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【あかん!都構想 告知なし街宣】 れいわ新選組 代表 山本太郎、 2020年10月29日夜

人物: 

山本太郎:
大きな音でごめんなさいね。お仕事帰りの方、お疲れ様でした。そして、これからまた2つ目のお仕事に向かわれる、そういう方もいらっしゃるかもしれません。マイクを握っている私は、れいわ新選組。国政政党です。変な名前でごめんなさい。れいわ新選組代表の山本太郎が天満橋、お邪魔しております。

何を喋るのかってことなんですけど、11月の1日に大阪で住民投票ありますよね? この住民投票の中身についてなんですけど、皆さんはもう十分ご存じなんですかね? デメリットもメリットも含めた上で、もう十分に知っている、投票に行けるって方もいらっしゃるでしょうけど、そうでない方もいらっしゃるかもしれません。なので、ぜひ皆さんとその中身、シェアをしていきたいなと考えております。

で、この中身についてどうこう言う前に、これまでの10年間は大阪維新の会が、この大阪を10年間コントロールしてきたわけです。この10年間によって、この大阪は本当に成長してきたかどうかって非常に重要じゃないですか? 本当に成長してきたならば、大阪市の廃止っていうこともひょっとしたらプラスになるかもしれませんよね。でも一方で、この10年間という時間を使っても大阪を成長させられなかったとしたならばこれ、彼らの言っている「大阪市の廃止」っていうのは非常に危険なことなんじゃないか? 

それを考えると、まずやりたいことは何かと申しますと、「大阪は成長したのか? この10年で」というところをクローズアップしていきながら、維新がコントロールした10年間の大阪を数字でしっかりと振り返って参りたいと思います。

こちらのポスター知ってますか? 「大阪の成長を止めるな。」これ、大阪維新の会のポスターですよね。で、これ1年前に貼られ出したんでしょうけど、私、見たとき、はっきり言ってワクワクしたんです。非常に力強い素晴らしいキャッチコピー。ただし、このキャッチコピーを使っていい者は限定されます。なぜ限定されるのか? たいして成長もさせてないのに「大阪の成長を止めるな。」というキャッチフレーズを使った場合はこれ、詐欺です。一方で、しっかりと成長さしていたならば、これは使っていいでしょう。そこら辺も検証して参りたいと思います。

はい。こちらご覧いただいているのは、大阪市民の消費支出の推移、2007年から18年の間を見ております。大阪市民が、よりお金を使える状況になったかどうか。要は10年間の大阪維新の活躍により、皆さんの所得は上がっていったかってこともわかるって話なんですね。こちらご覧いただきます。2本の線グラフがございます。何と比較しているんでしょうか? 大阪市と大都市の平均で比較をしています。大阪市も大都市です。その大阪市と大都市の平均を比較したらどうなったか? 上の線グラフが大都市の平均。そして下の線グラフが大阪市になります。つまりは何か? 大都市の平均を下回り続けているのが大阪市のこの状態。消費支出は大都市の平均に負け続けているっていうのが、この2007年から18年までの大阪の実態だってことです。

つまりは、「大阪の成長を止めるな。」このキャッチフレーズ、ちょっと盛り過ぎじゃないですか?って話なんです。皆さん、どう考えられます? 

続いてこちら。主要都市の県内GDP。県内GDPって何かっつったら、大阪の府内で考えるならば大阪府内で新たに生み出された付加価値。もっと簡単に言ったら、大阪府内で回ったお金。もっと簡単に言ったら、大阪府内で生み出された儲け。で、そういったことを4つの都市で比較をしてみましたという内容です。東京と兵庫、そして愛知と大阪、この4つで比較をしたら、大阪どこにいるかわかります? 最下位なんです。

「大阪の成長を止めるな。」ってちょっと言い過ぎてません? 実態と乖離してません? で、もう一度先ほどのグラフに戻ります。

このグラフは2006年から16年の間を見ているグラフなんですけれども、この主要都市4つ、東京、兵庫、愛知、大阪の4つ。この4つの都市の中で今はリーマンショックの前まで景気を戻せた。100年に一度の経済的危機と言われたあのリーマンショック。あのリーマンショックが起こる前まで景気を戻せたよという都市が4つのうち3つあります。どこでしょうか? 答え。「大阪以外」。

「大阪の成長を止めるな。」。明らかに言い過ぎです。皆さん、どう思われます? で、こちらのほうをさらに深めて参ります。何か? 

県内GDP。これを見ていくと、先ほどの比較対照したその対象をさらに増やします。関西圏でも増やしました。滋賀県、京都府、兵庫県、大阪府、そこに全国の平均というものも混ぜてみました。大阪どこにいます? 2006年から16年の間、大阪はどこにいますかね? 最下位なんですよ。

つまり、「大阪の成長を止めるな。」っていうキャッチフレーズはやりすぎなんです。実態伴ってない。成長していない。日本における第二の都市っていうのは大阪なんですよ。その大阪において、どの都市にも関西圏でも全国の平均にも負け続けている、これが大阪の実態。これが大阪維新が大阪を10年間コントロールしてきた結果。

で、続いては、1人当たり県民所得。1人当たりの県民所得。で、先ほどの通り、4つの都市で比較しております。東京、兵庫、愛知、大阪、1人当たり県民所得。大阪どこにいます? 最下位なんです。

「大阪の成長を止めるな。」もうこの時点で詐欺です。

で、続いて、先ほどの1人当たり県民所得というものをさらに深めて参ります。何か? 京都府、滋賀県、兵庫県、大阪府、そして全国の平均、1人当たり県民所得、2006年から2016年の間。大阪どこにいます? 最下位なんです。最下位。

で、さらに深めます。何か? 1人当たり県民所得がどう上がったか、どう下がったかを個別に見ていきます。滋賀県、2006年から16年の間、この10年間の間に滋賀県は3.9万円、1人当たり県民所得が上がりました。続いて京都、1人当たりの県民所得は15.4万円上がった計算になる。ひとつ飛ばして兵庫、兵庫は下がりました。兵庫は1人当たり県民所得マイナス3.2万円。で、問題の大阪、赤で囲っているところ、これを見てみると何がわかるか? マイナス18.4。

