コロナの感染拡大防止へ向けた緊急事態宣言などの下でも住民の生活を支えた働き手たちは「エッセンシャルワーカー」と呼ばれて称えられた。だが、こうした働き手たちは本当に報いられているのか。3月からの一斉休校の中で働く親たちのためフルタイムで小学生を預かった大阪府守口市の指導員たちが、4月からの民間企業への委託のあと、まとめて雇い止めにあった。千葉県四街道市のでも、社会福祉協議会に委託された学童保育の指導員が、子どもたちの過密受け入れに意見したことで雇止めにあった。
保育園でも、民間委託のあと利益が上がらないと突然閉鎖される事件が相次いでいる。保育士が園の改善やコロナでの休業補償を求めて団体交渉を行った直後に閉園が公表され、保育士が県外の他の保育園に異動させられる事件もあった。
背景には、財政削減下での民間委託や、非正規公務員の法定化ともいえる「会計年度任用職員」制度などエッセンシャルワークの担い手の労働条件の悪化が見えてくる。
「エッセンシャルワーカー使い捨て」の背景にある担い手の待遇悪化を、今年、会計年度任用職員制度に失望して退職した瀬山紀子さんと、守口市の元学童保育指導員で学童保育訴訟の原告の一人、中尾光恵さんを招いて考える。
収録は2020年12月5日
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