという風に思って、わくわくしちゃう人たちには、ぜひ、その象徴的な名前として大西つねきと書いて欲しいですね。で、あと大西つねきを知らせる、まだまだ僕本当に無名ですよ。でもこんなや奴、ほんとおかしな奴が出てきたよと、おかしな奴が世界を変えるんだよという風に思ったら、どんどん知らせてほしい。そのために、まぁ、あの動画とか著書とかこういう演説会に誘導していただければ、まぁ動画とか著書でもさんざん僕まあ本にも書いてありますけど、基本的に考えを述べてるんですけど、こうやって演説会とか、講演会で直接話をすることによって、なんか印象が全然違うとか、もうちょっと難しい金融とか経済の話ばっかりする奴だと思ってたけど、全然違うんだなとか、そういう印象が変わるんで。
あと直接言葉で話しかけることによって、それからドアを閉め切って逃げられない状態にして。
(会場笑)
思いっきり伝えることによって、伝わるものが何かあります。だから、こういうの結構、僕大事にしていて、だから僕比例区で一回にそんなに人数、街頭でやってるみたいに集められないですけど、その代わりドアで閉め切ることができるし回っていくと、だんだんそのうち増えていくんじゃないかと思っているので、皮切りにまず名古屋、大好きな人たちもいっぱいいて応援してくれる人たちもいっぱいいるので、名古屋を皮切りに西の方に回るということをやっています。
どんどん今日来てよかったと思ったら、明日大阪だから自分また明日大阪行こうとか、聴いた方がいいよっていうことをどんどんどんどんツイートとか、Facebookとか、なんでもいいから拡散していただいて動員していただければ、直接話を聞いていただけると。あと、これもうテクニカルな話になるんですけど、選挙ハガキ。もうねえ今回バッタバタで印刷物自体ないんですよ。だいたいもう僕、言ったと思いますけど、選挙の2日前ですよ、決まったの。7月2日の朝9時半に電話かかってきて、その日の2時に代表に会って、で、15分後に決めて、その後すぐメイクして眉毛なんかわけのわからないような。
(会場笑)
そんな描くなと思うくらい描かれて。一回眉毛あんまり描きすぎちゃって撮っておかしかったというんで眉毛一旦落として撮り直して(笑)それから出馬発表が7時の新宿の街頭ということで。2日前で、印刷物も多分誰も用意してないんです。で、皆配るチラシも持ってないんです。だから今回、僕チラシやめました。もう街頭で喋ってても本当にあまりにも広すぎて、選挙区が。街頭で喋ってもしょうがないなと思ったからひたすらネットに潜ることにして。あとはハガキです。ハガキだけは作りました。で、ハガキを作ってこれはぜひ、このね、ワクワクを伝えて欲しいんですよ。お知り合いの方に宛名を書いていただくハガキっていうのは、これね、選挙ハガキというのは自分で直接送っちゃだめなんですね。10枚20枚宛名書いてくれるよって人のとこに申し込んでいただければ送ります。そしたら宛名を書いていただいて同封の封筒に入れて、れいわ新選組事務所に返して欲しいんですね。そこから直接郵便局に持っていくという形で。自分でそれを配ったりとか、自分で切手を貼って出したりしては違反になります。
なのでどんどん大西つねきとかワクワクを伝えようって人はそのハガキを書いて欲しいと思います。そのハガキの申し込みはTwitterとか、ちょっと今日URLが複雑怪奇なURLなので、Twitterとか、Facebookとかのページで常に発信しているのでこれも本当時間がない話です。行ってきてやりとりの間に時間がかかっちゃうんでも本当もうあと数日の間に申し込んでいただいて発送するということをやらないと間に合わなくなっちゃうので、ぜひそれはご協力いただけるとありがたいです。
それから「ワクワクを伝えよう」というのはハガキだけじゃなくて、僕ね、結局どうやって変えていくかと考えたとき、よく選挙なので、皆んなに投票してもらうためにいろんな呼びかけとか、説得っていうかね、なんか自分の考えを押し付けちゃうみたいなことがよくあるんですね。選挙とか、政治活動していると。僕それってちょっとあんまり数を作る上ではこれからあんまり良くないんじゃないかと思っていて。
基本的に僕、人は変えられないと思ってます。一番最初に僕「個人の心の自由が一番大事」だと言ってますよね。だから、その人が信じてることとか、考えてることっていうのは尊重すべきだと思うんですよね。だから、無理矢理変えようとしても変えられないし変えちゃいけないと思ってます。だけど、「ワクワクを伝えよう」って何かと言うと、何かこう新しい時代がくるなぁと思ってワクワクしてた時っていうのはこれ隠せなくなりますね。自分がワクワクしているそのワクワクを伝えることによって周りの人はそれを見てなんかそれいいなーと、自分もなんかそれ知ってみたいなーとか、聞いてみたいなと思うことによって変わっていく。これは強制的に変えるんじゃなくって自分が変わって、なんか自分がすごく楽しくなったり嬉しくなったりワクワクしちゃったりということが、僕は拡げていく、とても大きな鍵になると思っていて、それを皆さんにやってほしいなと思っているんですね。
結局、僕は、こんなことを言った人がいますけど、「世界は自分以外の何かではない。自分そのものである」と。世界って自分以外の何かじゃなくて自分しかいないじゃないですか? ひとりひとりの自分の塊でしかないんです、世界って。で、人のことをじゃあ、変えちゃいけないってなった時にどうするかと言うとね、自分を変えるしかないじゃないですか。世界を変えると言ったら自分を変える以外にないんです。
結局。本当にねえもうねえ僕は、それが世界を変える鍵だと思ってます。感じませんか? 本当に起きてるのが今ここですよ。もう変わり始めてますよね。皆さんの中で変わりはじめてます。自分が一番よく分かっていると思います。なんかワクワクしちゃう感じ、本当に動き出したなという感じ。それは皆さんひとりひとりが持って、それがもう今、本当ここです。もう変わり始めてます。もう本当ここチャンスなんですね。チャンスなんでぜひひとりひとりに、これ自分にできること、多分、色々あると思いますよ。でもね、何より僕大事だと思うのは、本当に自分のワクワクに従って、自分の心の動きというか喜びに従って、何か行動するということが、結構、他の人を変える大きな鍵だという風に思ってます。