維新が大阪をコントロールするようになって、大阪が景気良くなった、成長してるんじゃないかっていうのは幻想どころか妄想の域です。

「大阪の成長を止めるな。」これこそがデマだろって話なんです。つまり何が言いたいか? 雰囲気だけで捉えていると、大阪の街がこの10年でどれくらい壊されてるかっていうことは、なかなか気付けないってことなんです。テレビの中でふんわりと「維新になって、ようなったやないか」そういうことを、お友達のよしもとの芸人たちが盛り立てる。それによって皆さんなんとなく、「良くなったんじゃないか」「力強いことも言ってるし」「なんかリーダーシップを発揮してるんちゃうか」と思っているかもしれませんが、実際に数字を見てみると、「大阪の成長を止めるな。」という資格がない。言うほど成長させてないっていう現実がご覧いただけたと思います。

で、なぜ維新が、なんで大阪維新では、大阪が成長できないか?っていうところに注目していく必要があるんだろう、そう思います。

それは彼らが描く大阪の成長戦略そのもの自体が間違えてるからじゃないか、こういうところに帰結します。つまりは何か? 今、彼らが大阪の成長戦略として掲げているもの、何がありますかね? カジノ。「大阪の成長戦略はカジノです。」その言葉だけを聞くと、なんとなく「ああ、そうなんだ」って思うかもしれない。横文字になると、ちょっとこれやわらかく聞こえるんですよね。だから、ちゃんと日本語に直したほうがいい。カジノとか、IRとか、よくわからないんだから日本語に直してみたらどうなるか? 「大阪の成長戦略は博打場です。」そう聞くと、ちょっと印象変わりません? はっきり言って異常なんですよ。そういったものが成長戦略、そのトップに掲げられるっていうのは、これもう衰退極まった都市や国やっていうところが中心になってくるんですよね。大阪ってもう終わった土地なんですか? 私はそうは思いませんよ。第二の都市ですよ。十分なポテンシャルもあるのに、この10年をかけて、しっかりと大阪を着実に底上げして経済成長に導いてこなかった者たちがいるから、こういう結果になったんだろうと。

そう考えたときに、やはりその舵取りが悪かったんだろうと、そう思うんですね。

で、彼らが掲げているこのカジノに関して、一体、どんな試算を持ち出しているのか?ってことに注目をしていきます。彼らが一丁目一番地と考えているであろう、成長戦略のカジノ。この維新さん、カジノの売上がどれくらいになるかっていう部分に対して、3800億円くらい上がるでっていう話になってる。で、そのうちの大阪府、大阪市に対しては年間700億円くらい入るんやで。3800億円のあがり。そのうち大阪府、大阪市には700億円落とせるんやから、これはやったほうがいいん違いますか? 皆さん。そういう話なんですね。でもちょっと待って。それ、どういう前提を置いて試算していってるんですか? その前提を見てみればちょっとあり得ないんじゃないの?っていう形が見えてくる。何か? 

その試算の前提となるIR、いわゆるカジノ。IRの年間入場者数をどう見積もっているか? 2480万人と見積もっているんですよ。そんなに来る? だって大阪USJ。このUSJの過去最高の入場者数1460万人なんですよ。あのUSJでも最高にお客が入ったって言われるときで1460万人。それをIRだったら1000万人以上増やせるって言ってること自体に無理がないですか? 前提の置き方自体が詐欺、前提自体が現実離れをしている、そう言わざるを得ない。

で、どうして大阪がここまで成長しないという状況になったかって考えたら当然、先ほど言った通り成長戦略に誤りがあったということなんですよね。じゃあ本来ならば、どういった成長戦略が一番望ましかったか?ってことを考えるならば、大阪の特色、大阪の特色を見るしかない。大阪の特色って何?って。中小企業でしょう。大阪の屋台骨って中小企業でしょう? これ、日本の屋台骨でもありますよ。日本全体で考えるならば、その企業のうちの99.7%が中小企業。そこで働く方々、労働者の7割。それを考えたら当然、日本という国も、そして中小企業が多いこの大阪も、そこに対してしっかりと底上げをしていくっていうことが一丁目一番地のはずなんですよ。「カジノ? 何をおっしゃってるんですか?」そういうことなんですね。じゃあ、この10年間の間に大阪維新がしっかりと、この大阪の屋台骨である中小企業に対して、底上げをやってきたか?ということを見ていくと、逆の答えが見えてくる。

「身を切る改革」。聞いたことありますよね? 「身を切る改革」。これ、聞こえはいい。「無駄があるんでしょ? そこは省かなきゃね」。ここ、結構みんなに受けがいい。でも切る場所を間違えたら死にますよ。切る場所を間違えて、それで「借金減らしました」「こんなに貯金が貯まりました」って言われたって、その貯金には犠牲が伴っているってことを考えなきゃならない。

じゃあ、一方で、大阪のこの屋台骨、中小企業に対してこの10年間、どういったことをやってきたんですか?っていう中身を見てみると、なんと、中小企業に対する振興予算。底上げに対して9割カットしてきたっていうのが維新だっていうのがよくわかる。

中小企業、これ大阪市です。中小企業の振興予算。これ、維新になる前と比べるならば、それに対するこういうような予算は9割カットされてしまっている。当然、成長しませんよ。むちゃくちゃですよ、こんなん。大阪を10年疲れさせたんですよ。

考えていただきたいのが、この20年以上、日本はデフレなんですよね。デフレってどういう状況ですか?っつったら、世の中にお金が回ってない状態です。将来に不安がある、お金を出したくない、もしくは出すお金がない。これで消費が弱ります。消費が弱れば当然、そこに投資する企業も減ります、消費と投資、合わさって需要が奪われ続けた20年以上、そこで一番苦しんだのは何かっっつったら中小企業ですよ。このデフレの20年、どれくらい異常かっつったら、先進国の中で、20年以上デフレが続く国が存在するか。私、参議院時代に安倍さんに直接聞いたんです。答え、「存在しません」。当たり前やろってことなんです。

一番やらなきゃいけない時には、世の中に回るはずだったお金が回らない状況なら、国が通貨発行権を使ってお金を注ぎ足していかなきゃならない。でも国はそういう形にはならなかった。国がポンコツであるときには、地方政治のトップがちゃんとやってくれれば、まだ地方は救われるんですよ。地方政府が、大阪市が、大阪府がしっかりと成長戦略に則って、その地域の特色に則った底上げをしていけば。でも、大阪ではそういうことがなされなかった。逆に10年間、切り続けた、削り続けた。無駄だとして。

