市民社会フォーラム学習会
高遠菜穂子さんイラク最新報告会
命に国境はない - 紛争地イラクでの人道支援と復興の課題 -
日時:2019年1月19日
場所:元町映画館2階イベントスペース
イラク戦争に自衛隊が派遣されて15年、イラクから自衛隊が撤退して10年となろうとする今、イラクは民主化されるどころか、宗派・民族対立やISのテロなどによって、いまだに人道危機に瀕しています。
日本政府が米国の「大義なき」イラク戦争に協力し、憲法違反の自衛隊海外派遣を行ったことは正しい選択だったのか、問題を風化させず検証がなされるべきです。
イラク戦争開戦から15年以上にわたりイラクへの人道支援を続けている高遠菜穂子さんに、現地の復興状況と課題、日本の私たちが考えなすべきことは何か、お話しいただきます。
■高遠菜穂子(たかとお・なほこ)さん
エイドワーカー。イラク支援ボランティア。1970年、北海道生まれ。大学卒業後、会社員を経て地元で飲食店経営に携わる。2000年インドの「マザーテレサの家」、2001年からタイ、カンボジアのエイズホスピスでボランティア活動に専念。2003年5月からイラクでの活動開始。2004年4月にイラク・ファルージャで「自衛隊の撤退」を要求する現地武装勢力に拘束された。解放後、日本国内で「自己責任」バッシングを受ける。現在もイラク人道・医療支援活動を継続中。「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」呼びかけ人。--著書に『戦争と平和 それでもイラク人を嫌いになれない』(講談社)『破壊と希望のイラク』(金曜日)など、共編訳に『ハロー、僕は生きてるよ。ーイラク最激戦地からログインー』(大月書店)