陸上自衛隊と米海兵隊が、現在建設工事中の辺野古新基地に、陸自離島防衛部隊「水陸機動団」を常駐させることで2015年に合意していたと、沖縄タイムス紙が1月25日付で報じた。
これは、沖縄タイムス紙と共同通信社の合同取材によるもので、日米両政府の高官から証言を得たとしている。
これまで、日本政府は辺野古新基地を「米軍用」と説明してきたが、実際には日米が共同使用・一体化する事となり「普天間飛行場の代替」「沖縄の負担軽減」という前提が大きく覆る事態となる。
宮古島や石垣島など、南西諸島への陸上自衛隊配備が進む中、辺野古新基地が本拠地となるおそれがあり、自衛隊が沖縄全体を「日本本土の防波堤」とする意図が露わとなった。
今回のウィークリー沖縄は、この「陸自常駐」に対し、土木専門家に問題点を挙げてもらい、新基地建設に反対する辺野古住民から心境を伺った。