その結果、どうなったか?って、先ほど見ていただいた通り。成長? この10年間。足踏み? いや、後退じゃないですか? そういう状況が生まれてしまった。自分たちの市域に、自分たちの府域にお金を流し込む、それで底上げをしていく。中小企業の人件費や発注するような費用などにも広がっていったら、当然、その地域にお金、回るわけですよね。そういう使い方ではなくて、一部の何かにお金が流し込まれたりとかするような使い方をしていけば、当然、その地域はどんどん衰退していって、お金の流れっていうのは偏っていくわけですよね。

で、これから話したいことなんすけど、何かっつったらこの10年間、大阪を衰退させてきた大阪維新の会。この方々が進めようとしている都構想とやら。これって大阪のために本当になるんですか? そのことをもう一度皆さんに考えていただきたい。この10年が大阪にとって本当にプラスになってきた、経済成長著しいって言うんだったら、ひょっとすれば、大阪都構想といわれるようなもの、この大阪市の廃止っていうものも、ひょっとしたらプラスになるかもしれない。でも10年を遡って見てみたところ、どうやら大阪は衰退をしているようだ。全国の平均どころか、関西圏の中でもずいぶん低調だ。これを見たときに、彼らが示す、その将来像、彼らが示す方向性っていうのは、私はまず間違っているということを前提に、皆さんに検証していただかなければ大阪が、より沈む。大阪が沈めば当然、全国沈みます。それを考えると、「大阪に関係がない、山本太郎何しに来た」って言われるんですけど、当然、来なきゃダメなんですよ。大阪が衰退するってことは、全国沈みますから。日本で政治家を名乗るならば、当然、この局面で皆さんに対して、ぜひ情報をシェアしていきたいというつもりで今日は天満橋にやって参りました。これから話を続けたいと思います。大阪市民のためになるんかな? なれへんのかな? 

まず大前提の共有をしたいと思います。2週間、大阪で活動しています。皆さんにこのような形でいろんな駅でお話をしていますよ。で、よくある間違いがあります。「住民投票、どうなさるんですか?」「いやぁ、大阪が「都」になるんやったらええやんか」みたいなこと言う人いるんですよ。ちょっと待ってください。間違ってます。

大阪は、「都」にはなりません。「大阪都」にはなりません。現状のルール下では、大阪は「都」にはなれない。そもそも今回の住民投票は、そういう趣旨の類ではございません。

ご存じの方はごめんなさい、お付き合いください。

都構想を名乗りながら、「都」にはならない。

すでに詐欺のようなアプローチですけれども、11月1日の住民投票で、一体何が問われるんでしょうか? 

賛成が多数になれば現在の大阪市政令指定都市である大阪市は消滅致します。

先日びっくりしたんが、維新の議員さんが、国会議員が道端でね、演説してたんです。それを動画で観たんです。何を言ってたか? 「大阪市はなくなりませんよ」って言ってたんです。これ、明らかに間違いです。間違い、または騙そうとしてるかどっちかしか考えられないです。

話戻ります。消滅をしてしまう。今回の住民投票の結果では消滅をしてしまう。

こちら、選挙管理委員会、作ったポスター。そちらを見ても一番下の赤いラインが引いてある部分を読めば、大阪市が廃止することに皆さんに問う。それだけじゃなくて大阪市を分割して特別区を設置するっていうことを問う、そういう住民投票なんだってことがお分かりいただけると思います。「もう常識やろ、そんなこと」って思ってる方いらっしゃるかもしれないですけど、意外といらっしゃるんです、まだこの内容をご存じない方が。

要は、「大阪市が消滅するんやろ?」「新たに4つに分割するんやろ?」「特別区になるんだよね?」。そうなんです。

でもね、それっていいことなんですかね? 皆さんはどう思われてますか? 

私は、大阪市民は損をする、そう思ってます。今日、私がマイクを握る理由は、どうか皆さん、大阪市なくさんといてください。投票所で投票用紙には反対って書いてもらいたいんです、という気持ちを、まず大前提にお話をしたいと思います。

なんのために大阪市を廃止させんの? これ一番重要な部分ですよね。動機というか、その理由。何のために大阪市廃止すんの? これを一番わかりやすく説明してくださってんのがこの方なんです。

橋下徹さん。大阪府知事の時代に、こういう発言をなさっています。「大阪市が持っている権限、力、お金をむしり取る」。これ非常に違和感があるご発言なんですね。どうしてか? 大阪府知事がなぜ、大阪市の権限や力、お金をむしり取るっつってるんですか? まさに今回の大阪市が廃止されてしまえば、このような形になっていく、そういうお話でございます。

現在の大阪市、これ政令指定都市ですよね? 政令指定都市って何かっつったら自治体、いわゆる市区町村と言われるようなもの。市や区や町や村、こういう自治体にとっては横綱クラスなんですよ。一番力持ってるでって話なんですね。財源も権限もいっぱい持ててる。なぜならば政令指定都市だから、それが大阪。その大阪を廃止する? 本来であるならば大阪市民のためだけに使える財源や権限、こういったものが大阪に吸い上げられるんだっていう、大阪府に吸い上げられるんだって話なんですね。

はい。私はこう呼んでいます。大阪府による「カツアゲ」「ネコババ」が始まるという話をしております。どういうことなのか? 

まずは財源から見ていきたいと思います。左側に書かれているのが、税財源。税財源。現在の大阪市の税財源。で、皆さんから税金でいただいて、それをサービスとして提供したりとか、使っていくわけですよね。それが今、左側なんです。大阪市。で、これが廃止されれば、右側に移ってしまう。どれくらい減ったか? 目でわかりますかね? ずいぶん減ったことが確認されると思うんです。大阪市が廃止されれば、それまで持っていた財源は4分の1程度に激減。これで、これまで通りの大阪市並みのサービスが提供できるかっつったら、かなり難しくなるって想像、皆さんされません? 

で、先ほど、大阪府知事時代の橋下徹さんが、大阪市の「権限、力、お金をむしり取る」、そのお金をむしり取るの「お金」の部分が、今の一例でございます。で、他にもむしり取ると言っているものがあります。何でしょうか? 権限です。権限はどうなる? 

