立憲主義と9条③ 私的領域を守る立憲のシステム 石川健治 立憲デモクラシー講座⑥

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立憲デモクラシー講座 石川健治先生(東京大学)の「立憲主義と9条」の3回目。大河講義もいったん終了です。
立憲主義は、多様な価値観の共存を維持するために、私的な自由の領域と公共空間を峻別し、権力の圧迫に抗し、他方で人々に公共空間に私的な価値観を持ち込まないことを求めます。どんなに素晴らしい価値観であっても、それを公が個人に押し付けることはできません。
そうすると、すべての戦争を否定し絶対的平和主義を身上とする人も、この考えを公共空間に持ち出し、他人に押し付けることはできない。自分が正しいと考える思想も、公共空間い持ち出して他人に強要することはできない、たとえそれが9条であっても(そうなんですか!)
私的な領域を守るために、立憲主義は公共空間の権力を細分化し分立させる。軍権、宗教、金権を分離することで、権力が私的領域を侵害することを止めてきた。9条は、権力から軍権を奪い、そのことで私的領域の自由を守っている。
他方で、9条は300万の国民とアジアの2000万の人々の犠牲の上にあり、平和主義の象徴であるという考え方が、絶えず境界線を押し破って私的領域に侵入してこようとする公共空間・権力の圧力を押し戻す重要な熱源であった・・・。
立憲主義の常識と9条の持つ意味・・・刺激的な講義でした。


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