【STOP!!東海第二原発の再稼働いばらき大集会実行委員会】
日本原電は運転40年超え原発の再稼働方針を発表。
茨城の地から「再稼働NO!!」の声をあげましょう。
私たちは本日、「STOP!!東海第二原発の再稼働いばらき大集会」を開催し、改めて「東海第二原発の再稼働はストップする」以外にないことを確信しました。
岸田内閣が強行成立を図ったGX脱炭素電源法は、原発の新増設や60年超運転を可能にした原発推進法そのもので、東京電力福島第一原発事故後の「原発依存度の低減」という原子力政策を180度転換させた原発回帰にほかなりません。被災地の願いも国民への公約も踏みにじって、人類と共存できない原発を押付ける暴走を認めるわけにはいきません。
また、政府が福島原発事故で発生し続けるALPS処理汚染水の処分について「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」との約束を踏みにじって、海洋放出を強行したこと断じて許さず、強い抗議の声をあげます。放出決定の撤回と命を紡ぐ豊かな海を大量の放射能で汚すことのない代替案の真剣な検討を強く求めます。
私たちは訴えます。東海第二原発は首都圏に一番近い原発であり、周辺30キロ圏内に約92万人が生活しており、ひとたび重大事故が起こればその影響は大きく、住民の被ばく問題に加えて首都圏の経済活動も壊滅の危機となります。
東海第二原発は運転開始から45年も経つ老朽原発であり、絶対に再稼働させてはなりません。
7月11日には、東京高裁で東海第二原発運転差止訴訟の第1回控訴審が始まりました。原告住民側の弁護士は「福島第一原発事故は、1999年の東海村JCO臨界事故後、安全神話や絶対的安全はないと示された教訓を踏まえられないまま起きた。規制行政と国会が適切に機能していない今、次の原発事故を未然に防ぐためには、司法の役割は極めて重大」と訴えました。
福島原発事故は未だに収束せず、事故から12年経っても約3万人が避難生活を続けています。
私たちは、過酷事故と隣り合わせで、孫・子に負担を強いる原発はやめて、自然と共生する再生可能エネルギーこそ未来への希望であると確信します。
東海第二原発は廃炉以外に道はなく、来年の再稼働は絶対に許しません。
以上、決議いたします。
2023年8月26日
STOP! ! 東海第二原発の再稼働いばらき大集会参加者一同