今、こちら、書かれている表、そのすべて大阪府にカツアゲです。この表、遠くの人見えます? サバンナでライオン見つけられるくらいのレベルじゃないと、この文字を読めないと思うんですけど。前のほう来ていただいても良いですよ。ありがとうございます。でね、全部は読めないだろうから、代表的なもの、生活に近そうなものを、ちょっと口頭で言っていきます。病院、大学、融資制度、都市計画、消防、防災・危機管理、下水道、水道などなど。この表にある権限は、今、読んだもの以外にも、この表にあるすべてが大阪府に吸い上げられる、そういう話なんですね。すいません。

で、財源と権限を多く取り上げられてしまえば、吸い上げられてしまえば、当然、どうなりますか?ってことです。あなたのお家で考えてください。収入が減ったらどうします? これまで通りの生活続けられます? 難しいですよね。じゃあ、どこから始めます? 何を削るか考えますよね。それ自治体も一緒です。じゃあ、削るってどういうとっこから削る? 当然、サービスから削るでしょう。大きいですからね。他にもどういうことが考えられるか? 皆さんから料金を取ってるものに対して、それを値上げしたりする可能性もありますよね。こういうことで帳尻合わせないと、赤字は拡大して参ります。

で、私が心配しているそのひとつが水道です。失う権限のひとつに水道が含まれてます。で、その水道、料金上がる可能性あるんじゃない? これね、反対している人たちみんな心配してます。一方で、維新さん側、市長も含めて街頭で言ってること。何て言ってるか? 「あのね、気を付けてくださいよ。反対派の人たちが水道料金上がる言うてますけど、あれ、デマですからね」って言ってるんです。ちょっと待って。デマって言うけど、水道料金を上げないっていう根拠あるんですか? 大阪府が約束してくれるの? 大阪市が廃止した後も、水道料金上がらないなんて約束、どこにもされてませんよ。じゃあ、仕組みとして、これは水道料金が上がっていくっていう部分は否めません。

で、何が言いたいか? 大阪市民の皆さんは、水道代すごい安いんですよね。大都市の中で比べても水道代が安い。大阪府内で比べても、最も安いのが大阪市の水道料金。何でこんな安いの? 凄いシンプルなんです、答えは。財源があるから。それだけじゃなくて、権限持ってるから。財源と権限持ってるから、自分らで、自前で、管理・運営やってってるから、これくらい安い水道料金が、これ可能になるんだって話なんです。

水道料金上げる下げる、そういう話になった時に、これ、どこで話し合いされますか? 例えば、大阪市で考えるならば、これ自前で水道やってるんだったら、大阪の市議会でそういう議論がされるんですよ。水道料金上げるの下げるの、水道に関わる議論というの、どこでするんですか? 大阪市議会ですね。でも、大阪市が廃止されてしまえば、市議会はどうなりますか? 当然、廃止です。なくなります。しかも、水道の権限は、大阪府に持っていかれてます。そんな状態で、もし水道代上げるの下げるの、そういう議論をする場はどこになりますか? 当然、大阪の府議会になります。権限も持っていかれている、話し合いの場も府議会に移る。こんな状況の中で、どうして特別区だけいつまでも水道代が特別安いんですか? 「私たちは、高い料金を払っていますよ。彼らの水道料金を上げることによって、私たちの水道料金を下げるべきではないか」。こういう議論なされた時に、どこで話し合われる? 大阪府議会ですよ。じゃあ、これ、特別区の水道料金守れるか?ってことを考えた時に、大阪府議会に大阪市民がどれくらいの力を送り込めてるかってことを見れば、非常にシンプルなんですね。何か? 

大阪府議会の中に、大阪市選出の議員は全体の3割しかいないんですよ。つまり少数派なんですよ。多数決になっても楽勝負けるんです、これ。そうなった時に、もうすでに財源や権限も多くが吸い上げられて、加えて議会の中でも少数派。これでどうやって、今、特別区に分割されてしまったところに対して、これまで通りのサービスを供給し続けるってことを、府議会で話し合い進められます? だって大阪府議会って、大阪全体のことを話す場所です。それを考えた時に、特別区だけ特別って話にはなりませんよ。大阪市民だけ、大阪市民のために、それをやれるための場所はもう消滅しちゃってるんだから。どう考えても財源、権限、これらを奪われた上に、次の議会の中でも少数派ってことを考えるならば、かなり不利な立場に置かれるのが、消滅した後の特別区という存在になることは間違いないですよね。

で、今、受けてる皆さんの大阪市民のサービスは、今後もちゃんと継続されるんですか?って、これ非常に重要な部分ですよね。で、そのことについて、しっかりと書かれている部分があります。書かれているものがあります。何でしょうか? 「特別区設置協定書」というもの。その5ページに、今、皆さんが受けているサービスが、大阪市が廃止された後にもどうなるか?という部分が書かれてるんですね。で、読みます。「特別区の設置の際は、そういったサービスを維持するものとする」って書かれてるんですね。「あっ、維持されるんだ」と思われた方、もう一回ちゃんと聞いてください。「特別区の設置の際は」なんです。「設置される時にはサービスはある」。じゃ、その後どうなんの? その後は、この後段に書かれてる部分になります。読みます。「特別区の設置の日以後においても、そういったサービスを維持するよう努めるものとする」って書いてあんです。これです。「維持するよう努めるものとする」って何や? 努力目標ですよ。努力目標。努力目標って何か?っつったら、これが履行されなくても、これまでのサービスが続くっていうことにならなかったとしても、罰則も何もないんですよ。つまり何かっつったら、「ま、金があったらやるん違う?」「誰が? 大阪府がやってくれへんの?」「いやいやいや、特別区長でしょう」と。大阪市が廃止された後に、分割をされ、その特別区の代表者を選ぶのは、大阪市民、それぞれの地域の特別区の住民ですよね。選挙で選ばれる。その人次第違うか?って話なんですよ。「金があったらやりよるかもな」みたいな話。むちゃくちゃでしょ? これ。丸投げなんですよ。書かれていること自体。何の責任も取らないですよ。今のサービスが続く、そんな約束はどこにもされていない。どころか、その後の特別区に丸投げされてるんです。

