2020年12月15日。
沖縄県は、沖縄防衛局が同年9月に提出した「名護市辺野古の新基地建設を巡る埋め立て変更承認申請」に対し、名護市在住者から提出された意見書579件が、全て「新基地建設に否定的意見」であったと公表。
ところが翌16日、渡具知(とぐち)名護市長は、軟弱地盤問題等には一切触れず、設計変更申請内の「埋め立て地用途変更」についてのみに触れ、「異議なし」とする市長意見を議会に提案・可決を試み、これに対して市民から抗議の声が噴出した。
今回のウィークリー沖縄は、辺野古埋め立てに係る設計変更問題に対し、名護市長と市民がどう向き合っているのかを追った。