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【新ちょぼゼミ】
核融合は核分裂とは違って安全で過酷事故などはなく、かつ、無尽蔵にある資源を使って作る未来の夢のエネルギーですから、一刻も早く実用化に向けて、国民が一体となって開発を進めていきましょう。核融合、明るい未来の、エネルギー、だそうです。どこかで聞いたことがあるキャッチフレーズですね!! まただまされて下さいと言っているようです。核融合発電では、重水素と三重水素(トリチウム)からなる超高温プラズマを磁場を用いて容器の中に閉じ込めて核融合させ、核融合によって発生する中性子のエネルギーを用いて発電を行います。超高温プラズマを長時間維持し続けることは非常に難しく、発生したエネルギーを発電用に集約していく仕組みも容易ではありません。原料は無限にあると言われていますが、大量のトリチウムを利用可能な形で調達するのも大変です。技術的な困難が山のように立ちはだかり、核融合の研究は進んでいても、それを採算の合う発電に結び付ける技術は全くと言っていいほど存在していません。何十年も見続けてきた「(悪)夢」を、これからも巨額の税金をつぎ込んで推進していくのでしょうか? 今回は物理学者の黒川眞一氏(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)に核融合発電のご説明をお願いしました。
講師:
黒川眞一(くろかわ しんいち)さん
大学共同利用機関法人「高エネルギー加速器研究機構」名誉教授


















