1974年10月17日生まれ、東京都世田谷区経堂で生まれ、江東区亀戸にて育つ。父親は永井荷風の研究書などを書いた作家・風景画家の松本哉(本名は松本重彰)。両親の離婚後は新宿区に住む。1994年、法政大学法学部第二部政治学科に入学。野宿同好会に入会、第5代会長に就任。
法制大学の在学中に貧乏学生を組織して、市ヶ谷キャンパス再開発を機に自称ゲリラ組織「法政の貧乏くささを守る会」を結成。愛知大学に賛同者を得たのをきっかけに上部団体「全日本貧乏学生総連合」(全貧連)を結成し、日本各地の大学13校(1999年時点)に支部を持つ組織となる。
2005年5月、松本は友人らと共に高円寺に「素人の乱」1号店を開店。市民運動化、古物商として、東京都杉並区高円寺でリサイクルショップ「素人の乱」を経営しながら、任意団体「貧乏人大反乱集団」を主宰する。最も注目されたのは、2011年3月に東日本大震災にて原発事故が発生した時に開催した「4・10原発やめろデモ!」と称する原発反対デモ。インターネットの呼びかけに応じて、1万5千人が集まる大規模なデモになってお祭り騒ぎとなったが、マスメディアにほとんど無視された。さらに2011年6月11日に「6・11新宿・原発やめろデモ!」を主催して参加者2万人を集めた。
思想としては、既存の左翼運動に対して「楽しくない」と感じており、難しい思想を訴えることには否定的。単に主張を叫ぶだけのデモよりも自分たちがやりたいことを実際にやって見せる行為のほうが「デモンストレーション」の語義に適っているとしていて、この考え方が京都大学の前にこたつをおいて鍋会をした学生たちにも影響を与えたと思われる。
実際には、松本哉の路上活動自体は、2011年の原発デモがピークであり、インターネットで話題になる事も少なくなっている。
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