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【再稼働阻止全国ネットワーク】
原発は、現在の科学技術で制御できる装置でないことを、13年余り前に起こった福島第一原発事故が大きな犠牲の上に教えている。これまで、私たちは原発再稼働が非常に危険であることを主張してきたが、政府・経産省・原子力規制委員会ほかは安全性を確認の上で原発稼働と強弁し、昨年末には事故炉と同じ沸騰水型である被災原発女川2号や島根2号までも稼動し、既に老朽原発を含め14基の原発を稼動させている。
昨年元日にマグニチュード7.6の大地震が石川県・富山県・新潟県の各地に甚大な被害をもたらした。私たちは、住民の反対で建設を断念させた珠洲原発が建ってなくて良かった、多くのトラブルが報告された志賀原発が稼動中でなくて良かった、と胸をなでおろしている。
ところが今、福島第一原発の深刻な事故を起した東京電力が数々の地震に被災した柏崎刈羽原発の再稼動を計画している。
東京電力の監督官庁である経産省と新規制基準適合性を担当する原子力規制委員会に柏崎刈羽原発再稼動についてその姿勢を問う。特に、政府の地震調査研究推進本部が日本海にある海域活断層の調査結果を発表したことを受け、東電が柏崎刈羽原発の地震や津波想定への影響をどう評価するのかを問う。
私たちは、世界三大原発事故のひとつ福島原発事故を起こした東京電力に原発をうごかす資格があるとは考えない。その点についても政府の対応を確認する。