自民党の犯罪者を裁け!

日本政府の間違った増税政策で、30年以上も不況が続いてきました。庶民に減税して経済回復!

20211203 UPLAN 指宿昭一「ウィシュマさんの殺害の真相究明と技能実習生制度の廃止にむけて」

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【壊憲NO!96条改悪反対連絡会議】
労働者・市民のみなさん!
現在日本の移住労働者(外国人労働者)は170万人以上といわれ、少子高齢化が進行しているため、移住労働者は今後も増加し、日本の労働力の重要な一角を担うことは確実です。その移住労働者は、奴隷労働と言われる技能実習生に典型的にみられるように、低賃金と劣悪な労働環境、そして人権侵害のなかで日々、労働しているのです。
労働者・市民のみなさん!
報道によると、名古屋出入国在留管理局でウィシュマ・サンダマリさんが、今年3月に死亡しました。その原因は、彼女が起き上がれないほど衰弱し、点滴を求め、仮放免を求めても、当局がこれを拒否したことにあります。私たちは、日本の入管施設でもこのような人権侵害の行為が行われているのか!と衝撃を受けました。しかも、2007年から各地の入管施設で17人もの人びとが亡くなっているのです。
ウィシュマさんは身体が衰弱しているのに入院も許されず、死亡させられたのです。さらにウィシュマさんの妹、遺族が監視カメラの全面開示を求めているにもかかわらず、当局は開示せず、指宿弁護士は「未必の故意の殺人罪となる可能性がある」ため、名古屋地検に早く捜査を進めるよう求めています。
労働者・市民のみなさん!
日本が世界的にも批判されているのは「奴隷労働、人身取引」と指摘されています。外国人の技能実習制度です。日本政府は,「技能、技術を通じた国際貢献」と言っていますが、実際は安価な労働力の確保が目的です。
また職場を変わる自由が認められていませんし、技能実習生が日本に来るとき、仲介業者が介在して、例えばベトナムでは手数料として100万円を支払います(この金額は、ベトナムでは3~4年の年収に当たります)が、実際にはかれらは借金をして日本にやって来るのです。
さらに多くの場合、女性の実習生たちは「妊娠・出産の禁止」を言い渡されており、これに違反すれば、強制的に帰国させられます。このようなことも当たリ前のように起きているのです。
現在、日本には40万人もの技能実習生がいます。指宿弁護士がアメリカ国務省から人身売買に関する「ヒーロー」として表彰されたのは、このあまりにもひどい日本の技能実習制度に、国際社会が厳しい「NO!」を突き付けているからに他なりません。
労働者・市民のみなさん!
誰にたいしても差別をしてはならない、これが世界の流れです。しかし日本では、国家が移住労働者・非正規労働者等への差別をしています。私たちは、その差別を許している現実を直視し、討論していきたいと思います。
そして、労働組合でもこの問題に対して、同じ労働者として取り組みを開始することが必要ではないでしょうか?