でも考えてみてください。収入自体減ってんですよ。権限も減ってんですよ。その中で今あるサービス維持させること自体が非常に難しくないですか? その中で維新はなんて言ってるかっつったらね、「あのね、反対派の人らが言うてるんですわ、サービスは下がる言うて。あれね、デマですよ」言うてるんです。じゃあどうなんの?言うたら、「サービスは上がります」言うてるんですよ。いやいや、ちょっと待って。何を根拠に上がるとか言うてんの?って。意味不明ですよ。意味不明。

でね、一番重要なことは何か? やっていけるんですか? 大阪市を廃止してやっていけるんですか?っていうことが一番重要。ちゃんと計算してる? シミュレーションしてくれてんの? 成り立つんかどうか。赤字になんの? 黒字になんの? 考えてる? はい。考えてるんです。何を考えてるか? 財政シミュレーションってことをちゃんとやってます。ご心配なくってことなんですね。で、でもその財政シミュレーションとやらには、からくりがあるんですってお話をご紹介します。

こちら、毎日新聞の今年2月14日の記事。ご興味がある方、全部読みたい方はぜひネットでアクセスをしていただければと思います。タイトル読みます。「大阪市、財政試算やり直し 都構想へ「厳しすぎる」市長指示」。こう書かれてるんですね。エッセンス部分だけ読みます。

松井市長は記者会見で「大阪市の試算は厳しすぎる」としてやり直しを指示。この試算は「大阪都構想」の議論で、大阪市の廃止後に設置する特別区の財政が成り立つかを判断するシミュレーション。そう書いてるんです。この記事の中で重要な部分二つですよね、後段の部分を見れば、「ちゃんとやっていけんの? 大阪市廃止して分割した後」っていう部分には非常に重要なシミュレーションであることが書かれてて、問題部分が上なんですね。市の試算が厳し過ぎるってことで、やり直しを命じたのは市長だった。

ちょっと待ってください。だって、一体どうなるのか?ってことを出した数字が、いくら厳しかったとしても、それは受けとめなきゃダメでしょ? だってどうなるかがわからなきゃいけないんだから。もしもマイナスになったとしたら、そのマイナスをどう埋めるのか、埋められるほどのマイナスなのか、それとも何かを削減しなきゃいけないのか、そういう議論の俎上(そじょう)に上げるべき話を、話を変えて、「こんな数字あっかい」と計算方法を変えさせて再試算させるっていう道を選んだっていう、そういう話なんですね。

詳しくいきます。昨年の試算では161億円の収支不足、財源不足、そういうものが生じるとしていたと。その数字を見た市長が「こんなもんあっかい、計算やり直せ。計算方法を変えろ」という指示をした。こんなことやりだしたらむちゃくちゃになりますよ。知りたいのは本当の数字。逆に言えば、厳し過ぎるくらいの試算でちょうどいいんですよ。最悪の事態に備えて政治は準備をするっていうのが仕事なんですから。

で、特別区全体の財政試算方法を市長が変更させた結果、大きく変わっちゃったんですよ。何が起こったか? 奇跡が起こったんです。天満橋の皆さん。何か? 

試算方法を変えたら「収支不足は生じない」「財源不足が生じない」って話になっちゃった。マイナス161億。「おら、なんやお前、あかんやんけ。計算し直せ。計算方法を変えろ」「わかりました」。で、「市長、計算し直しました」「おう、もってこい。おっ、黒字やないか。ええ感じやな、OK」みたいな話ですよ。これ。やってること、むちゃくちゃじゃないですか? 維新マジック、言い方を変えれば、詐欺的手法なんですね、これ。こういうことだったら本当のことを何も見えない。実際に廃止させて4つに分割させて、それぞれやってみんと答えわからんよなっていう形に持ち込んでるってことですよ。こんなことされちゃったら一番、そのしわ寄せ、受けんの誰? 市民ですよ。元の市民。そして区民。

でね、一回やったから、一回やってみてあかんかったら、もっかい元に戻しゃいいやんっていうのは今回無理なんですよね。皆さんご存じだと思うんですけど。やり直しきかないんです。政令指定都市、大阪を廃止させて4つに分割させた後、うまくいかないから、赤字が膨らむから、じゃあ元の政令指定都市大阪に戻そやないかいっていうのは通用しない。それはできないんですよ。一回やってみようやないかいっていうノリでやられたら、一番迷惑被るのは元々の大阪市民、そして分割された特別区民になってしまう、そういう話です。

もう一度繰り返します。以前の方法での試算では161億円の収支不足。そして計算方法を変え、計算をし直したら、なんと今年の8月に出てきた財政シミュレーションは収支不足は生じない、赤字になりません、黒字でしたっていう話になった。これ何の意味があります? そしてこれから何を分かれって言うんですか? あまりにもこれ大阪市民に対しての誠意がない、愛がない、そういうような仕事をやられているってことです。

でね、もうわかってるんです。赤字になるってことは。ひとつの家に4人家族住んでて、その4人がバラバラに暮らすって形になって、コストは上がる? 下がる? 上がるに決まってるやん、そういう話ですよね。赤字になることはわかってる。だからその赤字の幅を極力削減していくためには、事前に削減するものを決めていくってことが行われてるっていう話です。

何が削減される予定なのか? 温水プール、24あるものが9つに。老人福祉センター26あるものが18に。スポーツセンター24あるものが18。子育て活動支援事業24あるものが18。なんでこんな減らされんの? 大阪市廃止さして分割させたら赤(字)がでかなったらあかんから、まずもって削減していくもん考えなあかんなっていうたらこういう話になる。大阪市廃止させへんかったらこれらは継続されるものでしょ? なんでわざわざ大阪市廃止さして4つに分割した上で、財源も権限も持ってかれて、その上にサービスまで削られんの? 大阪市民にとって得になんのこれ? そういう話なんです。

まあ結局、何が言いたいか? 本来ならば大阪市のためだけ、大阪市のためだけに使えるはずだった財源・権限、これらが多く大阪府に取り上げられて、その後どうなる? しわ寄せは? 元々の大阪市民にそれがいくっていう話でしょ? つまりはサービスの低下やそのサービス自体がなくなったりとか、他にも公共料金の値上げっていうところで当然、調整ってものを行っていくでしょう。調整を行うなら、そういったところで調整していく以外ないんですから。じゃ赤字が拡大していくということならば、まず調整されるべきものとして何が筆頭に躍るかってことなんですけど、当然、これ、大阪市はお金があるからやってこれたんですよというサービスから、これ削られていく可能性、当然高まります。

