自民党の犯罪者を裁け!

日本政府の間違った増税政策で、30年以上も不況が続いてきました。庶民に減税して経済回復!

20220413 UPLAN 第2回「共同テーブル」大討論集会迫る憲法の危機-参院選をどう闘うか―共同テーブル・発起人と市民の徹底討論―

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【共同テーブル】
ロシアのウクライナ侵攻は戦争の惨禍を私たちにつきつけました。「共同テーブル」はロシア軍の即時撤退と停戦を求めます。
一方、ウクライナの悲劇を奇禍として自民党や維新は「ウクライナは明日の台湾」、「敵基地攻撃能力保持」、「核シェアリング」など暴言を連発。岸田首相は「今こそ憲法改正を」と叫んでいます。
戦争は理性を麻痺させるといいますが、まさに政治が判断停止に陥っているようです。
このような風潮の中で参院選が実施されることに、私たちは大きな危機感を覚えます。
参院選で改憲勢力に3分の2議席以上を許してしまえば、2025年までは解散総選挙もせずにいつでも改憲発議可能な「黄金の3年間」と言われています。
7月の歴史的な参院選は、覚悟と勇気、そして理性的な判断が問われるのではないでしょうか。
●命の安全保障を考える
私たちは戦争をなくす道、命の安全保障の方法を考えたいと思います。
戦争は始まってしまえば核戦争の危機を現実化します。戦争をおこさせないためどうするかが参院選の争点です。「抑止力」は攻撃を防ぐ方途ではありません。「抑止力」の競争は軍拡競争であり、行き着く先は核兵器開発競争ではないでしょうか。
日米で中国包囲網をつくり、馬毛島、沖縄から南西諸島一帯をミサイル要塞化すれば緊張を高めるだけです。NATOの東方拡大がウクライナ問題の遠因になったことを想起しましょう。
自民党内からは、ウクライナ問題でエネルギー不足にならぬよう、原発の再稼働を求める声が出ています。しかし原発は最悪の時限爆弾に転化します。これを機に原発廃炉を急ぐべきです。
●暮らしの安全保障を考える
新型コロナ禍で加速された格差と貧困の拡大は深刻です。「非正規」、とりわけ女性労働者は苦境にさらされています。食料支援活動には大勢の困窮者がおとずれます。自死や「家庭内殺人」は後を絶ちません。在日の皆さんへのヘイトはネットにあふれます。福島第1原発の汚染水放出は、漁民の復興の希望を絶とうとしています。一方政府は防衛費の倍増をめざしています。倍増すれば消費税収の半分に相当。他国の軍拡を誘発する愚行をやめ、消費税を軽減すべきです。
●野党共闘の再建と護憲の比例共同名簿の前進を
参院選で3分の1以上の護憲の議員を送り出すためにどうするか。まずは停滞している野党共闘を立憲民主党、共産党、社会民主党、れいわ新選組が力を合わせて再建することです。そのために何ができるか。そして社民党、新社会党などによる比例の共同名簿方式も新たな試みです。こうした多様な努力を交流し参院選挙に挑みましょう。
市民と立憲野党の協力で、ムーブメントを巻き起こすには、何が必要なのか。
皆さんとともに考えましょう。そして、たちあがりましょう。
「共同テーブル」の理念と今後の方向を討議するシンポジウムです。
多くの皆さまのご出席をお待ちしております。
プログラム
1総合司会
杉浦ひとみ(弁護士)白石孝(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)
2ご挨拶
発起人を代表して佐高信
3第1部
憲法の危機に参議院選挙でどう立ち向かうか
●基調講演中野晃一(上智大学教授)
●パネルデイスカッション
パネラー中野晃一(上智大学教授)
竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
纐纈厚(山口大学名誉教授)
前田朗(東京造形大学名誉教授)
山城博治(沖縄平和運動センター顧問)
4第2部参議院選挙を共同でたたかう-私の訴えたいこと
大椿ゆうこ(非正規からの脱却)
金泰泳(東洋大学教授・多様性社会を)
岡崎彩子(新社会党・ロスジェネ世代の声)
5まとめと閉会挨拶
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<いのちの安全保障確立に向けて>
―非正規社会からの脱却宣言ー
32歳で急逝した歌人、萩原慎一郎が「非正規という受け入れがたき現状を受け入れながら生きているのだ」と歌った。彼は「箱詰めの社会の底で潰された蜜柑のごとき若者がいる」とも歌ったが、非正規があたり前のようになっているこの社会の異常さは、格差拡大や、沖縄への軍事基地の押しつけや、歯止めなき環境破壊となって噴出している。なしくずしの改憲への動きもその一つである。
日本国憲法には理念があり思想がある。
「戦争はすべてを失わせる。戦争で得たものは憲法だけだ」と城山三郎は言った。
非正規社会からの脱却をめざす革新勢力の結集の軸に私たちは憲法の理念の実現を据える。それをあいまいにして結集しても、腐敗した保守勢力(公明党、維新を含む)に傾斜するだけである。
原爆を落とした加害者のアメリカに追随し、被害者となった中国を敵視するのでは、憲法に基づく平和外交を展開できない。どんなに困難であっても、アメリカと中国双方に等距離の位置から、できるだけ、国家の水位を低くする努力を積み重ねる必要がある。
そして喫緊の課題の脱原発である。主にこの三つの立場を明らかにして、新たなるプラットフォームを形成したい。
社会民主党は「革新勢力」が「分裂や対立を繰り返してきた」ことを反省し、「新社会党や緑の党をはじめ、基本政策が一致する多くの政党・政治団体・市民団体と日本を変えるためにネットワークを強化する」と表明したが、それを実現するために新たなるムーブメントを起こしたい。
端的に言えば、いのちの安全保障確立へ向けて非正規社会からの脱却をめざす運動を起こすということである。
2021年7月
起草発起人を代表して佐高信
「共同テーブル」発起人(アイウエオ順)
浅井基文(元広島平和研究所所長・政治学者)安積遊歩(ピアカウンセラー)雨宮処凛(作家・活動家)伊藤誠(経済学者)植野妙実子(中央大学名誉教授・憲法学)上原公子(元国立市長)大内秀明(東北大学名誉教授)大口昭彦(弁護士・救援連絡センター運営委員)海渡雄一(弁護士)鎌倉孝夫(埼玉大学名誉教授)鎌田慧(ルポライター)金城実(彫刻家)纐纈厚(山口大学名誉教授・歴史学者)古今亭菊千代(落語家)佐高信(評論家)清水雅彦(日本体育大
学教授・憲法学)白石孝(NPO法人官製ワーキングプア研究会理事長)杉浦ひとみ(弁護士)竹信三恵子(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)田中優子(前法政大学総長)鳥井一平(全統一労働組合・中小労組政策ネットワーク)前田朗(東京造形大学名誉教授)室井佑月(小説家・タレント)山城博治(沖縄平和運動センター顧問)


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