1994年に党首となったトニー・ブレアは既存の福祉政策でもサッチャリズムでもない、自由主義経済と福祉政策の両立を謳った「第三の道」路線を提唱し、労働組合の影響力を大幅に減らした「New Labour(新しい労働党)」をアピールした。保守党政権によって拡大した所得の格差に不満を持った人々や、長期政権に飽きていた有権者の支持を集めて、1997年の総選挙で地滑り的な大勝を収める。結果的に、ブレア政権下では労働党史上初となる総選挙での3期連続勝利をもたらした。
実際には、ブレア政権下で労働者の失望が労働党の党員を減少させ、1997年には405000人いたが、ブレアが首相を退任する2007年には177000人まで落ち込んだ。
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