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小泉さんの郵政民営化で、いま郵便局がどうなっているか・・・などということにはすっかり関心が薄れていましたが、ここにきてとんでもない不正が発覚しました。
顧客に有利な利率の生命保険を解約させて、不利な保険の乗り換えさせ、しかも、ノルマ稼ぎに前の保険と二重契約させたり、前の保険の解約後に無保険の期間が生じるのに数カ月たってから新たな保険に入らせたり、新しく保険に入ろうとしたら病気があるからダメと言われて無保険になった人、死んでも保険が出ない人、保険料がばか高くなった人が続出。選挙中にこの業界では大問題になっていました。
その原因を探ると、結局、無理な郵政民営化政策にあります。山田さんが、解説します。
郵政民営化は、日本の「共同体」としての穏やかな結びつきが急速に壊れ、ハゲタカ自由主義・経済至上主義の前に、国民の富を投げ出すというこの時代の流れの象徴でもありますね。
誰のために政策を立案するのか、その基本スタンスを変えなければ、何十年もたってからこっぴどいツケを払うことになるぞ、よく考えていかないとこの社会は私たちのものにはならないと痛感する30分でした。
収録は2019年7月23日