※会見開始五分後からの撮影です。
【ウイシュマさん死亡事件の真相究明を求める学生・市民の会】
私たち「ウィシュマさん死亡事件の真相究明を求める学生・市民の会」は、名古屋入管で亡くなったスリランカ人女性ウィシュマさんの事件の真相究明と再発防止の徹底を求める署名を7月7日に立ち上げました。その第一次集約として、約1カ月後の8月13日には5万筆を超える署名が集まり、入管庁に対して提出をしました。
入管の出した「最終報告書」はご遺族にとっても、私たち学生にとっても到底納得のできるものではありませんでした。また入管はご遺族のみに限り、ウィシュマさんが亡くなる直前の2週間分のビデオを「2時間」に編集し開示しましたが、ビデオを見たご遺族は「最終報告書」に書かれていることと異なる点がある、と話しています。現段階では署名で求めている「再発防止」につながるとは思えず、また同じ悲劇が繰り返されるのでないかと危惧しています。
私たち学生は、このような酷い社会を下の世代に残したくはありません。入管の大人たちがこのままうやむやにし続けるのであれば、自分たち学生が立ち上がり、いつまでも訴え続けるしかない、と今回学生有志による会見をし、政府への提言を行うことにしました。
今、私たちの手元には約7万7000筆の署名が集まっていますが、そこにはとても多くの賛同の声が集まっています(※文末賛同コメント参照)。当日は、集まっている賛同コメントを壁一面に貼り、「政府に対する提言」をボードで解説します。外国人への人権侵害を許せない学生たちの声を是非ご取材いただけますようお願いいたします。
私たちの下の世代が大学生、社会人になる頃には誰もが人権を守られる社会にしていきたいと思っています。
以上
署名への賛同コメント一部抜粋
「自分の子が外国で亡くなった時、一体何があったのか、知りたいと思うのは、人として当然の事です。そんな当たり前の事に応えられないなんて、どういう事だろう。」
「隠す意味がわからないし、隠すのをかばう人の考えが、さらにわからない」
「事実の解明と、遺族へのビデオの公開は最低限の国の責任だと考えます」
「こういう事は、放置しておいては駄目だと思います。人権感覚が無いのは、恐ろしい事です。日の下にさらけ出し、人の、組織の闇を明らかにしないと」
「日本人として申し訳なく思う。責任を取らず隠蔽し逃げる態度は恥ずかしい。ご遺族に対して失礼極まりない」