例えば敬老パス。高齢者の足。他にも子ども医療費助成。18歳になるまでは一医療機関あたり500円くらい上限にしておいたろかみたいな話ですよね。他にも塾代の助成事業、学校以外でも勉強したいんです、そういう子どもたちに対してちょっとだけやけど出したるわっていうサービス。もちろん問題ありますよね。この塾代、抱えてる部分あると思います。大の仲良しのよしもとさん、そこのスクールに通えるっていう部分にも使えたりとか。他にも、その委託している、そこにかかる費用が高過ぎる、そういうような問題もあるけれども、総じて見て、総じて、これらは継続してったほうがみんなにとってハッピーだよねっていうサービス。これらは大阪市が継続されるならば続くだろう。けれども廃止されたときに、これ帳尻合わないという話になるならば、まず削られる筆頭に躍り出る、そういう話でございました。

で、ここまでは山本太郎が大阪市を廃止させることによって大阪市民にとって、これ損しかないんじゃない? 大阪府にとってはプラスですよ。なかった財源、手に入れられるし。けれども大阪市民にとっては大阪府の財源が足りないとか不安定っていうところに対して、大阪市の財布に手を突っ込ませるっていうことが可能になる話ですから。当然、デメリット生まれますよ。デメリットあるかもしれない。というよりもデメリットありますよ。政令指定都市が格下の特別区になれば。だから、皆さんそれでもいいですか?ってことを今回、大阪市民限定で問うのがこの投票なんですよね。ずいぶんと重い内容だっていうことなんです。で、ここまでは山本太郎は、皆さん、これ反対したほうがいいんじゃないですか? 損する大阪市民の皆さん、よく考えてくださいっていう立ち位置でお話をしました。

こっから話すことは、ちょっと観点変えます。短めに話します。それは何か? 今、これやる必要あんの? 今、これやらなあかんの? そういう話です。

何か? 皆さん、国からの10万円。コロナのときに大変で、国が10万円給付するって言ったやつ、あの10万円はもういい加減、届きましたか? どうですか? まだ届いてない方いらっしゃいます? ほとんど、もう届いた方が大勢だと思うんですね。

で、6月25日の頃、これ新聞記事で出てたものなんですけれども、この10万円の給付、政令指定都市の中で、一番届くのが遅かったのが大阪市なんです。政令市って人口が多いからどうしてもお金渡すの遅くなっちゃうんですね。けれどもその政令市の中、20ある政令市の中でも大阪が一番遅かったっていう話なんです。

なんで遅かったん? 理由二つですよ。ひとつ、市長に危機感がなかった。どんな危機感? だって給料減ってる人もいれば、失業している人もいたり、非正規でシフトに入れなかったり、いろんな事情を抱えた人たちがいて、今を繋ぐお金がすぐに必要って人たち、いっぱいいるじゃないですか? 一刻も早くお金を届けなきゃいけないっていう責任感、危機感。そういうものが市長の中には薄れていたんだろうと。

もうひとつ。どうしてお金が届くのが遅かったのか? 役所がもうすでにいっぱいいっぱいだったってことですよ。手がいっぱい。回らない。そういう状況があったから10万円の給付も遅れたんだ。そういう話をデータをもとに話していきます。

はい。何か? このコロナの中で、「生活困窮者自立支援事業」、その中の相談支援窓口。「生活に困りそうだ」「すでに困っている」など、いろんな相談。それが窓口に集中するわけですよね。それが今年の4月、5月、6月、この3カ月の間に昨年の相談件数を上回る勢いだったってことなんです。当然ですよね。みんなが困る状況ですから。当然、相談窓口もいっぱいになる。去年を上回る勢いだった。もう今の時点では上回っているのかもしれません。あくまでも4月、5月、6月の3カ月で見た場合です。

でね、ここで心配しなきゃいけないのは何か?っていうと、もうマスコミ、テレビなどではしょっちゅう言われてることですけど、「今年の冬、感染者むっちゃ増えるんちゃう?」「パンデミック的なこと起こるんちゃう?」って言われてますよね。もうヨーロッパでは第2波みたいなものが到来してて、ロックダウンっていうようなことをやっていくっていうことを決めてるとこもある。今年の冬(に)、今年の春を上回るような状況が訪れる。そういう可能性っていうものをテレビなどでは報道されているはずなんですね。これを考えたときに、この春に窓口が集中して回らなかったっていう状態。10万円の給付が20の政令指定都市で、一番遅かったっていう状態。これ解消されてますかね? 冬に備えられてますかね? 春を上回る状態が冬にやってきたときに、これを乗り越えられるんですかね? それを考えたときに、ただでさえ回らない役場がこの冬にさらに回らなくなって、その上に大阪市を廃止させ、それを分割する作業までプラスされる。これやっていけるんですかね? 

先に行きたいと思います。こちら。「住宅確保給付金」。その申請件数、大阪市内で見た場合。住宅確保給付金、もう皆さんご存じだと思うんですけれども、「家賃が足らなくなりそうだ」とか「もうすでに足りていない」。とにかく「このまま行けば、もう今の住まいを失ってしまうかもしれない」っていう人たちに対して政府が遅ればせながら、すでにある制度を緩くして使えるようにしたんですね。コロナのときに。で、その申請件数4月、5月、6月の3カ月で、昨年度と比べて59.8倍、そういう状況になってたんです。これ、春を上回る状態が冬にやってくる。パンデミック、テレビではそう言われている。これ対応できますかね? さらにその数増えるとして。

で、これで一番まずいのが、「助けてくれ」という手を差し伸べてるけれども、その窓口や役場が対応できなかった場合、その手を握れなかった場合、何が起こるかっつったら、当然、路上に出なきゃいけない人たちが増えるってことですよ。この冬場に。春でさえもまだ寒さが残ってましたから大変でした。これが冬場になったとしたら状況変わりますよ。大きく変わる。だって緊急避難としてのネットカフェも、おそらくそういうときには使えない状態になっている。

それを考えただけでも、春にも回せなかった役場が、この冬にはさらに回らない状態がやってくる可能性を考えるならば、今そこに加えて、大阪市を廃止させ分割させるっていう、その仕事も上乗せするんですか? それでこの冬、乗り越えられるんですか? 

