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ピースサインで指紋が盗まれる?!意外と知られないスマホ指紋認証の危険性

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スマートフォンなどで指紋認証が気軽に使われるようになりました。指紋認証のロック解除は、パスワード認証などに比べて忘れる心配もないですし、本人しかロック解除できない安心感もあります。指紋認証のシステムは、多くのスマートフォンに搭載されるようになってきています。iPhoneには、指紋認証が標準装備されて、その便利さから多くのユーザーが利用しています。

その一方で、指紋認証に対して危険性も指摘されはじめています。ここでは、指紋認証の3つの危険性を指摘しておきます。指紋認証の危険性を理解した上で、指紋認証を使うかどうかを決めるのが良いでしょう。

先ず1の危険は、「自分が睡眠時に指紋認証でスマホのロック解除される」ことです。自分が寝ている時に誰かに自分の指がスマホに当てられることで、スマホのロックが簡単に解除されてしまいます。

実際に夫の浮気を疑った妻が、夫が寝ている時に夫の指をスマホにあてて指紋認証を解除した、という事例がツィッターなどで多数、報告されています。特にお酒に酔っている時などは、スマホを枕元に置いて寝てしまったら、何をされても分からない可能性が高いです。寝ている時に指紋認証を解除されて、スマホの中身を見られたことすら気づかないかもしれません。

次に2つ目の危険は、「偽の指紋を作られる」ことです。最近のカメラの画質が向上して、SNS上ににアップロードされる写真などでも、指紋の細部まで確認できるレベルになってきています。

ピースサインの写真から指紋を読み取って、誰でも市販で買える安い3Dプリンタなどで指を再現すれば、スマホの指紋認証を簡単に突破できることが研究者などからも報告されています。

また、YouTubeなどにアップロードされる動画の画質も向上しているので、動画から指の指紋を読み取ることも可能になっています。

指が良く見える動画いくつかあれば、個人の指紋がより正確にコピーできることになります。写真・動画に写ることが多い有名人などは、指紋も簡単に知られてしまいます。

スマホの指紋認証は、個人がスマホを頻繁に使うことを想定しているので、企業向けのものに比較するとロックが解除しやすくなっています。さらに、指紋が盗まれると、スマホだけでなくマンションのドアロック解除などでも悪用される危険性があります。

3つ目の危険性は、Google社、アップル社のシステムで動くスマホに登録した自分の指紋情報が外部に送信されてしまう危険性です。Google社、アップル社が個人の指紋を収集してアメリカ政府に提出している可能性も否定できません。

個人で出来る安全対策としては、初めから指紋認証を使わないことです。どうしても指紋認証を使いたい場合は、友達と写真を撮る時にピースサインをしないこと、最も小さい小指で指紋認証をすると安全策として有効です。