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20250206 UPLAN【マゲシカを守る人権救済申立】環境省に問う「環境アセスは何を守るのか」マゲシカを辺野古のジュゴンの二の舞にするな

チャンネル名: 

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環境省に問う「環境アセスは何を守るのか」
“マゲシカを辺野古のジュゴンの二の舞にするな"
【馬毛島の自然を守る会】
マゲシカのいない世界は生きるに値するか ?
防衛省の 自然保護策は、フジテレビが人権を語るようにウソばかり!
鹿児島県の種子島北半を占める西之表市の西岸沖合に、馬毛島(ま げしま)と いう小島が浮かんでいます。この島でいま、自衛隊と米軍が共用する2本 の滑走路を中心に、一大軍事基地の建設計画が進んでいるのは、ご存知かもしれません。2023年 1月には工事が始まり、当初の計画では 2027年完成のはずだったのに、今年 1月 には「2030年完成見込み」と変わりました。
馬毛島には豊かな自然と歴史があり、海の幸をはじめ「宝の島」として種子島の住民から拝まれる存在でしたが、1970年 代以降、次々と筋の悪い開発計画の標的となって、その極めつけが、米海軍空母艦載機離着陸訓練施設の移転先が化けた「自衛隊馬毛島基地」です。軍事施設がなかつた場所に、まつたく新しく基地を作るのは戦後初。歴代の開発計画が持ち上がるたびに、漁師や周辺住民は訴訟を含む反対運動を重ねてきましたが、沖縄の辺野古で進む普天間代替基地建設と同様、米国から急(せ )か されるこの馬毛島基地は、日本政府=防衛省が間答無用でごり押しを続け、いまのところストップがかかりません。
馬毛島のユニークな生態系を代表するのが、ニホンジカの亜種で「絶滅のおそれのある地域個体群」(環境省レッドリスト)とされるマゲシカです。日本列島のシカの中でも最古の特徴を残すこの貴重な群れが、基地建設によって文字どおり絶減の危機に瀕しています。開発前と現在の写真を見比べてください。古来、小さくとも緑濃い島の自然に適応して命をつないできたマゲシカが、こんな裸の荒れ地で暮らせるはずがありません。防衛省は、形式的な環境影響評価(ア セスメント)の 手続きを取つたものの、その記述は「どうなっても知らないよ」と言わんばかり。おまけに、こんなに植生をはぎ取つた状態で「1000頭増えた」と豪語するのです。
そこで、長く保護活動に取り組んできた「馬毛島の自然を守る会」を中心に、日本弁護士連合会の人権擁護委員会に対して「人権救済申立」をすることにしました。「えっ、マゲシカが人権問題?」 と意外かもしれませんが、マゲシカがいなくなるほど馬毛島の自然環境が破壊し尽くされることによる住民生活への影響や、民意も科学も無視した日本の環境影響評価制度の問題点を訴え、同委員会が独自調査に乗り出すこと、その結果として防衛省と環境省に改善を提言することを求めています。
これに対し、下記のような個人と団体が申立人になつて、2月 6日 (木 )に 申立書を提出したあと、午後 4時からメディアと一般市民向けの院内集会を開催します。ぜひ、馬毛島の知られざる惨状と、今回の取り組みについて最新報告をお聞きください。
【報告】
1. 馬毛島の現状 ・ドローン撮影及び地元からの報告
(長野広美・馬毛島の自然を守る会)
2. 辺野古と馬毛島の杜撰な環境アセスーージュゴンとマゲシカは生き残れるか?
(花輪伸一・沖縄環境ネットワーク)
3. 環境アセスの制度改革を求める日弁連の立場及びマゲシカ救済申立の要点
菅野庄一弁護士