続いて、こちら。大阪の屋台骨、中小企業。その中小企業、この春にも非常に困ったんですね。当然です。資金繰りがいかない。だって消費自体が蒸発してしまったんですから。それを考えたとしたら、この春を上回る状況が冬に予測されていると言われている中で、それちゃんと回るんかな? 今年、コロナのとき、3月から7月の間で昨年の同時期に比べて97倍に増えたものは何か? 中小企業は資金繰りがうまくいかないという中で一般保証みたいな形でお金借りられる。なんとか一息つけた。でも、そのお金だけでは足りなくて、さらにお金が無かったら、もう潰れる。そういったときに別枠で融資を受けられるっていうものがあったんですね。「セーフティネット保証」。これに対して3月から7月で昨年同時期と比べたら97倍。このセーフティネット保証があったから会社倒さずに済んだって方々、事業者多いんじゃないですか? 

それを考えたときに、これね、見ていただいて、見ていただきたいのは97倍になったのは、あくまでも認定された数なんですよ。認定された数。つまりは申請件数っつったら別なんですね。今年の春を上回る状況が冬に予測されるんだったら、より多い申請数がやってくる可能性ないですか? 春は乗り越えられたけど、もう一回同じようなことが起こる。それを上回る状況で耐えられる、そんな事業者や企業、どれくらいあるんですかね? 

それを考えたときに、申請数はもっとあるって、それを処理できるだけのマンパワー、それをできるだけの役所の対応、その体制作りって、一番やらなきゃいけないことなんですよ。だって大阪市民の生命・財産を守るのが大阪市の仕事なんでしょ? それに対応できない。それをもう一度。10万円の対応も遅れた、窓口もいっぱいだ。もうすでにキャパオーバーですっていう状態で、この冬迎えるんですか? むちゃくちゃですよ。倒れそうな企業、そのまま倒れちゃいますよ。家、失いそうな人たち、そのまま家失いますよ。生活立ち行かない人たち、そのまま死ぬことになりますよ。これ脅しで言ってるんじゃなくて、実際に、春を思い出していただきたいんです。

私、東京でね、もう議員バッジもなくなって、政党の代表ではあるけれども、いろんな厚生労働省とかに掛け合ったりとかしてたんですけど、なかなか動かないんで、実際に街に出てたんですよね。で、例えば大きなターミナル駅とか回ってると、「今日ホームレスになりました」っていう大きな荷物を抱えた20代とか、30代、40代、50代。80代までいましたよ。もう寮を追い出されたり、他にももう住まいを失ったり、ネットカフェ追い出されたり。いろんなシチュエーションの人たちが街ん中に溢れてる。っていうか、その大きなターミナル駅にそれぞれもう所在なさげな状態でいらっしゃる。なんとか支援団体に繋げられるかっていうことをやったりはしてたんですけど。実際に皆さんがひょっとしてご覧になられていない景色が春にはあったっていうことをお伝えしなきゃいけないかなと思って。所持金1万円。所持金数百円。そんな70数歳、73歳とか、あと20歳とか、21とか、30歳とか、いろんなシチュエーションの方々が行き場無くして、そういうところで途方に暮れてるっていう姿をこの春にいっぱい見たんですよ。

大阪はどうでした? 家で仕事できてた人もいるでしょう。遠隔で仕事できてた人もいるかもしれない。そういう人たちはそういう景色を見ることは無かったかもしれない。でも実際は、そういうケースがいっぱいあったってことなんですよ。つまりは、「助けてくれ」っていう、その伸ばされた手を掴めない。そのまま倒れてしまう企業が出てくる。他にも、家を失いそうだっていう人たちの手をそのまま掴めないでいると、家失う、会社潰れる、他にも生活できなくなる。そういう人たちが増えるとどうなるかっつったら、本当に大阪、さらに衰退するんですよ。

困ってる人を助けるべきだろうっていうもちろん、政治はそのためにあるんだから、そういう立場ですけれども、それじゃ言葉通じない人たちいるんですよ。弱肉強食だろうって。自分がどんなときでもちゃんとやっていけるように、何にも頼らずに、貯蓄をしたりとか、準備しておかなかったほうが悪いんじゃないの?っていう人たちも、残念ながら少なからずいるんですね。だから、その人たちに通じるようにちょっと今、喋っていいですか? もしもそういう人が1人でもいたらいけないんで。

会社が倒れてしまうというってことは何が起こるかっつったら、その会社が生み出す新たな価値を失うことになる。その会社が回してきたお金も世の中に回らなくなるんですよ。つまり何か? ひとつの企業でも倒せば、その分、大阪市域に回るお金が減るんです。1人でも仕事を失ったりとかして、家を失ったりとかして、購買力を失うっていう、収入を失い購買力を失うっていう形になったら、その分だけ大阪市域に回るお金が減るんです。企業が多く倒産すれば、そして仕事を失う人たちがたくさん生まれれば、その分、大阪市域に回るお金が減るんです。その分どうなるかって? 大阪は衰退し続けるんですよ。つまりは何かっつったら、困ったときに「困った」と手を挙げる人たちに対して、しっかりと役場がすべてを補足していけるような状況の体制の強化をできないっていう状態が生まれれば、その分の状況はそのまんまみんなに返ってくるんですよ。大阪はそのまんま衰退するんですよ。

じゃあ、この冬、この疫病がさらに広がるって言われている。テレビなどでもパンデミックになるって言われている状況の中で、すでに今年の春でさえも役所は回ってなくて、10万円の給付も遅れて、こんな状況だったのに、すでに回っていない役所がさらに回らなくなるこの冬が予測されるのに、そこに対して、プラス大阪市を廃止さして、大阪市を分割させるっていう仕事まで上乗せするんですか? それによって失われる会社や、失われる命や、失われる生活や、そういったものが、すべて大阪の衰退に繋がるっていうことをできれば政治に皆さんが意思表示をしていただきたいんですよ。

なんで? なんでその意思表示をするか? この大阪市の最高権力者って、最大の権力者ってあなたじゃないですか?って話なんですよ。大阪の最高権力者は大阪市民ですよ。大阪のオーナーは大阪の市民なんですよ。今いる大阪をコントロールしているトップたちは、あれ、雇われ店長なんですよ。雇われ店長が自分たちの政治的野望のために、大阪を廃止させるとか分割させるとか、今、それやってるときか? ヨーロッパではロックダウンされて、北海道でも危機、その警戒っていうのをひとつ上げる状態で、この冬にはパンデミックがやってくるってことはテレビでは連日言われている。この状況の中で、春には役所は回ってなかった、10万円の給付も遅れた。その体制のまま、この冬乗り越えようとしている。そこに加えて大阪市の廃止分割、それも上乗せされる。

