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【放射線被ばくを学習する会】
山田清彦さん（核燃サイクル阻止1万人原告団事務局長）
青森県六ヶ所村の再処理工場は、原発で発電に使われた使用済み核燃料から猛毒プルトニウムを取り出す工場です。
死の灰を閉じ込めている燃料棒をわざわざ切断し、トリチウムなど放射能を放出させます。
死の灰が溶け込んだ高レベル放射性廃液を事故などで冷却できなくなれば、福島原発事故をはるかに凌ぐ大惨事となります。
しかも高速増殖炉「もんじゅ」が廃炉となった現在、再処理で取り出したプルトニウムの現実的用途は非常に限られています。
MOX（ウラン・プルトニウム混合酸化物）燃料を使える原発は非常に少なく、再処理すればするほど余剰プルトニウムが増え、核拡散防止に反する事態になります。
下北半島には、再処理工場だけでなく、再処理で生じる高レベル放射性廃棄物一時貯蔵施設、低レベル放射性廃棄物埋設施設、ウラン濃縮施設が作られ、MOX加工施設も建設予定です。
ムダで危険な再処理事業の費用は、電気代に上乗せされ、私たちが支払わされています。
「青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない条例」制定を求める署名にご協力を！
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