2016年アメリカ合衆国大統領選挙では、長年統一会派を組んでいる民主党に入党し予備選挙に立候補した。大統領選後に再び無所属議員となり、上下院を通じ、無所属議員として米国史上最長のキャリアを継続している。長期にわたる活動が市民に高く評価されており、民主党にも大きな影響力を持っている。
1963年、シカゴ大学の学生で当時21歳だったサンダースは、人種隔離政策に反対し、警察官に両腕を掴まれ逮捕された。1972年、再び労働ユニオン党員としてバーモント州知事選挙に立候補するも落選。その後も1974年に上院議員選挙、1976年に州知事選挙に立候補したが、いずれも落選。この頃までの生活は非常に厳しく、リチャード・シュガーマン宅に身を寄せた。
1990年、連邦下院議員で対抗馬の共和党候補を17%差で下し、下院議員に初当選を果たした。2010年12月13日、ブッシュ政権から続いていた減税措置の延長をめぐって8時間半に及ぶフィリバスターを行った。このフィリバスターはインターネット上で話題になり、その後の大統領選挙の際にもYoutubeで人気動画となった。
2016年アメリカ合衆国大統領選挙に立候補して、多数の汚職疑惑から本命候補とされていたヒラリー・クリントンを敬遠する労働者や青年層の党員を中心に支持を集め、共和党のドナルド・トランプと並んでアウトサイダーながら予備選の有力候補に躍り出る躍進を見せた。民主党の予備選でバーニー・サンダースが勝利すれば、大統領に選出された可能性が高かったという評価もある。トランプ大統領については、現実主義者として一定の評価を行っている。
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