今やられていることは何かっつったら、大阪市民に対しての愛なんて微塵もない大阪の政治ですよ。それが姿を現して、住民投票として11月1日に行われる。こんな馬鹿な話はありますか? 大阪市の政治が行うべきことは何か?っつったら、大阪市民の生命・財産を守るのが仕事なんですよ。この期に及んでも、このゴタゴタの中で大阪市の廃止と分割を今、決めろって。やってること、この時点でおかしいんですよ。この時点でおかしな話なんですよ。優先順位違い過ぎるだろって。それに対して物を言えるのは大阪市民なんですよ。それに対して優先順位が違うだろって。それをやろうとしている人たちに首輪をつけているのが皆さんなんです、本当は。その首輪をつけてて、その紐を持っているのが自分だってことを忘れてしまっているだけで、あなたがコントロールしなきゃ、あの人たち好き放題やるんですよ。10年間で成長しなかったということもデータで見ていただいたでしょ? 大阪を疲れさせたんですよ。そこに加えて、まだやろうとしている。こんな危機が迫っているという状況の中でも、こんな危機が予測される中でも。このプロジェクトを一旦立ち止まらせる以外方法ないんですよ。このプロジェクトを止めていただきたい。そのプロジェクトを止められるの、あなたしかいないんですよ。大阪市民守れるのは、大阪市民だけ。すみません。ちょっと寒過ぎてちょっとおかしくなってきた。

2週間なんですよ。大阪入って。で、いろんなとこで演説してるんですよ。そしたら言われるんですよ。「お前、大阪関係ないのに何喋ってんの」って。「大阪の未来に邪魔すんな」って言われるんですけど、そんなわけいけへん。大阪衰退するってどういうことかわかりますか? 皆さん。大阪衰退するってことは、第二の都市がさらに衰退したら、日本全体衰退するんですよ。大阪の人が疲弊するってことは日本全体も疲弊するんですよ。悔しいのは何かっつったら、この大阪のトップに立っている人間たちが、大阪の人間に対しての愛がなさ過ぎるっていう行動を、今、最優先させてるっていうのが本当に悔しいんですよ。力を貸していただきたいんです。あまりにもおかしい。そんなに政治的野望を実現したいならば、せめてコロナが終わった後にしろよって。コロナが安定した後にしろよって。その命令を下せるのは、大阪のトップ、あなたしかいないんだよ。あなたが大阪のトップなんだよ。最高権力者であるあなたが、その命令を下していただきたいんです。このプロジェクトを止めること、それが一番の命令なんです。

そのためには何をしなきゃいけないかっつったら、投票に行かないってことは最悪の選択です。それは賛成の背中を押してしまう。白票で抗議を示す、そういう人もいるかもしれない。白票で出す。今、白票で出したとしてもそれは抗議にもならない。じゃあ、何をしなきゃいけないかっつったら、もう反対以外、このプロジェクト止める方法ないんです。もし、あなたが投票に行っていただけるなら「反対」そう書いていただきたい。そのお願いをするために天満橋にやってきました。

で、もうひとつお願いしたい。あなたの「反対」という1票で、今、止められるかどうかはわからない。このプロジェクトを止めるためには、あなたの「反対」という1票以外に、あなたからもう1票を拡げるってことを、投票日、その投票箱が閉まる前までやっていただかなきゃ、このプロジェクト止まんないんですよ。できれば一番興味を持っていなさそうな人。その人が一番話がしやすい、一番興味を持っていない投票に行かなそうな人に、どうかお願いをしてもらって「反対」って書いてもらってください。できれば一緒に連れて行ってください。その力がなかったら、このプロジェクト進行しちゃうんです。どうしてもこのプロジェクト、政治的野望を達成したいならば、せめてコロナが終わった後にしてくれよ。そういう命令を最高指導者であるあなたが、大阪市民のあなたが、それを政治にしっかりと意思表示していただきたいんです。

大阪市民を守れるのは、大阪市民だけ。冬場にこれからとんでもない状況になるという予測が立つというだけでも、その準備をもうやらなきゃいけない。政治は最悪な状態を想定して準備を進めるのが政治なんです。ぜひあなたの選択、ぜひ「反対」ということを考えていただけないですか? そしてもう1人、もう2人、もう3人、反対していただける方を集めてもらえないですか? どうかお願いします。大阪の未来背負ってるのあなたなんですよ。オーナーのあなたの背中にかかっている。力貸してください。よろしくお願いします。それを言いに天満橋にやって参りました。ありがとうございました。れいわ新選組代表、山本太郎でした。

で、この後なんですけど、できれば、れいわ新選組代表の山本太郎とツーショットで写真を撮っていただけないですか? で、その撮っていただいた写真、SNSなどにアップしていただきたいんです。で、SNSにアップできない方はLINEとかでも結構です。で、これアップするときの中身に関しては、山本太郎にプラスになることじゃなくてもいいです。逆に言ったら「こういうとこ気に入らん」とか。で、笑い者にしていただいても結構です。狙いは何か? 政治について周りで話をしてもいいんだっていう空気を、あなたから発信していただきたいってことなんです。どうかご協力ください。で、あなたが大阪市民であるならば、あなたの家の壁にこのポスターは貼れないですか? 「あかん!都構想」と書かれたポスター。あなたが大阪市民でないならば、この裏のポスター、「消費税は廃止。」と書かれたポスター。どちらかのポスターを貼っていただける方、ぜひお持ち帰りください。よろしくお願いします。ポスター貼ったとたんに村八分、そういう目に遭ったらごめんなさい。でも、一緒に乗り越えていただきたいんです。お願いします。チラシ、まだ持ってない人持って帰ってください。点字チラシもご用意致しております。私の右側、そちらがポスターなどを持っていただけるところになります。

あとLINEここに出しとくので交換してください。あなたとLINE交換したいです。お願いします。はい、ありがとうございました。そちらに並んでいただければ、順次ツーショット撮って参ります。並べない方は勝手に撮ってください。肖像権ほぼございません。ありがとうございました。ありがとうございました。

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