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東日本を襲った大震災・津波・原発事故から7年が過ぎました。被曝は危険かそうではないか、復興は順調かそうではないか、あるいは原発は止めるべきか継続すべきか。さまざまな論争が、社会に大きな亀裂を生じさせながら繰り広げられてきました。けれど、そうしたいわば空中戦のような議論とは一線を画したところでは、災害をその人生に引き受けざるを得なかった人々が、苦悩の中で一つ一つ決断を積み重ねていった地道な時間が流れていました。震災前からリスク論を報道の方法論と捉えていた若いジャーナリストが、一人一人の「生身のリスク論」を記述したことが、立場を超えて静かな共感を呼んでいます。ノンフィクションライター石戸諭さんの7年に耳を傾けてください。
石戸諭『リスクと生きる 死者と生きる』(亜紀書房)
竜田一人『いちえふ』(講談社 現在3巻まで刊行)
石戸諭さんのツイッター @satoruishido
https://twitter.com/satoruishido