内容
今、東京都政はほんとうに「都民ファースト」なのか。詭弁と先送りで地方自治を弄ぶ小池都知事の政治手法を、前鳥取県知事と元検事が徹底的に検証する。
著者
片山善博(かたやま・よしひろ)
1951年、岡山県生まれ。東京大学法学部卒業後、自治省に入省。能代税務署長、自治大臣秘書官、自治省国際交流企画官、鳥取県総務部長、自治省固定資産税課長などを経て、99年より鳥取県知事(2期)。2007年4月、慶應義塾大学教授。10年9月から11年9月まで総務大臣。同月慶應義塾大学に復職。17年4月、早稲田大学公共経営大学院教授。併せて、鳥取大学客員教授、日本郵船株式会社社外取締役など多くの要職を務める。著書に『地方自治と図書館』(共著:勁草書房)、『民主主義を立て直す 日本を診る2』(岩波書店)、『片山善博の自治体自立塾』(日本経済新聞出版社)など多数。
郷原信郎(ごうはら・のぶお)
1955年、島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2006年に弁護士登録。08年、郷原総合コンプライアンス法律事務所開設。これまで総務省顧問、日本郵政ガバナンス検証委員会委員長、総務省年金業務監視委員会委員長などを歴任。著書に『検察の正義』(ちくま新書)、『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書)、『思考停止社会─「遵守」に蝕まれる日本』(講談社現代新書)、『検察崩壊─失われた正義』(毎日新聞社)など多数。
発売日:
2017/06/22