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島がミサイル基地になるのか 若きハルサーの唄

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島がミサイル基地になるのか 若きハルサーの唄

沖縄県石垣島では陸上自衛隊ミサイル基地建設が、於茂登(おもと)山のふもとでコロナ下でも進められている。石垣島にとって陸上自衛隊基地建設は、初めてのこと。この問題に対して先ずは住民の意思を確認してほしいという願いから、2018年の暮れ住民投票条例制定を求めて署名運動が行われた。結果集まった署名数は14263筆。この数は石垣市の有権者の3分の1を越える数であった。

これを受けた石垣市議会は2019年2月1日、住民投票条例案を10対10の同数、議長採決で否決した。しかし、石垣市には市独自の自治基本条例があり、そこには有権者の4分の1以上の署名が集まれば、市長は住民投票を行わなければならないと記されている。しかし石垣市長は、「条例案はすでに議会で否決された」と住民投票実施を拒み続けた。

これに対し「石垣市住民投票を求める会」(代表・金城龍太郎さん)は、裁判に訴えたが、一審の那覇地方裁判所は「(住民投票の規則の制定がされたとしても)一般的、抽象的な法的効果を有するにすぎず」「(住民投票の)規則等の制定が処分に当たると解することはできない」(判決文)とし、本件は行政訴訟の対象にはならず「却下する」という判決を下した(2020年8月27日)。それはつまり、自治基本条例にある規定数の署名を集めても市長には住民投票を行う義務は無いという判断である。

この問題以下の点で全国的な意味を持つ。
① 自治基本条例の履行義務を裁判所に迫った全国初の裁判であり、今後の地方自治のあり方を左右する。
② 日本政府、防衛省が積極的に推し進めている南西諸島の自衛隊強化、ミサイル基地化政策の是非を問う。

今裁判は控訴審(福岡高裁那覇支部)に移り、3月23日判決が下される。

*裁判日程
3月23日(火)午後2時
控訴審判決
福岡高裁那覇支部(沖縄県那覇市)