安倍側近萩生田さんが消費増税の先送りを検討すかの発言からにわかに蠢きが見えてきた消費税。
実は、消費増税を取りやめるシナリオは、安倍政権の維持と憲法改正を目的に行動する安倍官邸周辺では決まってしまっているように見えます。
それは、消費増税反対の野党の主張を飲み込み、結果的に争点を失わせ、政権に有利に働く最大の選挙対策でもあります。
では、歳出はすでに消費増税を前提に組まれているのに、その歳入分がなくなったとき、どうやって穴埋めをしたらよいのでしょうか。
自国通貨で国債を発行して国民が引き受ければいいではないかという人もいます。
国債を発行してお札を刷り続けても、それでインフレにはならないし、国が倒れることはない、という主張に、山田さんは懐疑的です。ずっと国債を出し続けても、どこかで引き受けられないときがくる、その一瞬からガラガラと崩壊は始まり、国は歳入が不足し穴埋めの当てもなく破たんし、そのツケは、国に対する債権を大量に持たされた国民に降りかかる、と警告します。国債を発行しお札を刷れば、歳出を賄えるのならそもそも税金はいらないはず、そうはならないのは国債引き受けの限界がどこかで来るから、その副作用が過酷だから。
しかし、その懐疑を説明しようとすると、これがなかなか難しい。今回はそれに挑戦してみました。続編も作ります。お楽しみに。
◆ 山田さんが批判する元内閣参与藤井聡さんと荻原博子さんの対談番組「消費税は上げたらアカン」は、こちらから➡https://youtu.be/-JkwAtRKQDI