戦後賠償、中国との和解が教えること 内田雅敏さん 池田香代子の世界を変える100人の働き人24人目

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韓国への半導体素材輸出規制は、隣国との対立を煽り、その負の感情を選挙に利用するかのようなタイミングで発表されました。またこの措置は、暗礁に乗り上げた徴用工問題への「江戸の仇を長崎で」的な乱暴な対応と見られても仕方ないような時系列でなされました。現にそう解釈して溜飲を下げている人は少なくありません。しかし、これで果たしていいのだろうか。人類がようやく到達した人権の地平にあって、日本の私たちとしては、戦後賠償は難問であっても避けて通るわけにはいきません。解決をはばむかに見える条約や法律の壁を前に涙を飲む人々、なんとか壁を越えようと人間性を賭けて苦しむ人々、諦めずに信義を貫く人々……花岡、西松建設、三菱マテリアルと、戦後賠償裁判に半生を賭けた内田雅敏弁護士の怒涛の80分のお話からは、さまざまな人々の姿が浮き上がり、韓国との懸案にも「条理に叶う」解決の道はきっとあることを確信させてくれます。戦争の時代を振り返る8月、今年も広島長崎は被害の地から平和を訴えますが、花岡(秋田)、安野(広島)など、加害の地から地道に平和を訴えている地域があることを知っていただきたいと思います。