2020年4月。
米軍普天間飛行場から、泡状の物質が基地外へ漏れ出した。
沖縄防衛局は米軍側情報として「泡消火剤が使用された際に流出した」と発表。
翌2021年8月、在沖米海兵隊は米軍普天間飛行場から「PFOSを浄化した汚水約6万4千リットルを下水道に流す」とに日本側に通知。
沖縄県による抗議を、米軍は「受け付けない」と拒否。強硬な態度をあからさまにした。
これらに先立つ2019年。
県内各地の水道水から、高濃度の「PFOS」が検出された事が報道された。
市民、特に幼い子供をもつ母親たちによる「水の安全を求めるママたちの会」が立ち上がり、「PFOSとはなにか」を学びあう学習会が開かれていた。
今回のウィークリー沖縄は、2019年頃から表面化した、在沖米軍が排出する有機フッ素化合物「PFOS」による水質汚染に迫る。