野党候補一本化を最後まであきらめない 東京11区 「共産党とサシで話したい」(あくつ予定候補)
一昨日の立憲民主党の総選挙候補者正式発表を受けて、昨日共産党は候補者の一本化が行われる選挙区を発表した。現状では、全国で289小選挙区中約220の選挙区で一本化が決まった。立憲民主党が3選挙区、共産党が22選挙区で候補者をおろした結果だ。しかし東京では、25選挙区中6選挙区で立憲民主党と共産党の競合区が残っている。
そのひとつ東京11区(板橋区の一部)では、この間市民と野党の共闘をすすめてきた「チェンジ国政!板橋区」のメンバーが共産党と立憲民主党の地区の代表に一本化実現の申し入れを行った。日本共産党板橋地区委員会の佐々木地区委員長は、「25区選挙区中9人まで共産党諸選挙区候補者をしぼった。共産党は比例が主戦場なのでご理解いただきたい」と語った。
立憲民主党の予定候補あくつ幸彦予定候補には、「チェンジ国政!板橋の会」の宮田事務局長が、「まだワンチャンスはないのか」とせまった。この声にあくつさんは、「できればサシで共産党の方と話し合いたい。決して損はないと思う。できれば『チェンジ国政!板橋の会』で仲介してくれないか」と発言した。これに対し同会の荒川共同代表は、「今日早速電話してみる」と対応した。
この日午後から大山駅(東武東上線)駅前で行われた「チェンジ国政!板橋の会」の街頭宣伝では、立憲民主党予定候補のあくつ幸彦さん、日本共産党予定候補の西之原修斗さんがマイクを握った。市民と野党は、まだまだ一本化をあきらめていない。(湯本雅典・取材:10月14日)