秋田県の掛け合い歌「掛唄」ーもうひとつの民謡としてー|梶丸 岳 京都大学人間・環境学研究科 助教

チャンネル名: 

梶丸 岳 京都大学人間・環境学研究科 助教(講義当時)
 掛け合い歌は決まった旋律に即興で歌詞を付けて歌を掛け合う芸能です。
掛け合い歌は歌ではありますが、多くの場合音楽性よりも言語表現の巧みさのほうに重点がある点で、普通「歌」と聞いて思い浮かべるものとは異なります。
 本ミニ講義では、映像資料などもお見せしながら、私がこれまで調査してきた掛け合い歌のうち、とくに秋田県の「掛唄」についてご紹介していきます。「掛唄」は江戸時代の「お籠もり」に由来するとされる掛け合い歌で、横手市の金澤八幡宮では大正時代から形式が整備されて大会となり、現在も金澤八幡宮と隣の美郷町にある熊野神社の2箇所で大会が行なわれています。大会では「仙北荷方節」という民謡の節を流用した旋律に、7・7・7・5の音数律になるべく合わせて完全に即興で歌が掛け合われます。その後の直会においてもより自由な掛け合いが行なわれることもあります。本講義では掛唄の現状とともに、この歌がいわゆる「民謡」とは違う進化を遂げた民謡であることについてお話したいと思っています。


フェイスブック | RSS Feeds 
info★shiminmedia.com

市民メディア放送局の概要 Since 2015.09.19 ~