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91歳の萬次じいちゃんが奇跡の棚田を語る【祝島】

前回の映像↓の続きです 
【祝島】親子3代で築いた平さんの奇跡の棚田
https://youtu.be/xq-_QUF_Bmk

瀬戸内海の西の端に浮かぶ小さな島・祝島(いわいしま)(山口県上関町)には「平さんの棚田」という親子3代で30数年かけて築いた30m超(全6段で8mの段は高さで恐らく日本最大級)の奇跡の棚田があります

映像の平萬次(まんじ)さん(91歳)の祖父・亀次郎さんが大正中期ぐらいの機械のなかった時代に、原野に入り人と牛の力で棚田をつくり始め、家族の協力を受けながら萬次さんまでの親子3代で築かれました
萬次さんは二十歳ぐらいの時に亀次郎さんと一緒に石垣を積まれたそうです

棚田をつくったその心は――「米さえあれば生きていける」
昔はお米が命の次に大事というぐらいのものだったので、亀次郎さんは子どもや孫のためにできるだけ大きな棚田をつくろうと思われたそうです
そして今棚田にある石碑には亀次郎さんの詩が刻まれています
「今日もまた つもりし雪を かきわけて
  子孫のために ほるぞうれしき」

子どもも孫にあたる萬次さんもここでずっと稲を育て続けて実りを手にし、萬次さんの子どもや孫もお米を食べてこられました
この詩を萬次さんは亀次郎さんを想いながら石に刻まれました
この物語は祝島の素晴らしいドキュメンタリー映画「祝の島(ほうりのしま)」(纐纈あやさん監督)に描かれています

萬次さんは2014年ぐらいまで耕作されていましたが、今はたまに行くぐらいで、段々と草に覆われ小さな木も生えてきて「原野に還るのも時間の問題」だと
気の遠くなるような労力をかけて築かれた棚田ですが、そうなってもいいと思われているのは、亀次郎さんがつくっている時に萬次さんにこう話されていたからです
「お前がこの棚田を耕作して、次の代には何もなくなる。世の中は同じことはいつまでも続くものではない、それが世の習いだ」と
なくなることを想定しながら人生をかけてつくる心境…!

今は心動かされた島の外の人が訪れて草を刈ることもあるそうです
原野に還ってもいいし、残ってもどちらでもいいんですね
映画やテレビや新聞で取り上げられて多くの人に伝わったから良かったとも話されていました

訪れる度に力をもらう「平さんの棚田」
もらった力で僕も自分の田んぼや暮らしを楽しくがんばっていこうと思います

〈「祝島」関連映像〉
「千年以上続く祭り【神舞】に向けて祝島へ(神舞の由来、祝島の暮らしや原発計画)」
https://youtu.be/yfyPAh-Hbno

「千年以上続く祭り【神舞】時を越えて受け継がれる〈神・海・種・人…〉ご縁の物語は続く」
https://youtu.be/mvpNxiJ3VHw