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山岡淳一郎がレポートするコロナと向き合う最前線。目の前の患者をどうするか、政府に頼らずあるものを生かして工夫を重ねてきた医療の現場があります。大阪の悲劇を目の当たりにすると、この次は東京か、自分の町かと心配になります。呼吸が苦しい、酸素濃度が下がったと救急車を呼んでもなかなか来ない、来ても病院が見つからず待たされる、ただただ時間が過ぎ救急車での中で一昼夜が過ぎることもある、その時の患者の不安と焦燥は打ち捨てられたような孤独を伴います。それだけでなく、一人のコロナ患者を乗せた救急車は他の要請には応じられないから一般医療も崩壊の淵に追い詰められます。
右往左往し結局何もしていないに等しい政府のコロナ対策に翻弄されながら、全国では自分たちで考え粘り強い取り組みで困難を克服してコロナ患者に医療を届けようとしている人々がいます。その取り組みに敬意を表し、元気をいただく企画でした。
収録は2021年5月27日