【一般社団法人反貧困ネットワーク、新型コロナ災害緊急アクション、コロナ災害対策自治体議員の会、いのちとくらしを守るなんでも相談会実行委員会】
・貧困格差の窮状は物価高の影響もあり更に深刻となっています。生活に困窮する人たちが増える中、失業者や高齢者、障害者ら、住まいの確保が難しい生活困窮者らをターゲットに、住まい確保や就労支援などを謳い文句に勧誘し、生活保護を利用させて、都心から離れた郊外物件などに入居させるなどして利益を得て、生活保護費を搾取するなど、生活困窮者の生活を一層不安定化させるという新たな貧困ビジネスの被害が増えています。
・東京都が、居所を失い、生活保護申請した場合。無料低額宿泊所か更生施設に入所させる事をルール化した事で、結果的に、中間搾取をおこなう悪質貧困ビジネスの入り込む余地を与えています、無料低額宿泊所等に対する規制の実施状況を点検し必要な改善が必要です。
・貧困格差の窮状は物価高の影響もあり更に深刻となっています。「いのちとくらしを守るなんでも相談会」に寄せられている困窮者の切実な声を政策に反映させることが必要です。
①不当表示をおこない、中間搾取をおこなう悪質貧困ビジネスの被害実例の共有をおこないます。事実共有を踏まえ、立ち入り調査をおこない、行政指導など、必要な規制を求めます。(当日は、被害事例に基づき会社名も公表、被害当事者の発言もあります。)
②法的には、無料低額宿泊施設入所を強制することはできませんが、現実には他の選択肢がないために実質的に強制されている実態があります。施設入所をしないと生活保護制度を利用できないなどの説明を受けてあきらめてしまうケースもあります。省庁はこのような事実を認識しているでしょうか。無料低額宿泊所等に対する規制の実施状況を共有させてください。調査の結果、利用者のプライバシーが確保されていないなど、不適切な住環境であることが判明したため、この施設を住居とする生活保護決定は行わないことを徹底してください。・
③生活保護申請同行と伴走の現場から「生活保護行政に関する現場の課題と要望」を聴いてください。
④貧困格差の窮状は物価高の影響もあり更に深刻となっています。「いのちとくらしを守るなんでも相談会」に寄せられている困窮者の切実な声を聴いてください。
第一部 困窮者を狙った悪質貧困ビジネス規制
第二部 無料低額宿泊所等問題と「生活保護行政に関する現場の課題と要望」
第三部 「いのちとくらしを守るなんでも相談会」に寄せられている困窮者の切実な声